まんだらけコンプレック 1F ジャンプ再び！1976年～黄金期編。現物で見るジャンプの歴史。9本ショーケースぶち抜き展開中

以前同じく1Fショーケースにて展開したジャンプ創刊号～1975年までの通年セットの続編です。
後発誌のジャンプが大胆な新人起用でグイグイ売上部数を伸ばし「モンスター」と呼ばれはじめる黄金期突入していくまでを今回は出します。

今回のスタートの1976年。ジャンプ史の中でも大きな意義がある年代。発行部数が200万部を突破し最多巻数記録更新中の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が42号より新連載として開始します。

1977年。
2号車田正美『リングにかけろ』新連載。
41号江口寿史『すすめパイレーツ』新連載。
江口先生の登場です。すぐに好評を博するも途中よりジャンプを苦しめていくことになりますがそれはまだのちのお話。
1978年
41号こち亀100回突破。
これを期に山上たつひこをもじった山止たつひこ改め現ネーム秋本治へと改める。
→もう周知の事実であるので詳細割愛します。詳細知りたい方はウィキ参照。
45号寺沢武一『コブラ』新連載。
52号鳥山明『ワンダーアイランド』読切。
ジャンプをモンスターへと押し上げた鳥山明の登場です。ただ連載を得るにはこれから2年の歳月を要します。
1979年
21号宮下あきら『私立極道高校』新連載。
実際の学校名と卒業生の名前が使用されたということで1980年11号をもって打切へ。
22号ゆでたまご『キン肉マン』新連載。
29周年。今最も勢いのある漫画の一つのスタートラインはここでした。
1980年 300万部突破。
5・6号鳥山明『Dr. スランプ』新連載。
この鳥山明の登場が爆発的部数増加の起爆剤の一つとなる。
1981年
1号荒木利之『武装ポーカー』読切。
手塚を驚かせたデビュー、この時は荒木飛呂彦ではなく本名での登場。
すでに別格。必読のデビュー作です。
18号高橋陽一『キャプテン翼』新連載。
26号ジョージ秋山『アシュラ』読切。
40号北条司『キャッツ・アイ』新連載。
1982年
45号原哲夫『鉄のドンキホーテ』新連載。
この年は原哲夫以外でもまつもと泉、佐藤正が読切にて登場。
1983年
5・6号桂正和『ウイングマン』新連載。
26号徳弘正也『シェイプアップ乱』新連載。
41号原哲夫『北斗の拳』新連載。
42号荒木飛呂彦『魔少年ビーティー』新連載。
50号高橋よしひろ『銀河-流れ星銀-』新連載。

今回はこの年代をいずれもほぼ通年セットにて出します。
今のジャンプへ至る礎が組みあがっていくのがこの軽く紹介した年表からも見て取れると思います。これがいずれも現物にての登場。
文字上、単行本上だけでは感じれない当時の空気、それを感じてもらいたいです。昔懐かしいというだけでない、当時のパワー、熱。
脈打つジャンプの勢いが伝わってきます。
同年代の月刊ジャンプも合わせて出します。コンプレックス1Fショーケースにてまずは眺めるだけでも一つの大きな歴史を体感できる機会です。

(担当竹下)