そういった意味で言えば、漫画だと、水木とか藤子みたいな感覚で思っているのですけどね。
この短編の一つのアイディア(設定、世界観、トリック)で一つの長編がつくれるとは、短編で優れている作品でたまに話されたりしますが、ディックの場合それが現実になっているのは、映画などを見ればお分かりの通り。
ディックの短編は恐怖がさらりと描かれていて(それが恐怖とも分からず)、それを読者の胸で反芻させ(原始的恐怖に変貌させ)る力をもっているのがほとんどで、たまにいい話(?)だと思って読み終わってしばらく経つと、何かしらの奇妙な感覚を持っていることに気づくのが、僕の個人的な見解。
この作品集はディックの短編の中でも、心にひっかかる好短編を多数収録しています。
どちらかというと、読むというよりはディックコレクションの一つとして捉えておきたい単行本。
ですが、内容もいいですよ。
正直ディックの短編は何度も読み返ししているのですが、全く飽きないんですよね。
それどころか読めば読むほど、深読みしてしまう(クセのせいで)ので、だれかと論じたくなってしまって。。
と、作品紹介ですよね。
(これ中野の棚卸終わって一人残って書いているせいか(AM6:35)、寂しさと眠さで個人的な感想長くなりがちですね。すんません)
では気を取り直して、、
・パパそっくり
・フォスター、お前は死んでいるところだぞ
・ドアの向うで
・ハンギング・ストレンジャー
・消耗品
・根気のよい蛙
・よいカモ
・干渉者
・廃品博物館
・萎びたリンゴ
・小人の王
と、以上の作品がこちらには収録されています。
こうタイトルを連ねると、良作ぞろいなのが分かるかと思います。
干渉者、萎びたリンゴ もいいですが、個人的にハインラインの『なめくじ』好きとして、草川隆の一連のジュヴナイルSF好きとしてはやはり「パパそっくり」押しでいきたいですね(未読の方は是非!)
肝心のお値段ですが、こちらは背の色が若干薄くなってしまっているので、税込2625円での販売といたします。
シルバーウィークはディックの悪夢機械に飲み込まれてください。
(担当 三次)
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※通信販売のお申し込み、お取置きなどは9月24日 (木) 12:30からの開始とさせて頂きます。ご了承ください。
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