岩井の本棚 「2008ベスト」 第3回

うめだ店スタッフ編

2008年に限ってというわけではないのですが、ジャンプ勢の底力を感じましたね。

ワンピやナルトがここに来て大盛り上がりするし、トリコやバクマン。
など新連載も人気だし、ハンターも何気にけっこうな頻度で載ってたし。
スクエアも07年ほどの盛り上がりはないけど定着しましたしね。

旧作でもジョジョ、スラダンはアメトークつながりで人気再燃。
キン肉マンは29周年で。花の慶次はパチ人気で。

まあ、あとは実写化でドラゴンボールがもっかい盛り上がってくれればうれしいんですが・・・どうなんでしょうねアレ?
ちなみにドラゴンボールきちがいの当店スタッフ野尻は「すごいたのしみです!」と目をキラキラさせてましたが・・・。

第3回は中野店に次ぐスタッフ変態度を誇るうめだ店です。

今年のマイ本棚ベスト3


「Roman」桂遊生丸 集英社

やはりここはサンホラーとして押さえておきたい。
え、漫画化?え、ジャンプ?と予想GUYすぎて戸惑いましたが、今は遊生丸せんせーで良かったと心から思います。 独自解釈てんこ盛りの本作。賛否両論ありますが私は好きです。 やっぱりファンがやってこそのメディアミックスですよね!!
1巻カバーがヴィオレットということは、2巻はオルタンスなのかな?冬の子は何処行った。 フリルとレースとロマン満載の2巻は1月19日発売予定ですよー!

「MR.MORNING」高山しのぶ 一迅社

あまつきのヒットに隠れた、間違いなく名作。
虹石機関車ってフレーズを聞くだけでワクワクしてきませんか? 虹色の煙を吐く夢を乗せた気車…そこで働く個性的な人々… 闇も光も呑み込んで、今日も虹石機関車は走るのです。
読むだけでぎゅっとしてキューンとしてあああああってなります。 我ながらよく分からない表現ですが、読めば解っていただけるかと!

「群青学舎」入江亜季 エンターブレイン

漫画ってすごいなぁ!と思えます。これを読んだら。
やわっこい肌の感触。コーヒーの匂い。水の冷たさ。
そんなものまで感じられそうな圧倒的な絵の力。
特に女子供を描かせるとやばいです。可愛いです。美しいです。
キャラクターの生き様までが、絵柄そのままに愛しいです。
入江亜季さん だ い す き だ ! ! !
自己紹介
面白そうと思ったら何にでも手を出します。
漫画だってCDだって初見ジャケ買い当たり前。 Sound Horizonともそうやって出会ったんだっけ… 今じゃ立派な中毒です。もはや病気の域ですが幸せなので無問題。
近況
Sound Horizon 6th story CD Moiraのハモりを解析するのに夢中です。 聞けば聞くほど複雑にハモっているのでもう大変。 完全に再現しようと思ったら…もう…パート譜を作るしか… 毎日寝不足です。とても楽しいです。Moiraよ、これが貴柱の望んだ世界なのか!
最近気になったニュース
夜中のネサフのお友達、マンナンライフの蒟蒻畑が大変なことになった下半期で した。 ようやっと生産再開したようですが、未だに店頭で見かけないのはどういうことでしょう? 類似商品じゃ物足りないんです!蒟蒻畑でなくては!

うめだ店 田中

2008年の4コマベスト3


第1位 きゆづきさとこ「GA芸術科アートデザインクラス」

芳文社様、ひだまりスケッチの次はこの作品をアニメ化…でどうでしょう? 芸術科ならではのあるある?ネタが個性的なキャラクターとともに炸裂しまくってます。 楽しみながら何となく絵の知識もソコソコ身につく非常に優れた作品です。 きゆづき先生の独特の画のタッチもアートという題材にマッチしていると思います。

第2位 みずしな孝之「うわの空チュートリアル」

機会があれば一度観たいと思っているのが、劇団舞台ってやつです。
ただ僕が観てみたいのはミュージカルとかの大袈裟なやつではなくて、劇団新感線とかpiperなどの笑いも含んだやつがいいです。 この作品の舞台“劇団うわの空・藤志郎一座”もその一つ。それにしても漫画家と劇団員の2つの顔を持つみずしな先生はスゴイ!!演技がロボットになるくせは今でも健在なのでしょうか?

第3位 佐藤両々「そこぬけRPG」

ゲーム業界はその華やかさとはウラハラに修羅場のごときの業務内容だとよく耳にします。この作品からもその修羅場オーラが見てとれますが、 同時に“好き”を仕事にしている人達のちょっと?ズレた仕事愛から生まれるおちゃらけが楽しいです。
何気に現在のハードの力関係なんかもネタにしていてあながち全てがフィクションとは言い切れませんね。
自己紹介
コミックビームを毎月楽しみにしているコミックスタッフです。
特にタイム涼介の「アベックパンチ」はささくれ感が良いです。
近況
今年テレビを新調したおかげでアニメを見るテンションが上がりました。
地獄少女の「いっぺん、しんでみる?」のセリフがあるお仕置の場面が、まるで万華鏡を見ているかのごとく美しくて感動しました。
地デジ万歳!!
2008年のニュース
やはり「ハンター×ハンター」の復活でしょうか。
今年は連載している号だけジャンプを買ってました。

うめだ店コミック担当 吉野伸也

今年読んだマンガベスト


「刺青の男」阿仁谷ユイジ

ヤクザ・裏社会を舞台にそれぞれの話が連鎖して最後に収束します。
「みんなの唄」でラストを飾るのですが、このお話は雑誌未掲載で描き下ろしのためコミックスでしか読めません。 この話でリンクしていた各作品により深みがでます。雑誌でしか読んでいない方はぜひコミックス読んでください。
各話・もちろん「みんなの唄」も印象深いのですが、個人的には刑務所から出所してきた潟木と久保田。複雑な潟木を知っていて受け入れる久保田。因果応報。 がらっと変わって同時収録「はるのこい」シリーズもかわいくて大好きです。表紙のデザインも渋くて良い。 面白ければ絵柄が気にならないBL玄人さんにはぜひ読んで欲しい作品です。 ちなみに年末に発行された「恋愛裁判の行方」表題作が大好きなので小冊子は申し込みます。

「flat」青桐ナツ

すんごくかわいいです!「きみがいなけりゃ息ができない」(BL小説・榎田尤利)を読んだ後にもホットケーキ作りました。(ペタンコしか作れず涙を流しましたが・・・)
この作品もお菓子作りたくなります。
超マイペース高校生・お菓子大好き・作るのも好き平助と超忍耐児・秋のほのぼのマンガです。 表紙の秋を背負ってぼ〜っとしている平助。マンガもそのまんまです。 なにかと我慢を悟っている秋の我慢顔と嬉しそうな顔にはノックアウト。 それに比べて最初の頃の平助は幼児にたいして気遣いの足りなさといったら・・・・。
でも、そんな平助も変わっていくのですが。平助の同級生もイイ感じです。
疲れたときには「flat」か「聖☆おにいさん」です。

「タンゴの男」岡田屋鉄蔵

「B−BOY GOLD」で作品が掲載。マイナーなままこっそり値段を上げたかった・・・。 表紙の大きい男が受です。絵柄も肉々しいので苦手な人が多いかもしれません。
面白ければ気にならない方は読んでみて下さい。個人的には「死」「痛」以外は面白ければ読めます。
タンゴの情熱を本当に知らずに踊りつづけたているアンジーとラテンの血を引きながら日本人として暮らすヒロ。 アンジーとヒロの心の交流と情熱を持ち踊りはじめるアンジーの話。
アンジーの包容力とヒロとの交流(恋愛も含めて)が丁寧に描かれています。

「ブル○ン貴族シリーズ」夏水りつ(花音コミックス収録)

各コミックスに収録されている某お菓子の擬人化マンガです。
収録されているマンガも面白いのですが私はこれのために既刊を買いました。 そしてお菓子を買いに100円均一まで足を伸ばしたのですが、世界情勢・原価の影響か棚に無く、スーパーでも100円以上でした・・・。 高値の花になりました。(いや、でも120円とかなんですが・・・)
最新刊「犬も歩けば恋をする」に収録されている手のひらサイズミニチュアサラリーマン・田中課長のお話も和みます。 普通に収録作品もおもしろいですよ!
最近気になったニュース
大阪のひき逃げ事件や自覚的に起こした自動車による人身事故。自分を傷みつければいい。
近況・自己紹介
うめだ店で少女<BL、実益<趣味で働いています。全プレに始まって全プレで終わる1年。 ようやくマイレージが終わります。1月刊行の新刊にマイレージ類似全プレがないことを祈ります。

うめだ店小坂

私が読んだ2008年BEST3


久住昌之さん原作、谷口ジローさん作画の「孤独のグルメ」

この本を読んだのがちょうど一人で食事を取ることが多い時期だったので、主人公「五郎」の店の選び方などを参考にしたことも有ったのですが、 結構な確率で失敗しました。所詮素人には五郎の様に店を選ぶのは難しいということですね。
私の感想ですが、五郎さん食べ過ぎです。特に目を引いたのがコンビニの回です、あれもこれもと14、15品ほど買い込んでますけど、まず食べきれる量じゃにですね。 五郎さんも「買いすぎたか」とこぼしてましたしね・・・

安倍夜郎さんの「深夜食堂」

この漫画に出てくるマスターが凄く良い雰囲気をだしてて、「あ〜こんな食堂が家の近くにあればなー、絶対常連になってるよ」と常に思ってます。 でも、唯一の難点は午前0時からの営業ということなんですよねー。
この漫画は疲れている人にはぜひ読んでもらいたい作品です。お腹も満たして、心も温かくしてくれますよ。

わたせせいぞうさんの「菜・ふたたび」

わたせさんの絵のタッチが好きです、最近特に良いなと思います。 これは、私も大人になったと言う事でしょうか?もちろんお話も大好きですよ。
この漫画を読むたびに思うのですが、耕平、もてすぎです。
菜さんのようなお嫁さんが居るのだからもう少し考えて行動してください、とか思うのですよ私は、皆さんはどうです?
自己紹介
少年系の漫画が好きで色々読んでるけれど、最近4コマ漫画に面白さを見出してきています。 小説は読むけどライトノベルあまり読んでないので来年こそは読まないとと思っている、そんなコミックスタッフです。
近況
2008年を振り返って。08年からまんだらけで働かせてもらっているのですが、早くも移動でグランドカオス店からうめだ店に移っております。
気になったニュース
もちろん赤塚不二夫さんの死去。これはどのコミックスタッフも「惜しい方が…」と思っていると思います。 告別式の時にタレントのタモリさんが別れの言葉で「私も貴方の作品です。」と言ったと聞いた時は感動してしまいました。

うめだ店 森川

2008年に読んだ漫画(読み続けてる漫画)ベスト3★


「咲」小林立 スクエアエニックス

萌え+麻雀?キャラが立っててほんとゾクッとしました。
絵的にも役をあがったときの描写もほんとザワ。。ザワ。。
って感じで好きです。今一番新刊が待ちどうしい漫画です。アニメ化もするみたいで。。これは見なければ!

「ラフ」あだち充 小学館

何を今更。。的な声が聞こえてきそうですが。
野球ものしかほとんど読んでなくて新鮮アンド青春でした。あと主人公と名前が同じなんではまりやすくて。 終わり方もよかった!ちなみに先日「クロスゲーム」一気読みしましたが。。 ヒロイン候補が一巻で死ぬという衝撃的な展開の早さに動揺を隠し切れませんでした。

「ブリーチ」久保帯人 集英社

王道すぎてここに書くのが怖い。。が、連載中の漫画では一番長く読んでるので。
長編モノが苦手なのですダレるんで。今年はワンピースをついに読まなくなりました。
まあ天下の少年ジャンプの王道モノなんで内容はおいといて。 僕のツボは面白い時と面白くない時の落差の凄さとキャラの力関係のぐちゃぐちゃさです! おい! お前そんな弱かったか!?とかVS微妙に名のある格下との戦いとか。。 ようするに副隊長格とかチャドとか石田が絡むと。。あれなんですよ。。 隊長が出てくるとオオーッ!ってなるわけです!
自己紹介
どうも。まんだらけうめだ店ではきらりいろ写真館館長きらりと名乗っている男こと奥田です★ 写真館といいつつメインが写真集なだけで扱ってるものはごちゃごちゃですが。。 去年の今頃はまさか自分がこんなコーナーを作ってるとは思ってませんでしたが。。
今じゃだだはまりです!何故かって?それは世界はアートとエロスと笑いで成り立っているからです!
今年の気になるニュース
具体的にどのニュースって話じゃないんですけど「孤独死」関連ですかね〜。 最近自分は最後どうやって死ぬのかとか。。もし今日部屋で急死したら気づかれるまで何日かかるかな〜とか。。ごっつい暗いことを考えます。
理由は。。まあ、今彼女がいなくて寂しいというだけです!

うめだ店 奥田

自分で買ったものの中で印象に残ったもの


1、ヴィンランド・サガ(講談社 幸村誠)

総合力では一番。
多くの人が言っていますが、6巻の王子覚醒のシーンはやはり震えるものがありました。 そうかキリスト教ってこういうもんだったのかと。史実のはずなのにいい意味で先の読めないマンガです。
でも、これだけ血が吹き出たり主人公側が略奪しまくったりする作品はアニメとかにはならないでしょうね。残念。いっそハリウッドで映画化希望。

2、ブラッドハーレーの馬車(太田出版 沙村広明)

奥付見たら2008年1月発行だったので。とにかく悲惨で救いようの無い話。
でも沙村氏のファンはきっとこういうの好きな人が多いのでいいのでしょう。
むげにんの次はギャグ路線より、ぜひヨーロッパで陰鬱悲惨なファンタジー描いてくれたら……ってそれベルセルクか。

3、ムダヅモ無き改革(竹書房 大和田秀樹)

一部で話題になった麻雀マンガ。まさか単行本になるとは思わなかった。 小泉さんと麻生さんがタッグを組んで将軍様と麻雀対決するという、いくら近麻でもやりすぎ感溢れるいいマンガです。 ただ今の政治状況を鑑みると、結構切なくなりますが……。もっとがんばれ麻生タロー!

4、ウルトラバロック・デプログラマー(スクウェア・エニックス 浅田寅ヲ)

前回のベストで紹介した時に「続きが出るか心配」と書いたのですが、めでたく2巻が出たので記念にランクイン。 ストーリー的にはまだ序盤だと思うんですが、完結するかどうかはホント単行本の売れ行き(と本人のヤル気)にかかってると思うので、興味を持った方はどうか買ってください。
自己紹介
うめだ店で男性同人を担当させていただいてます。
ニコ動で東方のPVやら描いてみたやら幻想入りやら眺めてるといつのまにか夕方。 そんな休日ばかり過ごしているので、お金は使わないのですがなんか人としてダメな気がしています。 そのくせゲーム本編はまだ妹様にも会えないていたらく。今年中にはおぜう様倒そう。
近況
2008年のベストを作成するにあたって今年を振り返るに、驚くほどマンガを読んでないことに気づき愕然としました。 雑誌の立ち読みはやっていても単行本は買ってないことが多く、また立ち読みできない月刊誌のマンガなんかは気になってもスルーしていました。 これではいけない。昔はもっとギラギラしていたなあ……。
知らない作家のエロマンガでも表紙がよければバンバン買ってた、あの頃の情熱を取り戻すことから2009年は始めたいと思います。
気になったニュース
あ、印象に残ったニュース……とにかくマンガ雑誌の休刊・創刊が目立った一年だったように思います。 おかげで何がどこに載っているのかよく分からなくなって……言い訳ですねすいません。
最近のニュースだとエウレカセブンのパチンコの制作発表が心を捉えて離しません。 なんていうかエウレカはそんなパチンコとかにしてほしくなくて、でも導入されたら結局打つんだろうなと複雑な心境です。 ラウンド中にアニメのOP・ED曲が流れるなら間違いなくホールに通ってしまうでしょう。
ランキングは順不同で、自分で買ったものの中で印象に残ったものをあげています。

うめだ店 男性同人担当 豊川

俺が萌えた2008年4コマBEST3


1位 ざら「ふおんコネクト!」

きらら4コマではこいつが一番。
基本の高校生活ものですがテンション高いし、ノリも良し。
テンポもばっちりなので大好きなのです。

2位 鈴城芹「ゲーム家族」

ゲーム系4コマ。ゲームのタイトルがほとんどでてこないけどゲーム4コマ。 ちっちゃいラヴとかは満載。と言うか鈴城さんの書く4コマはほんわかして非常にイイんですよ〜。
看板娘とかももー大好きで中古めぐり大好きな俺が1秒と待てずに新刊を買っちゃう数少ない作家さん。萌え4コマ読むなら抑えとけって絶対にオススメ。

3位 北村游児「美少女いんぱら!」

上記2つとは対極に位置する4コマかもしれない。
美少女って名前がついてるので女の子メイン〜。
でも、バイオレーンス、アブノーマル〜がちらほらする内容。 殴った相手の歯で花びら占いとか女の子っぽいイベントも満載。この作者頭おかしいZE!(賛辞ですよ?)

4コマ以外のベスト1

FLIPFLOPs「世界樹の迷宮 II 六花の少女」上巻

東方大手のFLIPFLOPsのコミックス。
猫神やおよろずも非常におもしろかったんですけど、世界樹 II です。
ゲームがWIZ系で久々のヒットタイトルってのもあってはまってたんですが、原作の日向悠二イラストはガーゴイルの時から大好きであれ以上の世界樹はないと思ってましたね。
しか〜し、まさかのFLIPFLOPs漫画ですよ。ぎゃーガンナーかわゆす!カースメーカーとか使ってねーけどやばい使いたくなる!とかゲームファンにはたまらんデキでした。 オリジナルの内容もテンション上がりまくり。俺のオススメ、萌えと東方と世界樹のどれかにピンときたら読んでみるべし。
自己紹介
ラノベと4コマを中心に萌えをこよなく愛するコミックススタッフ。
TRPGとかカードゲームとか東方とかエロゲとか雑多な趣味で毎日生きてます。でも、萌えとヤン、ツンなデレがないと生きていけないかもしれない。
近況
2008年を振り返ると・・・リトバスEXがでた!筋肉わっしょい!初音ミクがCDになった! 東方がカラオケで歌いまくれる!川上のAHEADシリーズ最新作がついに登場!アレコミックスノネタガナイ?
・・・まあそこは冗談ですが、萌えをこよなく愛する俺から4コマに絞ったBEST3と4コマ以外BEST1をご紹介したいと思います。これが俺の2008年コミックの近況ってやつです。
気になったニュース
ホンダF1撤退!第3期ホンダのF1の歴史が終了してしまった・・・。
セナ期にF1にはまった時から日本のF1はホンダが顔だと思っていたのに残念極まります。 業績不振が大きな理由となっているので、是非とも会社が好調になったらF1へと帰ってきて頂きたい。第4期を期待しています。 ついでにF1でFIAに非常に物言いたい、エンジン開発凍結とかピット速度制限とか昔の熱いF1をことごとくつぶしていくのはやめてくれー。
モータースポーツなんだし、多少の危険やリスクは当然でそこをどうクリアしていくかがドライバーと参加チームの腕のみせどころじゃん! 漫画関連では、もちろん赤塚不二夫さんの死去。4年前の横山光輝さんの死亡ニュースにも愕然としましたが、今年もまた偉大な方が亡くなってしまいましたね。

うめだ店 堀井

2008年ベストコミックス


1位 講談社 Boichi「HOTEL-Boichi作品集-」

今年読んだ漫画でダントツでした。
ちなみに「HOTEL」はモーニングで読んだときから何回も読み直すぐらい印象に残っていました。 サンケンロックももちろん面白いんですけど、やっぱりこの人はSFを書いてるほうが断然面白いなーと思いました。 特に表題の「HOTEL」「全てはマグロのためだった」は最高です! でもうめだ店の買取強化表には載せてもらえませんでした・・・。 ほんとあいつは分かってないなーと思ったので、いまこの漫画を各スタッフに貸してシンパを増やしているところです。 近いうちに実力行使を行おうと思っています。
それぐらいオススメ。常に本棚には置いておきたい漫画です。

2位 集英社 東村アキコ「ママはテンパリスト」

この漫画を読むために毎月コーラスを買っていました。やっと単行本化。
最近のエッセイ漫画飽和状態の中で、その存在感は他の追随を許していません。 なんか色々書くとあれなんでとにかく読んでみてください。 子供がいなくても絶対ニヤニヤします!

3位 大田出版 オノ・ナツメ「GENTE〜リストランテの人々〜」

オノ・ナツメの漫画はずっと気になっていたんですけど、 なんか読む気になれなくて手を出していなかったんですけど、意を決してBASSO名義の本も含めて大人買いをしました。
「リストランテ・パラディーゾ」を読む前にこの本から読んでしまったのでなんか前後してしまったのですが、自分の周りの人間がみんなクラウディオの事が好きな事には納得しました。 僕もクラウディオが好きです。
ただ、やっぱりBASSO名義の本はピンとこなかったという事をうめだ店スタッフの小坂さんに話したら「なんで!、まぁええわ」と少し見放されたのが寂しかったです。

次点

白泉社 羽海野チカ 3月のライオン
講談社 たなか亜希夫/デビット・宮原 かぶく者
講談社 小山宙哉 宇宙兄弟

「3月のライオン」は青年誌で連載しているせいかあまりに暗いです・・・。
僕も含めてみんなが好きな二階堂のおかげで楽しく読めていますが、もし二階堂が・・・、てな事になったらと考えるとかなり悲しくなります。
「かぶく者」は歌舞伎版軍鶏っぽいんですけど、単純に面白いです。
今回は仲良く連載を進めて欲しいです。
「宇宙兄弟」はまだなにも盛り上がってはいないんですけど、盛り上がって欲しいなーという意味をこめて。
自己紹介
うめだ店でヴィンテージの担当をしている原です。最近はとなりのグランドカオ スでもちょくちょく仕事をしています。 ベストがヴィンテージ担当っぽくなくてホントすいません。
近況報告
今年はホントに早い一年でした。
今回自分で漫画を選んでいて、週刊誌からはひとつも挙げられなかったのは自分でもちょっとびっくりです。 「海街ダイアリー」(超能力がない漫画は久しぶり)「MOON LIGHT MILE」(吾郎のシワの増え方が尋常じゃなかった)「7SEEDS」「WORST」あたりも全然おもしろいです。 まだ、「2009年このマンガが面白い」的なものを読んでいないのでこの後買いに行ってきます。でもモーニングが今一番勢いがある気がします。 余談ですが、アルバイトから借りた中村春菊「Hybrid Child」はあえてランキングに入れませんでしたがかなり面白かったです。実際ちょっと泣きました。

うめだ店 原

徒然なるままに4タイトルあげてみました。


丸尾末広「パノラマ島綺譚」

2008年入ってすぐ、改めて江戸川乱歩にハマるという数年おきに起こる現象がありまして、 同名タイトルの原作を読んで1ヶ月もしない内に丸尾末広の画でコミック化!これはかなり熱かったですね〜。鬼才と奇才のぶつかりあいですよ!
妄想を現実にできる強運と、狂っていく自分を客観的に見ながらもやめられない止まらない主人公の葛藤、それに関わる全ての人間のいやらしさ。 同じ時間を共有しながら違う世界にいる気分にさせられます。まさにパノラマ島! 原作読んだばっかりやったのも手伝って、傾倒しっぱなしです。

前川かずお「闘破蛇烈伝DEI48」

繋ぎ女と呼ばれる女性と性行為を行なうことによって、最強の格闘術裏手(うらでい)を体得し、世界を守るという作品。 男であれば1度は妄想したことがあるはず!僕は多感な時期は妄想しっぱなしやった覚えが… みなさんそうですよね!そう信じたい!!
と、この文章だけを読むと完全にギャグにしか思えませんが、めちゃくちゃ真剣な世界なわけで… 画力はすごいのになぜこんなことに…と思いました!
逆転裁判のコミックを描いているとは思えないクオリティ!!記憶に残る漫画で した。

椎名軽穂「君に届け」

自宅のリビングにぽんっと置かれてあった作品で、何の気なしに読んで…26歳男子が号泣しました。 特に2巻の、ちょっとしたすれ違いがあったばっかりに、仲の良い友達と気まずくなってしまったが、ちょっとの勇気と本音を話して仲直りするシーン。 あれはヤバイっすね。何回読んでも涙が出ます。大量に。 また、そういう時に限って好きな子がそっと助言をしてくれて…
そのことに今までに体験した事の無い胸キュンを感じる…
あぁ〜、もうたまりません!女の友情はかくあるものかと思いました。
2008年最高に自分の乙女心を揺り動かされた作品です。

甘詰留太「年上の彼女」

甘詰留太なのでエロエロのつもりで買ったのですが、単純に恋愛漫画として面白かったです。 自己中な主人公と複雑な過去を持つ彼女。いや〜、中々考えさせられました。 恋愛って難しいですよね。でも、そんな恋愛をしたいものです…
絵柄に好き嫌いが出る作家さんだとは思いますし、エロエロシーンはやっぱりしっかりありますので、男向けかとは思いますが、女性の方が読んでも色々考えさせられる漫画だと思います。
自己紹介
少年でも少女でもエロでもグロでも何でもござれ! ちょっとばかし浮気性なうめだ店コミック担当山本です。
近況
まんだらけで働き出してもうじき1年。少しづつですが「まんだらけ」の空気に なじんできている自分を感じる今日この頃。 なんというか、広く手を出し過ぎて自分の方向性がわからなくなりそうな綱渡りを楽しんでいる毎日です。
最近気になったニュース
なんか自己中な傷害事件が多かったように感じます。 自分も自己中と言われるので人のことは言えませんが、他人に迷惑だけはかけな いようにしましょう、ホンマに…

うめだ店 山本

私が選ぶ2008年MYベストコミックスの発表でございます!!


まずは、第5位:メガネフェチである私にピンポイントな作品ソフトバンククリエイティブ TOBI「眼鏡なカノジョ」

甘く、切ない眼鏡の女の子との恋が満載でございます!

つづいて第4位:テナのツンデレ、アルンの優等生ぶりに惚れた!一迅社 マンガタイムコミックス 岬下部せすな「S線上のテナ」

岬下部せすなは個人的に好きな作家でもあるので4位にランクインです!

お次は第3位:逆襲も良いけどやはり突撃でしょう一迅社 REXコミックス 松沢夏樹「突撃!パッパラ隊」

もともとエニックス時代のものは全巻持っているのですが新装版を買って読んだら見事にハマってしまいました。しっとマスク最高です! さあ、ランキングも残すところあと2つ、一体どんな作品がランクインしているのか? それでは、第2位の発表です。

第2位:4はいつ出るのかな?講談社 たかなぎ優名「式神の城」

アララの「お姉さんの服の下がどうなっているか知りたい?」という台詞にやられてしまいました。 いよいよやってまいりました!いよいよ第1位の発表です

第1位:リメイクも決定しましたね。期待してます!メディアワークス 佐々木少年「真月譚月姫」

もう問答無用で1位です!面白すぎます!!本編だけでなく歌月十夜、空の境界の伏線も盛り込まれており、思わずニヤリとしてしまうシーンもあり今後の展開が気になります。
以上が私のランキングでございます。振り返るとやはり燃えと萌えは欠かせない要素だと再認識した2008年でした。 2009年はどんな燃え、萌えと出会えるのか楽しみです!!
自己紹介
萌え系コミックスが好きでPCゲームは良くやるが積みゲーが増えていってしまいどうしようと悩んでいるコミックスタッフです。
近況
今年の4月からまんだらけで働かせて頂いているのですが、まだまだ勉強不足、経験不足な部分が多く甘い部分も沢山あると実感している今日この頃です。
気になったニュース
6月に秋葉原で起きた通り魔事件です。僕が東京研修に行った時期と重なり、 実際にその現場を見たこともあり強く印象に残っている事件です、オタクに対する偏見にも悲しくなりました。

うめだ店 藤井

自分が好きなコミックを挙げていたら結構な数になってしまいましたが、あえて順位をつけないという方向性で。


「アルプス伝説」田丸浩史

今年初めて読んだという訳ではないですが、しょっちゅう読んでるのでノミネート。
ラブやんやレイモンドでブレイクの兆しを見せてきてますが、やはり原点ともいえるこの作品は今読んでも面白いです。 寺田克也先生の表紙がまぶしい「スペースアルプス伝説」を所有しているのですが、あとがきに書いてある通り「聖マッソー」と「女犯坊」の横に置いてます。

「極道めし」土山しげる(日本文芸社)

浪速南刑務所の受刑者たちが、お正月になると特別に出されるおせち料理をめぐって、今まで食べた食べ物の中で何が一番美味かったかを決めるお話。
殺伐としたタイトルとは裏腹に、嬉々として美味しそうに食べ物を語る駆け引きや料理の描写が相変わらず素晴らしく、続きが気になる作品です。

「ムダヅモ無き改革」大和田秀樹(竹書房)

国士無双十三面!!(ライジング・サン) 登場人物がリアル政治家によく似ていたり、テレビでも取り上げられたりしてプチブレイクしたこの作品、 主人公のジュンイチローはもとより、かの国の狙撃手をライフルで狙撃する麻生タローがカッコ良すぎて困ります。
あと、大和田マンガ名物のすぐ裸になる(される)男もいるのでその手のファンの方もご安心してください! あと、これは基本的に麻雀マンガなのですが、ルールを知らなくてもサクサク読める所が気に入ってます。

「よんでますよ、アザゼルさん。」久保保久(講談社)

「面白いマンガ何か無い?」と問われれば問答無用でさし出すのがこのマンガ。 とある事情で私立探偵かつ悪魔師アクタベさんの元で働くことになってしまった女子大生のさくまさん。 アクタベさんの呪いでプリチーな姿にされたアザゼルさんや、 ベルゼブブのべーやんやモロクのモッさんにサラマンダマンダはんといった使い魔たちを引き連れて数々の事件を解決していく…といった内容です。
その中でも、アザゼルさんの言動やブサイク描写が実に秀逸で、天使という言葉からは想像も付かないような風体のサリエルをはじめとしたサブキャラたちが実に面白く、 気が付くと何回も読み返しているという中毒性が・・・。

「おやすみプンプン」浅野いにお(小学館)

アザゼルさんとは逆に「なんかいいマンガ無い〜?」と聞かれたら差し出すのが浅野いにおの作品。その中でもプンプンをお勧めします。 ラクガキみたいな風体のくせにとてもヘビーな家庭環境を持つプンプン。 そのプンプンの甘くもほろ苦い成長過程を浅野いにおの画力で描くシュールな作品。
プンプンの恋のライバルで、部活の先輩がとてもかっこよくて尚且つとてもいい奴で困ります。 スピリッツ連載中の本編がエライ事になりそうなのでその過程が描かれた次の巻がすごく気になりますねぇ…。

「天体戦士サンレッド」くぼたまこと(スクウェアエニックス)

不景気で様々な凶悪事件が起こるこの世の中、いっその事フロシャイムに征服されていいんじゃないの?と思ってしまうぐらいヴァンプ将軍や怪人がいい人(?) です。その中でもヴァンプ将軍の模範的市民っぷりが堪能できるお勧めの回は、1巻のとしおくんを誘拐する回と、2巻の天井裏の怪人の回です。
なんというか、ホッとしてしまう様なオチで、この2話分だけでもこのマンガのいい所が分かっていただけるかと。 あと、ウサコッツのかわいさは異常。それにしてもなんだかんだ言いながらヴァンプ将軍に付き合ってあげてるレッドさんも本当はいいヤツなんじゃないかと思いました。

「ネイチャージモン」

その独特な画風やセリフ回しで定評のある刃森尊。そして、芸能活動だけではなく数々の趣味やグッズマニアとしても有名な寺門ジモン。
この二つの個性がぶつかり合って生まれたのがこのマンガです。 それにしてもここまで氏の作風と寺門ジモンの相性がイイとは思わなかった!というか、中身はクワガタと焼肉の話題だけなんですが・・・。

「トリコ」島袋利光(集英社)

今時のジャンプではかなり貴重な分類に入る直球勝負な少年漫画。
内容は、まぁ言ってみればグルメな範馬勇次郎が「貴重な食材=モンスター」をスデゴロで狩ってそいつを美味しくいただく…といった内容で、 トリコをはじめとする数々の美食屋(びしょくや)の四天王や、伝説の美食屋といった超人がいっぱい出てくる設定が実に少年漫画的で、とても面白いです。 おすすめはトリコにしたがってともに行動するコックの小松がフグ鯨の毒袋を除去する回。調理シーンの緊張感と達成感がとても面白かった。 トリコたちのような超人だけではなく一般の人間も活躍できる世界なんだ…と思ったりしました。まぁ、小松は小松で巨大ホテルの料理長だからすごい人なんですが。

「SKET DANCE」篠原健太(集英社)

最後に「トリコ」に引き続いてこれまたジャンプで掲載中の「SKET DANCE」をおススメします。 ボッスン・ヒメコ・スイッチの3人からなる、人助けを目的とした部活動「スケット団」がいろんな依頼や謎に臨んでいくお話なんですが、 ボッスンやヒメコ達との掛け合いがとてもテンポが良く非常に面白いです。 物語の脇を固めるキャラもとても濃くて、ヤンキーだけど容姿も声も可愛くて声優志望な吉備津百香や、 フリスクがないとヘタレてしまう武光振蔵、マンガという方法を逆手に取ったボケをブチかましてくる早乙女浪漫といったキャラたちがとても楽しませてくれます。 特に浪漫の登場する回は鉄板で面白いので気に入ってます!
自己紹介・近況
2008年3月入社のネコとお酒と音ゲーを愛するコミック担当。 日々積もりゆくコミックや録画したテレビ番組の量を眺めつつ一日が36時間あったらいいのに…とか思ったりする日々です。
2008年今年のニュース
明るいニュースが数多くあった反面、暗いニュースもあった、まさに激動ともいえた2008年。 その中でも秋葉原通り魔事件が特に印象に残っています。東京での研修を終え、大阪に帰ってからすぐに起こった事件なので大変印象に残っています。 短期間とはいえ足げに通った場所なので不幸にも事件に見舞われてしまった方々のご冥福をお祈りします。

うめだ店 氷室

※この記事は2009年1月8日に掲載したものです。

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まんだらけ中野店(詳しい店舗地図はこちら)
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