スタートは小田急線の向ヶ丘遊園駅
メンバーは
・ライト登山部部長かわかつ
・TOY浩樹リーダー
・海馬アルバイトのひろおか君
前回も参加してくれた2名。今回はここから、生田緑地へ 歩いていきます。
ひろおか君「今回もこのメンバーなんですね...」
...すまん!

向ヶ丘遊園駅から15分ほど歩くと、生田緑地に到着。
入口はいくつかありますが、今回は戸隠不動口から入山しました。

「入山」と書くとそれなりの登山感がありますが、この日の目的地・枡形山の標高は84m!
とはいえ、入口から中へ入るとさっそく階段状の遊歩道が続き、ちゃんと山っぽい雰囲気があります。
前日までの雨の影響なのか、森の中はかなり湿度高め。
そのせいか、道のあちこちにキノコが生えていました。

まだ朝10時前ということもあって、人の姿はほとんどありません。
湿った森の中を静かに歩く。
都心からそれほど離れていないのに、なかなか気持ちのいい時間です。
ひろおか君「あ〜なんだかマイナスイオンが出てますね〜」
ひろきリーダー「こういう時間大切」

標高84m、しかし眺めはなかなか良い枡形山!
15分ほど歩いて景色が開けてくると、枡形山の頂上に到着
枡形山は名前の由来にもなったとされる急な崖に囲まれた地形を持ち、かつては源頼朝の重臣・稲毛三郎重成が枡形城を築いたとも伝えられています。
標高だけを見ると、「84mか......」
という感じなのですが、山頂には立派な展望台があります。

これのおかげで、今回歩いたルートの中では間違いなく一番眺めのいい場所でした。

展望台は360度ぐるりと一周できる造りになっていて、それぞれの方角には方位を表す干支の像まで配置されています。

本日は曇りでしたが天気が良ければ、富士山や丹沢、都心の高層ビル群、さらには東京スカイツリーまで見渡せるとのこと。
標高84mとは思えない豪華ラインナップです。
視界は大きく開けていて、森の中を歩いてきた後だけに十分気持ちのいい景色でした。
森を歩いていたら、急に宇宙へ
枡形山からさらに歩いて中央広場へ。
その一角にあるのが、かわさき宙(そら)と緑の科学館です。
中は博物館になっており、生田緑地周辺から多摩川流域にかけての地質や生態系などが展示されています。
地層、植物、動物、川崎周辺の自然環境。
思っていた以上に展示が充実していて、
「これ無料でいいんですか?」という規模。


2階では太陽をテーマにした展示も行われていました。
さらに、この科学館の目玉が☆プラネタリウム☆
なんでも世界最高水準の設備を備えているそうです。
そして、たまたまこの日は期間限定プログラムの最終日。
しかも開始時間がちょうどいい。
こういう偶然には素直に乗っかることにして、
フュージョン投影「宇宙へ ~かわさき発、星空の旅~」を見ることになりました。
朝から山を登っていたはずなのに、気づけば宇宙旅行。生田緑地の振り幅の大きさに驚かされました。

今度は岡本太郎の世界へ
宇宙から帰還した一行が次に向かったのは、これまた緑地内にある川崎市岡本太郎美術館。

この日は「太郎のかわいい展」が開催されていました。

岡本太郎というと巨大な彫刻や力強い絵画のイメージが強いのですが、展示されていたのはテーブル、椅子、家具、食器、花瓶、植木鉢など、意外にも日常生活の中にあるものがたくさん。
岡本太郎は、芸術というものは美術館の中だけにあるのではなく、日常生活の中にこそ存在して生活に彩りを与えるべきだと考えていたそうです。
椅子ひとつ、食器ひとつにも岡本太郎がいる。
実用品なのに妙に存在感がある。
「これ家にあったら毎日ちょっと楽しいだろうな」
と思わせてくれるものばかりでした。


岡本太郎に囲まれて昼休憩
お昼は、美術館に併設されているカフェテリアTAROへ。
パスタやカレーなどを注文し、岡本太郎の絵画に囲まれた店内でゆっくり昼休憩。

ここまで、
山
↓
科学館
↓
宇宙
↓
岡本太郎
と来ているので、ちょうど頭を休ませるにはいい時間でした。
そんな中、カフェの端の席を見ると、かっこいいお姉さんが二人。
昼間からワインボトルを一本注文し、俺達と同じメニューみたのかというくらいお洒落なつまみながら楽しそうに話している。
なんだろう。めちゃくちゃ洒落ている。
その爽やかさにちょっと憧れました。
高さ30m「母の塔」
美術館の外でひときわ目を引くのが、高さ約30mのシンボルタワー「母の塔」
これは実際に目の前で見るとかなり大きい。
ここまで巨大な美術作品を間近で見る機会はなかなかありません。

作品には、
「大地に深く根ざした巨木のたくましさ」
「ゆたかでふくよかな母のやさしさ」
「天空に向かって燃えさかる永遠の生命」
というイメージが込められているそうです。
確かに、下から見上げると単なる塔というより、巨大な生命が地面から空へ伸びているようにも見える。
30mの作品を作ってしまうスケール感。見られて感謝です。
下山したら、今度は藤子・F・不二雄
岡本太郎美術館を出て、そのまま下山。現在13時30分。解散の空気も一瞬漂いましたが
ここで近くに藤子・F・不二雄ミュージアムがあることを思い出しました。
しかもちょうど開館15周年記念で、
原画展・願いをかなえるひみつ道具展が開催中。

「近いし、せっかくなら行きたいね」
なんて話していたところ――
TOYの浩樹リーダーが、その場でスマホを操作。
3人分のチケットを即購入。鮮やか!ありがとうございます!
こういう時に行動の速い人がいると話が早いです
ということで、そのまま徒歩で藤子・F・不二雄ミュージアムへ向かうことになりました。
ひみつ道具をひとつだけもらえるなら?
向かう道中、当然のように始まったのが、
「ドラえもんのひみつ道具、なんでもひとつもらえるなら何にする?」
という話。
大人になっても、この質問はちゃんと盛り上がります。
TOYの浩樹リーダーは、
「もしもボックス」
理由は、世界そのものを変えられる道具の魅力。
確かに強い。
海馬の廣岡くんは、
「どこでもドア」
旅行が好きだから、という非常に実用的かつ納得の理由。
そして私は、意外性とウケを狙いつつその場では「ビッグカメラ」と答えつつも
内心は「タイムマシン」...
やはり過去と未来は旅行は魅力的
そんな話をしながら歩いていると、こちらもだんだん少年時代の感覚に戻ってくる。
都合の良いだけのひみつ道具なんて存在しないと分かりつつも、真剣に「一個だけなら何を選ぶか」を考える
こういう無駄な会話はかなりどうでもいいようで、少年心が潤います。
原画を前にして、職業病が発動する
藤子・F・不二雄ミュージアムに到着し、いよいよ展示へ。
実際の原画を目の前にすると、まず感じるのはその圧倒的な力。
印刷された漫画として何度も見てきた絵でも、「原画」というだけで情報量がまるで違います。
線のうつくしさ。生き生きとしたキャラの表情。紙そのものの存在感。
先生の手の像まで展示されており
「ああ、この手で本当に描かれていたんだ」
という当たり前の事実に妙に感動する。






......のですが。
そこはまんだらけ店員
しばらく原画を見ているうちに、
「これ、まんだらけに持ち込まれたら買値いくらになるんだろう」
「いや、売値だったらいくらだ?」
という妄想が始まります。
偉大な漫画家の原画を前に感動しながら、同時に査定価格を考えている。
完全に職業病です。


しかし、作品としての価値と商品としての価値。
その両方を同時に考えてしまうのも、ある意味では我々らしい鑑賞方法なのかもしれません。
こうしてこの日は、
山を歩き、富士山に振られ、宇宙へ行き、岡本太郎に触れ、
ドラえもんのひみつ道具を真剣に選び、最後は藤子・F・不二雄先生の原画の査定額を考える
という、かなり情報量の多い一日になりました。
生田緑地周辺。
軽いハイキングのつもりで来ても、気づけば自然・歴史・科学・宇宙・芸術・漫画までいい感じにつながってくる。
非常に充実した、まんだらけらしいライト登山となりました。
次回も楽しいライト登山企画を考えていますので
参加を悩んでいる方は是非お気軽にご参加ください!
中野店 川勝



