ぼくらマガジンにて掲載されていた石森章太郎の民話シリーズ「星の子」と「千年杉ものがたり」。
それぞれ創刊号〜3号、13号〜15号で連載された後、絵本マンガとして発売されました。
この絵本マンガがすばらしく、A4サイズで4色カラー、ハードカバーで箱付というなんとも豪華な仕様。
今回のこの2冊は帯はありませんがしっかり箱付。 1970年に発売されたものだけあって経年の劣化については否めないところはありますが、それでも39年経ったものとして考えるなら並上と言い切ってもいいくらいの状態です。
この絵本マンガシリーズは、ぼくらマガジン発刊時の70年〜71年の間に石森章太郎民話シリーズとして5つの話が描かれ、この二つの作品はそれぞれ1作目と3作目。 他に「龍のひげ」「ねらえ三郎太」「コンコンコン」が発売されています。
そしてそもそも絵本マンガというのは、絵本に対してセリフの吹き出しやコマ割りなどにマンガの要素を取り込んだ本のことで、後々「漫画は、あらゆる事物を表現できる万画であり、無限大の可能性を含むメディアである」と『漫画』ではなく『萬画』を提唱した石森章太郎先生らしい作品。
現在、本店2にて展開されているCOMショーケースの中で連載されたジュン。
あの作品もマンガに詩情を取り入れた画期的作品なだけにその氏の成し遂げた成果は図りきれません。
可能性を広げた作品の一つ、そしてカラーで彩られた石森章太郎の民話の世界是非この機会にお楽しみください。
(担当 高橋一)
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