資料系同人誌+創作怪獣ソフビ即売会「資料性博覧会07」
2014年5月3日 (土) 11:00〜16:00
東京都中野区中野4丁目10番2号 中野セントラルパーク サウスB1 コングレスクエア コンベンションホールA+B
ご参加いただいた皆様、並びにイベント開催に際して協力いただいた方々本当にありがとうございました。
初めての会場でしたが、トラブルもなく無事に開催できましたことを心より御礼申し上げます。
参加サークル数は 直参40、委託8 (16スペース) 。怪獣ソフビ枠で10のディーラーにご参加いただきました。
前回の直参・委託合わせて33サークルから大幅増となります。
今回も応募いただいた全サークルを当選としていますが、締め切り後に問い合わせがとても多かったです。
当初の募集告知では50としていただいていたので、何故追加募集しなかったのかと思われた方も多かったかと思います。
これは会場とのレイアウトに関する打ち合わせを万全にしていない段階で募集をかけたために他なりません。
問い合わせいただいたサークルの皆様にはご迷惑をおかけして申し訳なく思っております。
参加者の人数は一般参加者700名前後。パンフレットの販売数は715冊となっており、複数購入の方を除いても700名近い動員があったことになります。 サークル参加者は1サークルにつき平均2名と考えても100名。トータルで約800名となります。 (パンフはサークルおよびディーラー、スタッフへの配布分を含む部数800でしたので、開催中に売り切れていた可能性もありました。残部は30ほどです。)
開場前10:50頃には最後尾まで含めると150名ほどになりましたが、パンフレットに記載した整理番号を使用しスムーズに列形成を行うことができました。ご協力ありがとうございました。
規模の拡大による会場費の捻出の必要性からパンフレット購入制とした以上は、 参加者へとって満足度の高いイベントを成立させる何かを打ち出さないといけないという気持ちが、今回の併催イベントへと繋がっています。 当日のタイムスケジュールもこれまでとの変更点が多く、トークイベント、イベント販売アイテムと、 前回までのノウハウを捨てて新しいイベントを一つ立ち上げるような感じで取り組みました。
新設となった創作怪獣ソフビ部門はスーパーフェスティバルの翌週という、ディーラーさんにとってはハードなスケジュールの中で参加を検討いただき本当にありがとうございました。
GWとなるとこういったスケジュールになることは避けられないのですが、よりコアなマニアックな層に向けたアイテムや、
理解するためにはある種のリテラシーが必要となる難易度の高いアイテムを提示できる場所としてご活用いただけると嬉しいです。
当日のソフビブースについてブログでレポートを挙げている方がいらっしゃっるので「資料性博覧会07」で検索してみてください。
![](image/report/p13.jpg)
・こいのぼりくん
資料性博覧会初めてのグッズとして、準備会がpanpanyaさん原型によるソフビを製作しました。
前回に引き続きポスターを描いていただいているpanpanya氏に「今度ソフビを作っている人にも出ていただくんですよ。」とお話した際、
「ソフビですかいいですね。怪獣はブルトンとか大魔球グローバーとか好きです」と返事がきて、
うわー、本当にpanpanya作品に出てきそうとか思いながら、一度ソフビ作ってみませんか?とお声をおかけしたところ興味があるとのこと。
当初の企画はメガマウスでした。
浜に打ち上げられてデローンとしているメガマウスの写真を見せていただき、これは最高だなーと思っていたですが、
そこから、こんなのもありますと見せていただいたのが「こいのぼりくん」のイラストでした。
やはり資料性博覧会には資料性土産として必然性のあるものにしたいと思っていたので、 資料性は毎年GW周辺に開催しているし季節モノとしても良し、 民芸品的な趣きから土産物としても良しと「これにしましょう!」とすぐに返事して企画は動き始めます。 この時、既に1月も後半。僕はソフビの作り方全く知らない状態からのスタートでした。
株式会社カミジョー様、資料性博覧会にも「麗しのパチ部屋」で参加いただいている原型師で漫画家の阿部さん、 LEOそふび坊や、そしてpanpanyaさんはこいのぼりくん原案、粘土原型、袋のイラスト、さらに初めて扱う塗料に苦戦しながらも筆で一匹一匹仕上げていただき20体を製作していただきました。
抽選には80近い応募があり、完売しております。依頼した僕自身、忙しいのに申し訳ないと罪悪感が沸くほどに手の込んだ素晴らしいものが出来上がりました。 ネット上ではこいのぼりくんをきっかけに資料性博覧会を知った人も多いと思います。こいのぼりくんが第7回にもたらした影響は計り知れません。 作者自身による塗装は今回限り、当選した方は大事にしてくださいね。
・米谷佳晃氏トークショー&サイン会
講談社より発行された「華麗なる円谷特撮デザインの世界 ミラーマン☆ジャンボーグA 米谷佳晃デザインワークス 1971〜1973」は、2013年11月頃から本格的に動き始めた案件です。 何があっても資料性07でトークショーと、サイン会をやるために発売延期や企画中止は避けねばならないということは、お手伝いする上で結構なモチベーションになりました。
米谷さんを迎えトークショーを成立させるには、聞き手はガイガン山崎氏しかいないと常々思っていたので、タイトなスケジュールの中で快く引き受けていただき本当に感謝しております。 創作怪獣ソフビ部門を新設したタイミングで、怪獣デザイナーを招いてのイベントが開催できた事は、参加者に資料性博覧会の新しい側面を強く印象づける事ができたのではないでしょうか。
そして今回よりマニアックで資料性があるならどんな題材でも参加可能とさせていただきました。
資料性博覧会07参加サークルの傾向を表にすると、
ジャンル | サークル名 | No. |
特撮 | MZ23推薦会・分会 | 27 |
特撮 | 空想特撮愛好会 | 28 |
特撮 | 現視研OB会 | 29 |
特撮 | 丁字屋残党 | 30 |
特撮 | スタビライザー | 37 |
特撮 | Tプロ作品研究所 | 38 |
特撮 | プロジェクト・ピンク | 39 |
特撮 | プロジェクト・オメガ | 40 |
特撮 | タイム・トンネル | 委託 |
特撮・児童書挿絵など | 高橋蔵書 | 32 |
漫画 (成年誌データ) | くりむぞの本棚 | 委託 |
漫画&TOY | ネオ・メカトピア & B.O.B | 5 |
漫画 | フライング東上 | 24 |
漫画 | 貸本合同サークル | 25 |
漫画 | 劇画マイノリティ・リポート | 26 |
漫画 | ユニーク学園マンガ部 | 33 |
漫画 | UP-BEAT UNDERGROUND | 34 |
漫画 | だるらぼ | 35 |
漫画 | マグナムソウル | 36 |
漫画 | 石ノ森アーカイブ | 委託 |
漫画 (海外) | 大香港研究会 | 23 |
アニメ | 道の曲がりか堂 | 委託 |
アニメ (プリキュア) ・特撮 | マルゴベア | 7 |
アニメ (プリキュア) ・特撮 | morikawa_S | 8 |
アニメ | アニメーション総合文化研究所 | 11 |
アニメ | かに温泉 | 21 |
アニメ | どうかんやまきかく | 12 |
アニメ | アニメ・マンガ評論刊行会 | 15 |
アニメ | F会 | 16 |
アニメ (劇伴) | SHOWTIME | 13 |
アニメ・特撮 (劇伴) | 劇伴倶楽部 | 14 |
TOY (ローカルヒーロー) | しゃ堂 | 22 |
TOY・食玩 | 同人大作戦 | 1 |
TOY | てぃさ。 | 2 |
TOY | 宇宙堂 | 3 |
TOY | 不惑堂 | 4 |
TOY | GUNG'S・ボーキテクト | 6 |
オペラ | あまりもの | 18 |
猟奇 | C-ROCK WORK | 9 |
神社など | ヒナウタ | 委託 |
空想神話デザイン | 空想神話屋 枇々木聖 | 10 |
ジビエ | Daxxxr | 20 |
鉄道 | 高樹屋 | 委託 |
ゲーム | ゲー夢エリア51 | 31 |
狼犬飼育 | SERIORS STORY | 17 |
ドラマ | 太陽愚連隊 | 委託 |
評論同人研究 | KZA2企画 | 委託 |
民芸品 | 道上 克 | 19 |
こんな感じですが、資料性博覧会には資料系というコンセプトがあるだけで、基本的にはマイノリティの集会です。
次回以降も継続して資料系オールジャンルで開催を予定しています。
本能に忠実に、自分の一番やりたい研究を発表する場の一つとして考えていただけると嬉しいです。
評論ジャンル全般が好きな方やレンジの広い一般参加者が多いので、お気軽にご参加ください。
次回開催もGW期間中を予定しています。なるべく参加イベントの被らないあたりに滑りこませたいと思っています。
今回はコンベンションホールA・Bでの開催となりましたが、次回はA・B・Cすべて借り切って開催したいと考えておりますので続けてご参加いただけると嬉しいです。 準備会として中野らしい即売会の方向性を探っていきたいと思います。 資料性07、ご参加いただいた皆様お疲れ様でした!