





初めに日野日出志の生い立ちや近年の活動について説明。
代表作になったであろう「あしたの地獄」の連載終了の経緯や、一作品描く毎に10キロ減る、血反吐を吐きながら漫画を描いていた、といった噂話も聞きました。
今年 2018年は銚子電鉄が販売している「まずい棒」のキャラクター「まずえもん」を描いている、という話が出ると、生徒として参加している佐久間さんから「まずえもん」が差し入れられました!
まずい棒という名前ですがおいしいです。
そして未収録作品について一通り説明が終わった後、試読の時間が設けられて参加者全員、黙々と読み耽っていました。
いじめられっ子ののぶ太がいじめっ子達に復讐していくというドラえもんのパロディ「銅羅衛門」、絞殺シーンが単行本ではカットされている「水の中」、週刊少年マガジンやサバトに掲載された挿絵など有名無名多数の未収録作品を回し読み。
先述の「あしたの地獄」という作品が一番インパクトがありました。当時日野日出志が陶酔していた三島由紀夫が割腹自殺をしてしまいショックで筆を投げてしまい、4回で連載を終わらせてしまった幻の作品。
終了時間になっても全員読むのをやめない様子はまんだらけらしいなと思いました。
単純に怪奇というものもありますが、母の子への愛情、子供の純粋さが際立つ物語もあり、日野日出志作品の面白さを認識できる授業でした。
関口