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1/14(火) 音楽理論 導入編 コード理論を学ぼう

弾き語りの日とメンツが被っていますがこちらは理論の授業でした。
その為「楽しく学ぼう」みたいな余暇はなくガチ授業となりました。

先生が今日用意した内容は以下
-誰でもわかる音楽理論の"極"基本講座-

1 音律・音名
2 音程(インターバル)の基礎
3 コード理論の基礎
4 音階・調整の基礎
5 コード理論 ダイアトニックコード
6 コード進行論 基礎

はい。もうめんどくさい感じが漂ってきましたよ。以下内容


1 音律・音名

ポピュラー音楽で使用される音律は12種類の音で構成されています。
十二音律 (十二音階)

C #C/♭D D #D/♭E E F #F/♭G G #G/♭A A #A/♭B B

それぞれの音の隔たりを"半音"とするので半音階とも呼びます。

*なぜこの12音が選定されたのか?

この"なぜ"の答えは配られたテキストには記載されていないのですが、
まず元となった音(Aだという噂です)からオクターブ上が、
その後途中に5度の音、4度の音と名付けられていくのですが、
この話は次の項目に引継がれます。


2 音程(インターバル)の基礎

音程=インターバル
ある基準となる音の高さに対して、比較となる音の高さとの間にどれだけの隔たりがあるか。
この音同士の相互関係が音楽理論では重要な概念になります。*ピッチとの混同に注意

半音・全音
最少単位を半音として、音の距離を測る考え方。2半音=全音

2半音=全音
音名=12の音律の名前 (異名同音に注意。)
音名はイタリア式、米式、和名とあるので注意。
ド ド♯ レ レ♯ ミ ファ ファ♯ ソ ソ♯ ラ ラ♯ シ
ハ ニ ホ ヘ ト イ ロ
C D E F G A B
ドレミファソラシ~は、西洋音楽における音階=全音階

グラフ無しだと分かりにくい、、、ドとレの間は全音、ミとファの間は半音あります。
演奏時や歌っている時に『音程を外しちゃった』等と使ったりしますが、これは厳密にはピッチといいます。

音程 度数(ディグリー)
音程の単位には『度』を使います。ローマ数字で表記するのが一般的です。
12音階を西洋音楽の全音階(7音名)に対応するためⅠ~Ⅶの数字が当てはめられています。
Ⅰ ♭Ⅱ Ⅱ ♭Ⅲ Ⅲ Ⅳ ♭Ⅴ Ⅴ ♭Ⅵ Ⅵ ♭Ⅶ Ⅶ

音程の度数の数え方は特殊です。
基準となる音をⅠとし(0ではありません)、音名に準じて数字が増えます。Ⅱ度、Ⅲ度...

Ⅰ度を『ルート』と呼びます。
12音階を7の幹音で対応したため、同じ度数で同じ音名をも半音異なる音程が存在します。
例)CをⅠ度とした場合、Cに対してDはⅡ度だけど、♭DもⅡ度に属します。
そこで正確に区分する為、短・長などで区分しました。

Cに対してD→長Ⅱ度
Cに対して♭D→短Ⅱ度
Cに対して♭A→短Ⅵ度
Cに対してA→Ⅵ度
Ⅰ ♭Ⅱ Ⅱ ♭Ⅲ Ⅲ Ⅳ ♭Ⅴ Ⅴ ♭Ⅵ Ⅵ ♭Ⅶ Ⅶ
ただし、Ⅰ度・Ⅳ度・Ⅴ度は、「完全音程」といい、「短・長」ではなく「完全○度」といった使い方をします。これは、Ⅳ度とⅤ度がルートに対して、特別な音程であるためです。
またⅧ度も完全Ⅰ度と同じ音であるため完全Ⅷ度とします。このⅧ度をオクターブと呼びます。


音程の種類
十二音律を音名単位で度数表記した図。
C ♭D D ♭E E F ♭G G ♭A A ♭B B
Ⅰ度Ⅱ度Ⅲ度Ⅳ度Ⅴ度Ⅵ度Ⅶ度
実際には、♭DとD、♭AとAのように同じ度数内の音でも半音の差があるものがあります。これらを明確に区別するために、それぞれ区分と名称があります。


種類その1 完全音程と長短音程
音程は完全系音程と長短系音程の2種類に区分されます。
Ⅰ度、Ⅳ度、Ⅴ度、Ⅷ度を完全系 =その音自体が固有の音程。
Ⅱ度、Ⅲ度、Ⅵ度、Ⅶ度を長短系 =明暗、+-、陰陽のように二面性を有する音程
完全音程と長音程より半音高い音程は増
完全音程と短音程より半音低い音程は減

重増、重減音程は、体系化されていない
Cをルートとする、十二音律のディグリー
C ♭D D ♭E E F ♭G G ♭A A ♭B B
完全Ⅰ度短Ⅱ度長Ⅱ度短Ⅲ度長Ⅲ度完全Ⅳ度減Ⅴ度完全Ⅴ度短Ⅵ度長Ⅵ度短Ⅶ度長Ⅶ度
※Ⅰ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅷは完全音程は音階の中でも特別な音程であり、完全協和音の響きを
 持つ固有の音という扱いのため完全とされています。
※臨時記号♭がつくから短音程、♯がつくから長音程ではない。


種類その2 旋律音程と和声音程
2つの音程を並列配置したものを旋律音程、同時に鳴らした場合は和声音程と呼びます。音の隔たり
という視点では、どちらにも共通していますが、和声音程の場合は音程が持つ機能が顕著になります。
例)短Ⅱ度音程 や 減Ⅴ度音程
メロディーとしてドからド♯へ移行するのは不自然ではないが、和音としては不協和
音となります。
種類その3 単音程と複音程
オクターブ内のⅠ~Ⅷ度までを単音程、9度以上はⅡ度からの並びの繰り返しとなるため複音程と呼
びます。


3 コード理論の基礎

用語
コード
音程の異なる3つ以上の音を重ねた和音のこと。
Ⅰ度から奇数音程を重ねたものが基本形になります。

コードトーン コードを構成する音程

トライアド
三和音のこと。 原則としてⅠ、Ⅲ、Ⅴ度音程からなる三和音を意味します。
6thや7thコードなどの四和音をテトラッドと呼ぶ場合も。

コードネーム
どの音をルートとし和音を構成するかを記した記号。英語=コードシンボル

※メジャーコードが和音の基本形となった理由は音色が持つ倍音が由来しているというのが通説です。
※Ⅱ度・Ⅳ度音程は増減すると、Ⅰ・Ⅲ・Ⅴ度音程と重なるため複音程で表記。

主なコードの種類
トライアドコード
メジャーコード
マイナーコード
オーギュメントコード
ディムニッシュ ≠ ディムニッシュセブン

(ポピュラー音楽(特にギターコード)での、ディムニッシュコードは厳密にはディムニッシュセブンで、ディムニッシュトライアドに減7度が付加されたコード。)

付加和音
6コードトライアドに長Ⅵ度が付加
短Ⅵ度はコード構成上では増Ⅴ度扱いとするため、短Ⅵ度コードは扱わない。
7コード トライアドにⅦ度が付加
コードネームでの7コードは短Ⅶ度。M7で長Ⅶ度なります。

等音程和音
オーギュメントとディムニッシュセブン
オーギュメントは長3度づつ、ディムニッシュセブンは短3度づつの和音で、
構成音でルートの入れ替えをしても、構成音自体に変化はおきないので、響
きとしては同等と扱われます。

テンションコード
付加和音に9度以上の複音程が積みあがったコード。
付加された音程をテンションノートと呼びます(原則として9度、11度、13度)。
テンションノートにはナチュラルテンションと、♯♭のつくオルタードテンションの二種類
があります。

その他系のコード
SUSコードSUS4。トライアドのⅢ度を完全Ⅳ度に吊り上げたコード。単独で機能する
ことは稀で、概ねルートのメジャーコードへ帰結するためのパッシングとし
て使われることが多いです。極稀にSUS2も見かけますが、非実用的。

addコードトライアドにテンションノートのみを付加する指示コード。使用頻度として
はadd9が圧倒的。オクターブを指定する場合はadd2などと記載します。
※C9とCadd9の違い?

On コード分数コードやオーバーコードとも呼びます。オンコードは和製英語。ベース
音を意図的にルート音とは異なる音程を利用する場合に利用します。
※コードを転回した場合の最低音をルートと指定する場合にも利用。


こうやって書き並べてみると4 調整の基礎が無い?
また6 コード進行論 基礎にもたどり着かなかった?

実際全て理解して帰った生徒は私も含めて居ないと思います。
解らないまま一旦呑み込んで話を進めてもらわないと、なかなか先に進まないなと思いました。
今回の理論は数学の公式の様に見え、途中からweb内村さんが参加してきたのも不思議な感じがしました。

是非次回も開催して頂き、少しは楽曲への成り立ちに役立つところまで教えて頂きたいです。


水野


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