始めに、久保田さんから野口晴哉の生涯について簡単な紹介がありました。
関東大震災の際に、負傷者の患部に手を当てることで傷を癒したことで評判になったのをキッカケに、治療家に。
15歳で道場を起こして「自然健康保持会」、今の「整体協会」を設立し、指導にあたりました。
「野口整体」における「整体」とは、西洋のカイロプラクティックなそれではなく、元から人に備わっているという自然治癒力が発揮されることで、健康で整っている身体の状態のことを指します。野口整体の目的は、非整体の状態を整体にすべく、本来持っている力を呼び覚ますように導くことにあるということです。
そこから、野口整体の4つの基本概念「活元運動」「愉気法」「体癖」「潜在意識教育」について解説がありました。
そのうち、久保田さんは、「愉気」を向ける訓練である「合掌行気法」を実演してくれましたが、できれば畳の上でみんなでやってみたいということでした。
授業では、「野口整体」に限らず、健康法の話題が盛り上がっていました。
奥山さんと清水さんが、実践している健康法を話していました、それで野口整体の指導法について、より突っ込んだ質問をしていました。
そうして積極的な質問から話が発展して、お互いに話したいこと、聞きたいことを多く引き出せていました。
そのおかげで、聴いているだけでもためにもなるし、会話が苦手な人への一つの参考になるような授業でした。
いつのまにか11時を回っているくらいに、話はつづきました。
しかし、今回はまだ序盤の話しかできなかったので、次もやりたいと久保田さんは話していました。
原