今やすっかりDVDからBlu-ray、HDDと家庭でテレビ番組を録画するのに高画質、大容量のレコーダーが一般的な時代ですが、岩井先生のライフワークはそんな流れに逆らう様にテープ媒体を使用するビデオ機器収集!
私自身、もうVHSなんて見たことないという世代も出現している現実に隔世の感を禁じ得ませんが、ここで大事なのが「それらにはその時代が記録されている」という点。
機材だけあっても記録媒体がなければただの箱。つまり岩井先生はきちんと各機種に対応したテープも所有しています。あくまでも本質はその中のコンテンツにあるという訳です。
今回はそんな岩井先生の数あるコレクションの中から最も記録内容に触れ幅のありそうな辺りを持ち込んで頂き、何が出るかな、何が出るかなとランダムに再生してみようという何ともココロ踊る講座です。
まずは配布されたプリントを見ながらビデオの歴史、機種について軽く解説。
おなじみVHSの他、
- U-マチック
- ベータマックス
- ベータカム/デジタルベータカム
- 8mm
- VHS-C
- Hi8
- DV(miniDV)
などなど、家庭用、業務用、番組録画からカメラ撮影など用途に合わせて実はたくさんの種類が存在している事が分かります。
その中から今回登場したのはminiDVという、業務用として作られた規格。
持ち運びを楽にするためテープが小さい。カセットテープくらい(と言ってもこれがわかる人も限定されるか)。
miniDVが選ばれた理由としては単純に岩井先生が持って来るのに軽量である事以外に、上記で言えば業務用である、そしてカメラ撮影に特化しているという点がビデオガチャとしての期待感を大きく孕んでいるのです。わくわく。
ちなみに用意されたテープは元々他人の所有物を「譲り受けた」ものであるため、岩井先生も再生するまでは内容を知らない。
各機種でそういうドキドキ感を日々味わっている体験を皆んなにもおすそ分け、が今回の趣旨。
さて、いよいよガチャへ。
テープ大のケース入りのものから大きめの、テレビ局で保管される際に使われているようなケース入りのもの合わせて30本ほどでしょうか、それぞれがフィーリングに任せ1本ずつ手に取ります。
私はやはり業界モノが観たいので恐らくそっち系が収められているであろう大ケースを選択。
そしていざテープイン!
生徒達が引いたのは
「見知らね家族の子供の成長記録〜昔の関西方面と思しきテレビ番組〜再び子供の記録」
「某コンビニの、内部用に撮られた新年イベント」
「どこかのガソリンスタンドの店長達のインタビュー映像」
このガソスタのある店長の、インタビュー開始前のタバコ吸いながらオラってる感じと開始後の真面目そうなフリした態度の落差に一同爆笑。
「ボブ・サップがゲストの豆まき会」
そして岩井先生のおススメセレクト。
冒頭画面中央に「ヨネスケ」の文字。
本編に入ると、見慣れた風景が。
なんと、ヨネスケが中野サンモールのお店を巡りあちこちで試食をして(買わない)、そのままブロードウェイへ突入!
そして弊社まんだらけへ!
まだ鳥居はなく、洞窟だった時代の変や内部をレポするヨネスケ。
ゲーセンでメイドさんと戯れるヨネスケ。
もう、ヨネスケがいっぱい!ファンにはたまらないであろう。
さらにもう一つ、最初に観た子供の成長記録を撮っていたらしき家族のもっと凄い記録映像(ここには書けません)など、普通に暮らしてたらなかなかお目にかかれないものばかり。 こんな楽しみがあるという貴重な体験となりました。
清水