先生は金城さん。
生徒は坂井さん、寺田さん、高畠さん、奥山の四人。
以前、ソドムで宝塚を上映してい際に興味を持ち参加した。
花組のトップスター、明日海りお(あすみりお=みーりお)の「エリザベート」。
大画面でDVDを観ながら金城さんが解説していく教室。
次の場面はこう、ここが見どころ、お唄の説明、ナンバーツーや、これから人気のでるスターなど、いろんな方向からの解説で、まさに歌舞伎の同時解説イヤホンのような、美術館での音声解説ガイドにも匹敵する素晴らしさ。それでいて、楽しく笑いも入れてくる。
トップスター明日海りおのトップならではの、イキフン(雰囲気)が画面から伝わり、ほとんど初心者の僕も、いつの間にか魅了された。
途中お唄の場面では、皆が一緒に口ずさむので、「唄を何故しってるのか」という愚問をしてしまった。演目でずっと演じられているのだから、ワンフー(ファン)はその時代時代のスターが演じてきた作品を何回も観ているのだ。古典落語のオチを何故知ってるのかと聞くようなものなのだ。
21時半から23時半では収まらず、途中早送りをして、止めての解説。トップスター明日海りおが最後にキメて終演。そのあとのフラダンスや階段を使ったお唄のレビュー。すぐに違う組の「エリザベート」や新しい演目を観たいと思った。
他の生徒さんは宝塚のことを知っていて、ストーリーの展開での、感じ方の意見交換を楽しそうに話している。その内容を聞いて少しずつだけど宝塚を知って行く喜びをかんじた。
ありがとう金城先生、宝塚ってすごいんだね。その夜の帰り道、月が僕を少し照らしてくれた。

奥山