この講座は今回で三回目、メンバーはいつもの3人(自分、神作さん、松本氏)に加え、麻雀未経験で第一回の講義に参加し興味が湧いたという酒井さんの4人でした。
まず初めに今回のテーマである「正しい挨拶正しい勢は強さのバロメーター」について。
岩田部長より如何なることかの説明があり、麻雀の強い人の相対的な特徴の一つとして挙げられるのが今回のテーマにあるようなタイプの人であるという話がありました。
落ち着きがなく、投げつけるように牌を切ったり、声を荒げて宣言(ポン、ロンなど)したり、ゲーセンの麻雀コーナーで例えるなら、自分が放銃したり旨く行かなかったりすると台をバンバン叩いたり、ブツクサ独り言で怒鳴ったりするような行為はせず、自分が浮いているときも沈んでいるときも冷静で場の状況を見極め最善の手を考えるような、メンタル面のしなやかさがある...という話でした。(自分なりの解釈)
そのことを踏まえての半荘1回の実戦。
東場は自分が安手で二回和了ったものの、次局で満貫以上の手が入って浮足立ったのが災いし、切ってはいけない牌でリーチをかけ、罰符でプラス分を全て溶かすというポカをやってしまい、気持ちが逸る場面でも冷静でなければならないと改めて痛感しました。
南場に入り岩田部長に替わり酒井氏が初参戦、ここから一局ごとに、岩田部長がガイド役に付き拾捨選択の指南をしつつの対局。
実戦はじめての酒井氏をツモ和了りに導くあたり、岩田部長の麻雀論が正しいという事が裏付けられました。
南三局、今度は自分の後ろに付き指南していただく事になり、まず理牌の段階で面子になりそうなもの以外は余剰牌として捨牌候補にし、あとは場の状況を見て進めていく方針に。
拾捨選択の際、何を残し何を切るか、ここでの選択は非常に参考になり、猛者の考え方を知り得ることが出来ました。
結局、その後手は伸びず聴牌ならず流局...さっきのポカといいこの日の自分はつくづくツイておらず、防御に徹するのがやっとの展開でした。
と、そこでタイムアップ。お開きとなりました。
計三回の講義を通して、麻雀とは奥の深い、浮き沈みがあったり、仕事にも通ずることはもちろん、人生にも通ずるものだとつくづく感じました。
麻雀で要求される能力は自分が思うに下記の要素。
- 即時的な判断ができる
- 数字に強い
- 状況の変化に柔軟に対応できる
更に言えば勝負所を掴む嗅覚なんかも求められる場合もあり、仕事のみならず、人生でもそういったことを求められる場面が思い返せばそんなことが皆さんもあったのではないでしょうか?
そういった能力を計れるということでサイバーエージェント社をはじめ、入社試験に「麻雀」を取り入れる企業も増えてきているみたいです。
是非わが社もそういった選考方法を...とは言いませんが、それだけ人が生きてく上で必要な様々な能力が計れ、鍛えられるゲームだという事を知って頂き、一人でも多くの人に興味を持ってもらえれば幸いです。
また、サーラの方にも麻雀部(?)があるようなので、いずれ対抗戦が実現出来ればいいなと思っています。
八巻