今回のソドムスクールは、1990~94年コミックボンボン連載マンガ「OH!MY コンブ」のリトルグルメを再現しようという企画でした。
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「子どもたちが考え、子どもたちがつくりだす新しいグルメ、リトルグルメ」..主人公の少年コンブが身近な食材や駄菓子などを自由な発想でアレンジした創作料理=リトルグルメを、そのアニメを見ながら実際に作ってみる試みです。
まずは小山さんみずから買い込んで下さったお菓子の山が、どう見てもちびっこの血を騒がせる宝島の光景。
ここでレシピ本を確認、納豆の使い方に一同ひるむも、意を決して調理スタート、徐々にのめりこむ。
「食べ物で遊んではいけません」の戒めに逆らって、しばし背徳の喜びにふける一同。そりゃもう楽しいこと。
創作意欲全開で作り上げたメニューは13品。ちなみに、No.1~6はレシピ本のもので、No.7以降はメンバー各自の創意工夫による。
1.マヨシュガーポテト:ポテロングにマヨネーズをからませ、砂糖をまぶす。時間が経つとマヨの酸味がきつくなり、砂糖とあいまって、えもいわれぬ風味をかもし出す。
2.チョコフレーク納豆:マシュマロをレンジでチンして納豆を混ぜ合わせ、チョコフレークを加えてさらに混ぜる。溶けたマシュマロのねばりが納豆のねばりを懐深く受けとめる。
3:ちゃわんプリン:プリンと卵とバナナをまぜてレンジでチンを2回。最後にナッツを振って出来上がり。しわしわの茶碗蒸し状となるが、怖い要素は皆無。
4:チョコフレーク目玉焼き:目玉焼きにチョコフレークを振りかける。白身にまぶしたチョコフレークは「子供なら」好きな味。
5:あずきなっとう:ゆで小豆と納豆をまぜて冷凍庫でかためる。かためても納豆はねばっていた。
6:ヌードル寿司:ブタメンに溶き卵を入れて熱湯をそそぐ。このヌードルとちぎった食パンを具に太巻き寿司をつくり、残ったスープにつけて食べる。スープにはつけないほうが耐えられる。
7:ポテトチップスによっちゃんいかを載せてマヨネーズをかける。「酒のつまみに良い」の声があがるが、それは既にリトルグルメではない。
8:ポテトチップスにマシュマロ、ナッツを載せて蜂蜜をかける。インスタ映えは抜群だが、このサロン感もリトルグルメではない。
9:食パン+クラッカー+綿菓子+ケチャップ+「ごはんですよ」のオードブル。手さぐり感は半端ないが、ケチャップと海苔佃煮とバナナは意外にも好相性。クラッカーの食感が貢献度高し。
10:うまい棒に「ねるねるねるね」を詰めてラムネをトッピング。かわいい見た目からは想像もつかない凶悪な刺さり方。うまい棒明太子味とラムネを一緒に食べてはいけない。絶対にいけない。
11:とんがりコーンにチョコフレーク、よっちゃんいか、綿菓子などを詰めて、ふりかけ入りのソースやケチャップにつける。詰める空間の狭さが救いに変わるリトルグルメの奥深さ。
12:都こんぶに綿菓子を挟む。都こんぶの酢で綿菓子が消失し、皆様のご期待を下回る。
13:ヌードル寿司の残りご飯に「おっとっと」とケチャップをまぜてレンジでチン。これ子供は一番やりそう。見た目は悪かったです。はい。
実食。
異様に酒がすすむメンバーたち。箸はすすまない。だが酒がなければ流し込めないというのは童心を忘れてしまった証拠ではないか。
重苦しい満腹感が一同をつつむ。
「食べるとテンション下がる」
「全体的に2口目が行けないやつ」
「ダイエットに良さそう」
ちなみに福元嬢は、隠しきれないスキルの高さがにじみ出てリトルグルメらしからぬインスタ映えを連発、ただし最凶のNo.10をたたき出した実績はそれらを打ち消して余りある、本日のクイーンオブリトルグルメ。
結論:単品がおいしい。
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何もつけないポテロングを食べ、若干しみじみと終了したスクールでしたが、このポテロングにマヨと砂糖をまぶすような過剰さを体験し、これまで自分としてはほとんど馴染みのなかったコミックボンボンの世界に触れることができたのを非常に嬉しく感じています。
なお、アニメでの「OH!MY コンブ」は小山さんにとって、新作アニメを日々見る中、ちょっと戻って一息つくような作品だとのことでした。「ドクタースランプ」等に繋がる路線という指摘もありました。
以前、小山さんが中野店勤務の頃、朝礼での小山さんのお話が、私は毎回楽しみでした。多くの情報に目を配り、俯瞰しつつ、いま見るべきものをはっきりと提示してゆく語り方でした。
価値というものを絶えず問い続け、しかも恐れない、そういう気概を、お話を聞きながら常に感じたのを記憶しています。
今回、日々膨大な情報に触れる小山さんが意識をフラットにするための地点のひとつとして、この「OH!MY コンブ」のような作品があることを知ったのも、感慨深いことでした。
小山さんとリトルグルメを作った体験は私の一生の自慢です。







アルバイト 池田