機動警察パトレイバー2 the movieを見ました。
一言でいえば、本当に難しいお話でした。
物語の深みはありましたが、「パトレイバー」というロボット作品なのに終盤にしか出番がない、まさにレイバーが脇役という感じでした。漫画やTVアニメの印象で見ると、なんか違う・・・と思ってしまう人も多いかもしれないです。
あらすじは、「東南アジアのある国にて、柘植行人(つげ ゆきひと)率いる国連平和維持活動をしていた日本のレイバー部隊が敵の攻撃にあうが、発砲することができずに壊滅。それから月日が流れたある日、横浜ベイブリッジが爆破される事件が勃発。
その際に、偶然に撮影されたビデオカメラには、上空を飛ぶ自衛隊の戦闘機が映っていた。警察と自衛隊の対立・迎撃戦闘機が緊急出動など、徐々に不穏を増す東京。
それは、平和ボケの日本人を目覚めさせるために、柘植が仕掛けた東京戦争だった・・・。」というお話。
昨今、賛否渦巻く論争を巻き起こしている「集団的自衛権」を真っ向から取り上げて、現在の日本が抱える問題や疑問をを色濃く反映している作品でした。20年以上前の作品なのに、驚きの先見性を見せつけます。
自衛隊のクーデターと少々重たいテーマを題材にしていますが、いずれ日本でこのような事態が起こるのでは・・・?
と感じてしまうお話でした。
塚原