前回の「知識ゼロでも勘とセンスが養えるLIVEリーダー講座・コピー編」に続いて今回は「画力の乏しい本の買取方法」ということで3度目の受講となります。
■現代の絵の技術について
・全体的に昔よりも今で絵の上手い方が増えてきている。
それは過去で積み上げてきたもののお手本があってからこその今がある。
・今やデジタルで加工や修正などが簡単に行えてしまう。(その際は白黒で見ると分かり易い)
確かに自分も今が旬なジャンルの査定をする際、技術が発達しているせいかほとんどが上手いもので逆にどう差をつけいていくのか迷ってしまう部分がございます。
その際に役立つ法則が以下になります。
■査定について 査定を開始するにああたってまず絵を見て3つに分けるといいとのこと。
①一番上手いもの ②まだ許せるもの ③それ以下 ※例外で①に死ぬほど上手いものも有
「お客様の前で悩むような素振りを振舞って不安にさせないようにすることが大事」
・絵の良し悪しはその都度決めていくのが良い
・このジャンルでこの絵は果たして買えるのか?強化に入っているけど正直不安・・・
と少しでも感じるようであればその勘を信じていい。(強化に合わせて買う必要性はないとのこと)
その絵柄で感じたもの、自分のセンスを信じるということが大事というのがとても伝わりました。
さらに、「自分の好きなジャンルに置き換える」のも良い方法だということでした。
さらに、描き手が少ないカップリングやジャンルですとメジャーなものより絵のレベルは低くなりがちであり、その際は"ジャンルの分布とものさしをきちんとすることが大事"とのこと。
特に芸能(ナマモノ)系ですと各段に流通量が少なくなるので査定の際は要注意とのことでした。
自分も知識のないジャンルが沢山あるのですが、そういう時は査定歴が長いベテランスタッフやそのジャンルの知識が豊富な方に相談するのがいいとのことでした。
自分はジャニーズのとあるグループの名を出しましたが、その際は"買わないサークルを把握すればいい"との回答でした。
芸能ジャンルともなると、多少の知識が必要になってくるのでやはり難しいと感じました。
最後に、"現代では絵の上手い人が多いが昔の絵の上手さも忘れないでほしい"、とのこと。
自分も今の若い層では 昔の絵=ヘタ という感じる方が多いと思いました。
しかし、今はデジタルが主流になってきておりますが昔の色塗りはコピックや色鉛筆など、影などにはトーンを貼るなど、ホワイトでハイライトを入れるなど一つ一つ細かい作業が施されていてアナログの良さや努力がが沢山詰まってるものがほとんどでした。
自分も査定にする際は昔にタイムスリップした気持ちで絵を見るようにしているのでこれからも昔の絵の時代を忘れず、どの層のお客様にも近づけるように努力していきたいと思いました。
今回も大変ためになるお話が聞けてとても良い講習になりました。
また次回もあれば受講したいと思います。
サーラ 細野