今回は女性の主人公、について考えてみようと思ったのですが、思いのほか少なくてちょっと驚きました。
まず、とりもなおさず”この人↓”が有名すぎるせいもあるのでしょうが。
(図1:名前は言わずと知れた…)
時代をさかのぼればともかく、実は最近のほうがより女性の主人公が少ないようです。
(図2)
(図3)
なんだか、秋津透先生と吉岡平先生と神坂一先生と渡邊由自先生ばっかりな気がしますが。
女性を主人公に据える、というのは、おそらく作家自体の志向も大きく関わってくるようです。
男性の作家だからといって女性の主人公を描かないわけではないですし、女性作家だからとって男性キャラが少ないわけでもないと思います。(図2と3)
最近だとこの辺は女性の主人公だ!という方もいるかと思いますが。
(図4)
(図5)
(図6)
近年のライトノベルでは”ヒロイン”は多数登場しても、女性の主人公はかなり少数派です。
もともとライトノベルという読み物は、少年向けの冒険小説から端を発したジャンルであることを考えれば、主人公の割合として男性が多いのは至極当然ともいえます。 むしろ少年マンガよりは女性主人公の比率ははるかに高いといえます。
ちなみに最近作で担当が個人的に好きだった女性主人公はこの二人(図7)です。
(図7)
次回もライトノベルの主人公キャラについて考えます。
(担当 有冨)
※この記事は2009/2/18に掲載したものです。