過去改変もののSFは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「時をかける少女」などいろいろありますが、そんな中で過去を変えようとする者を取り締まるタイムパトロールが出てくる作品が多くあります。
そのまんま「タイムパトロール」というタイトルの古典SFもありますが、日本人に一番なじみのあるのはドラえもんに出てくる組織でしょうか。
藤子先生の作品には「T・P(タイムパトロール)ぼん」もありますね。
「時空の旅人」の時空管理局や組織名そのままの「クロノアイズ」など作品により名前も色々あります。
そんな組織の一つに属した時空修復官が「確かな時代(CLEAR AGE)」から現代に漂着してしまい救助を待つあいだの波乱に満ちたサバイバルを描いた作品「おとうふ次元」を紹介します。
厳しい適性検査と訓練をクリアした時空修復官の過去漂着時の対処 がこちら。
未来に影響を与えないように救助を待つ最善の方法です。
ただ、市街地に漂着したため救助が来るまでの間過去へまったく干渉しないことは不可能。
そこで頼りになるのが時変センサー。
何か行動するごとに未来への影響の大きさを測る時変値の変動を教えてくれ、おかげでコンビニのメニューを間違えて未来の人口を100人規模で変動させることを防げます。
しかし、野蛮な旧世紀での日々は危険がいっぱい。
大家さんに招かれた現代での始めての食事
突然押しかけてくる新聞勧誘員
大家さんに服装を突っ込まれ、やむを得ずパンツを買おうとしただけで未来が大変化
あげくの果てはただ寝ていただけでも…
はたして、主人公ジン・トライは無事に未来へと帰れるのでしょうか。
原作者の森繁拓真先生はアニメ化もされた人気作「となりの関くん」の作者さんです。「となりの関くん」では毎回の関くんの一人遊びが楽しみな作品ですが、すでに8巻を越えた連載でそろそろ遊びのネタが切れないかと心配していたところ、さらにアイデア勝負の作品が始まりました。恐ろしいかぎりです。
今回なんとなく森繁先生の画の雰囲気に似せている作画のカミムラ晋作先生もデビュー10年以上のベテランです。
昆虫にまつわる事件を描いた「ベクター・ケースファイル」がとても好きでした。
おふたりともSF好きとの事でしっかりとSFしていますが、シチュエーションコメディとしての色が強いので気楽に楽しめる作品です。
(流通センター/沢田)
今回紹介の作品の通信販売はこちらから。
中野店 沢田
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