こんにちは!すっかり冬ですね。昨年からはじめた「SAHRAの本棚」ですが、少年スタッフ皆でリレーのようにはじめた更新も、1年ちょっとが経ちました。 最近はスタッフ別に過去記事も纏められています。ビビビと来たスタッフがいましたら、ぜひ他の記事もお読みになってくださいね。素敵な1冊が見つかるかもしれません...
冬になると毎回読みたくなるのがこの作品。
イン・ワンダーランド
主人公・エリゼが訳あって図書館司書・亀のバーバラに引き取られ、家族としての心の交流を描いた作品。バーバラとのエピソードの他にも、おともだちのアンニカちゃん・リリィちゃんとの日常も描かれています。アンニカちゃんとリリィちゃんはウサギですが、動物としての種・科目の違いは些細な事。女子は在りし日の自分の姿を重ねる事が出来るはず。
遠足の前日にわざわざ同じ所に行ったり、大好きな本を無理やり読ませたり…「嫌な事全部忘れて、楽しかったコトだけが残っている」
エリゼが言うように、昔の良い思い出だけが浮かび上がってくるようなそんな気持ちになります。
ウサギであったり亀であったりする事で何か大きな出来事は起きないのですが、私がぐっときた場面はこちらです。
私ならリリィちゃんの夏毛で編んだマフ、欲しいなぁ…
参観日のシーン。猫のお母さんは日傘でとってもマダム気分。
「不思議の国のアリス」「マザーグース」の要素を取り入れた作品は数多くありますが、それらと同じ世界に存在すると思わせる作品はそうそうありません。
木漏れ日や魔法の描写、動物の毛の表現、眉や目の表現にどことなく在りし日に読んだ絵本の挿絵を感じさせる部分があり、ストーリーの「不思議度」も絵柄にマッチする、優しくてどこかおかしいものとなっています。
かつてハルタがFellows!という雑誌名だった頃、森薫「乙嫁語り」入江亜季「乱と灰色の世界」等と同じ誌面で活躍していた薮内先生。他の作品も紹介したいのですが、商業誌で発行されているのはこの2冊のみ。別名義で活躍してらっしゃるお話も聞かないのでとっても気になっています…今でも創作活動を続けていらっしゃるのでしょうか?先生の作品もっと読みたいです!待ってます!
Fellows!といえば、たまにテーマが決まった小冊子がオマケでついてきたのも嬉しい思い出でした。この単行本にも収録されている「Swimsuits Fellows!」は良かったです...森薫さんの人妻ムチムチ水着も拝めますよ!夏の昼下がり、畳の部屋で水着の妻...ミスマッチさが相俟って良い着エロ...薮内先生が描く夏の妖精も、健康的でとってもステキ!
今回紹介した漫画はこちら
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