中野店の臼井です。
お待たせしました!島耕作シリーズのご紹介第二回です。
弘兼憲史/課長島耕作
今回はこちらのキャラクターをピックアップします。
「ニャッコ」こと歌姫ナンシー・アレンです。 耕作が初芝のグループ会社であるサンライトレコードに出向していた際の登場人物。 初登場は「部長島耕作」6巻で、日本人とアメリカ人のハーフの少女です。 アメリカ生まれの天才ボーカル少女という設定は、年代的にもまさに「宇多田ヒカル」のオマージュ。
歳が近いこともあり耕作の娘、奈美と意気投合し一時期はサンライトレコードに決まりかけるも、ライバル会社の策略で一度は契約を破棄されます。
ここで思い返されるのが「課長島耕作」の1、2巻。 当時ニューヨーク赴任になった耕作の秘書として登場し、耕作と関係を持ったアイリーンという女性がいます。
後に妊娠が発覚し、耕作と当時に付き合っていたもう一人彼氏ボブとどちらの子かわからないというエピソードがあります。
そう、ニャッコは耕作の認知されていない隠し子だったのです。 このことを知ったアイリーンは真実を打ち明けニャッコを耕作のもとに預けることを決意。 但し、娘に父親だということは明かさないという条件をつけます。
その後、耕作のもとで類稀なる才能を発揮し大ヒット。 サンライトレコードに大きな利益を生み出すとともに世界へと羽ばたいていきます。 しかし、父親を知りたいという気持ちは大きく、そこが不安定なままでした。
真実を打ち明けられない耕作を何度も困らせ、確信には至らないものの「この人、実は...?」となります。
それから数年後... 人気にかげりが見え、酒やドラッグ、妊娠とスキャンダルを多発させていくニャッコ。 心配した耕作が会いにいくと...
変わり果てたこの姿! それでも父親かもしれないと意識していた耕作の話を聞き入れ、まともになろうと決意を固めます。
しかし...
家に飛行機が突っ込むという大事故に巻き込まれ、半身が吹き飛びます。 病院に搬送され、なんとか耕作と面会する機会に恵まれます。
「THANK YOU DADDY」 一番知りたかったことを知ることができたニャッコ。 最後に一言そう言い残して他界します。
あまりにも衝撃的な死に方のキャラクターなので印象に残っている方も多いのでは、と思います。 島耕作では老衰だけでなく、前回紹介した八木や今回のニャッコのように衝撃的な死に方のキャラクターがまだまだ多いです...。
今後もまたキャラクターにスポットを当てて紹介していきます。
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