2015年ももうおしまいですね。
ORANGE RANGEが「SUSHI食べたい」という名曲を発表したこの一年、皆様にはどんなことがありましたか? 私は今年、コンビニで食べたいパンを食べたいだけ買えるようになり、喜びで泣きそうになりました。選べるって本当に素晴らしいことですね。中野店の関口です、こんにちは。
まんだらけの2015年は通販センターSAHRAの誕生、これが一番大きな出来事でして、そのSAHRAの場所は千葉県。ということで今回は千葉を舞台にした漫画を紹介します。
それは木多康昭の「幕張」。
SMAPから森くんが脱退した1996年、週刊少年ジャンプにて「ロリコンの男子高校生・奈良重夫がホモに犯される」という強烈な第1話で始まった漫画「幕張」。次々と現れる濃いキャラクター達による下ネタ、パロディ、毒と暴力に特化したギャグは当時の読者に衝撃を与えました。驚きなのが2016年になろうとしている今尚通じるパロディ、元ネタによっては現在の方が広く知られ、伝わり易くなっている点です。そんな幕張の印象に残ったパロディを、主観的なランキングで振り返ってみましょう。
第5位「賭博黙示録カイジ」
「あらゆる恋路を壊します!!!」という我々の味方・吉六会。そのメンバー全員がエスポワール時のカイジの服を着用。星を6つ所持することで暗に知性の高さを知らせています。
画像は奈良が矢禿(画像右のアフロ)に「パンティーの事をパンテェーと言うな」と告げに来た際のワンシーン。
第4位「地獄先生ぬ~べ~」
アメリカ人が敗北感を味わう程に桁外れなチンポ、それを表現するために鵺野先生がカットイン。
鬼を見た女子二人の表情の違いにも注目。驚き、恐れだけでなく恥じらいが見られるのが嬉しいところ。
第3位「寄生獣」
総理大臣が偽物のピョン吉Tシャツを前にし、ピョン吉との日常を妄想する場面。「次の総選挙では過半数割れそうじゃわい」と涙を流す総理に「泣くなシンイチ」と笑顔で声をかけるミギー。
第2位「スラムダンク」
試合中、へにより脳をやられ一時的に全身が麻痺した奈良。勝ちを諦めた瞬間に安西先生が空から登場。
「あきらめたらそこで試合終了だよ」の名言で他校の生徒をも励ます安西先生の優しさにグッと来ます。
第1位「ジョジョの奇妙な冒険」
問答無用のカオス空間。呆然とし、身動きが取れない状況を表現するために作中、何度も時を止めるスタンド「ザ・ワールド」が登場。
中でもワールドが悟空、花道、マサルさん、マキバオーに成り代わる場面はダントツトップの衝撃度。
アフロと化したスタープラチナに「ウォンチュッ!!」と挨拶する狂喜の表情は至極。
いかがでしたか?もちろんそれ以外にもメジャー・マイナーの作品から多数のパロディが登場。笑わせるだけでなく元ネタ探しの楽しみも教えてくれるギャグ漫画、ぜひ!
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