元気ですかーッ!!
最近「私◯◯でした」とか「私の◯◯は◯◯です」みたいなタイトルのエッセイ漫画、多いですよね。
ラノベのやたら長い文章のタイトル同様、一目でどういう内容なのかが分かりやすく興味をひかれます。
そんな中、割とお馴染みの作家さんがその流れを意識したかのようなタイトルの本を描かれていたので読んでみました。
『妻しか女性を知りません』石原まこちん
主人公はアラフォーのサラリーマンとなっていますが、まこちんセンセ自身の話を元にフィクション化されているようで、売れっ子漫画家さんが実は「妻しか知らない」一途なお方だったとは・・・。
大学時代の同級生と若くして結婚して二児の父。この「若くして」というのが、恋愛経験を積んだ末ではなくDTのままだったがために気が付けば女性経験=妻となった訳です。
独身からすれば結婚したんだから悩む事ないじゃん、とも思いますが彼はそんな自分の「男性しての価値」に疑問を持ち始めます。
子供から見て、他の女性から見て、そして妻から見て・・・。
勤務先の女性社員から話しかけられても緊張してしまい上手く話せずなぜか敬語を使ってしまい、汗だくになってしまう始末。
おまけに女の子の発する一字一句に妄想を乗せる、完璧にDTそのものです。
これまで浮気どころか風俗にも行った事がない、ならば男の修行のために風俗に行くことを決意。
そう、ここでも北方謙三「モテたければソープへ行け」理論が!!!
風俗に詳しい後輩のアドバイスで店を決めいざ、出陣!!
しかし・・・。
どうしても店に入る勇気が出ず、前を行ったり来たり。分かるわー、その気持ち。
結局"修行"は断念し、悩みは続く。
幸いセックスレスではないにしても妻から誘ってくることがなく、もしかしたら妻は演技しているのではないかという疑問にブチ当たりまたしても後輩に相談。今度はオトナのおもちゃを使ってみては、というアドバイス。
さっそくその手のショップに行き物色。てか、素直過ぎる!
しかしここでも弱気の虫が・・・。
そんな中、彼の悩みを親身に聞いてくれていた女性社員よりチケットが余ったからと映画のお誘いが。
ここでも揺れに揺れます。
詳しくは省略しますが、こんな事を繰り返しつつも「ボクが妻しか知らないのは神のおぼしめし」という結論に辿り着いたのです。
そしてラストシーン。
アニメ『一休さん』風。(あんなに怖くないけど)
チラリと見切れる浮気未遂(?)をした相手の表情が彼の「男性としての価値」を表しているようです。
彼女が出来ない、結婚出来ない、そう悩んでいる立場からしたら「贅沢だ」、また女性からしたら「こんな愛妻家の旦那さん素敵!」との声が聞こえて来そうですが、憎めないのはこの主人公のマインドが完全にDTだからなんですよね。
「男の価値」とは女性経験の数か、密度か。そして幸せって・・・なんだっけ。さーあ、みんなで考えよーう!(SHOW by ショーバイ風)
どーですか、お客さんッ!!
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中野店 清水