こんにちは。
本日担当の池尻流通センターの南と申します。
漫画家の漫画やエッセイ漫画が好きです。
あと週刊ヤングマガジン、週刊スピリッツ、ヤングアニマルを毎号買ってます。
今回は週刊ヤングマガジンの連載作である「ザ・ファブル」を紹介します。
一風変わった殺し屋の話です。
南勝久先生の前作は走り屋たちの熱い物語「ナニワトモアレ」シリーズなので、
その次なる作品が殺し屋の話というのは“先生が描くものとして、ありそうなテーマだな”
と感じる気持ちは賛同していただけるのではないでしょうか。
どう変わっているのかというと、今作はアウトローの殺し屋が普通の日常を送る話なのです。
ファブルと呼ばれる、凄腕の殺し屋(6年間で71人!)がボスの指令により一年間の休日を取ることになりました。
新居でインコを飼い、仕事を始め、緊張感のある日々から一転して平和で余裕のある暮らしに、
戸惑いながらも新鮮さを楽しみます。
キャラクターも殺し屋の冷血なイメージではなく、大好きなお笑い芸人がいて大
笑いしたり、
猫舌だったりします。ちなみにファブルとは寓話という意味です。
だが南勝久作品にバトルは避けられません。
かくまってもらうヤクザにはちょっかいを出され、
さらに若頭の弟分が出所し、何やら只ならぬ予感。
そんな中にも守ってあげたい女性が登場し
人間らしい気持ちも芽生えてきたファブル。
殺し屋の漫画は数ありますが、アウトローの世界に精通した作家が描く
殺し屋の漫画のリアルさには圧倒されます。
その殺し屋が我々の生活に寄り添うように入ってきたとなると
いったんは拍子抜けしますが、しばらくして身構えないといけません。
変化球の多い作品ですが、忘れたころに直球がきます。
現代のファブル(寓話)とは、これなのか。
また、この作品は酒を飲むシーンがカーニバルな楽しい宴会として描かれるのも、みどころです。
最近の傾向だと飲酒を負のイメージで描く漫画が多いですが、
そこを笑いにするのは、作者のカラーが出ています。
読むと実に飲みたくなります!
殺し屋の休み時間は終わらない、日曜日は終わらない。
ヤンマガ発売の月曜日が待ち遠しい!
《 今回紹介のコミックスの通信販売はこちら 》
講談社 南勝久「ザ・ファブル」はこちらから。
南勝久さんの前作・講談社「ナニワトモアレ」シリーズはこちらから。
コンプレックス南
1週間のアクセスランキング
カテゴリ
- お知らせ
- 中野店 (54)
- コンプレックス (8)
- 渋谷店 (12)
- サーラ (6)
- 池袋店
- 宇都宮店 (1)
- 札幌店 (9)
- 名古屋店 (12)
- うめだ店 (6)
- グランドカオス (8)
- 福岡店
- 小倉店
月別アーカイブ
- 2018年12月 (6)
- 2018年11月 (8)
- 2018年10月 (6)
- 2018年5月 (21)
- 2018年4月 (25)
- 2018年3月 (23)
- 2018年2月 (23)
- 2018年1月 (29)
- 2017年12月 (29)
- 2017年11月 (27)
- 2017年10月 (27)
- 2017年9月 (28)
- 2017年8月 (29)
- 2017年7月 (28)
- 2017年6月 (25)
- 2017年5月 (31)
- 2017年4月 (29)
- 2017年3月 (14)
- 2017年2月 (12)
- 2017年1月 (30)
- 2016年12月 (30)
- 2016年11月 (27)
- 2016年10月 (25)
- 2016年9月 (30)
- 2016年8月 (30)
- 2016年7月 (29)
- 2016年6月 (28)
- 2016年5月 (29)
- 2016年4月 (27)
- 2016年3月 (28)
- 2016年2月 (25)
- 2016年1月 (29)
- 2015年12月 (27)