ドーモ、SAHRAの阿部です。 今回紹介しますのは小説「皇国の守護者」作者は佐藤大輔さんです。漫画「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」の原作をされた方でもありますね。
皇国の守護者は先日コミカライズ版が絶版になるかもと話題になったことでも名前を聞いた方も多い思いますが原作小説の方のお話しをしようと思います。
この作品は私達の住む世界、100年ほど前の日露戦争くらいの頃に似た、ただし魔法じみた「導術」や龍が存在する世界が舞台と成ります。
主人公「新城直衛」は「皇国」の北方を守る軍に所属する補給などを担当する兵站将校。だが強国「帝国」の急襲を受け壊乱、敗走する皇国軍。撤退する味方の時間稼ぎのために敵に対するには僅かすぎる部隊を率い戦いに挑む...
というのが物語の始まり、ジャンルとしては戦記ものです。ちなみにコミカライズ版はこの時間稼ぎの戦いが描かれています。
話しが進むと、というかすぐにでも解りますが主人公には極端な二面性というか「異常性」がいくつかあります。戦争の不条理・理不尽さを解りながら戦争が好きでたまらない。冷酷なサディストにして極度のリアリストであるが優しくもある...すっごい難しい人で実際にいたら近くにはいて欲しいとは思えないかもしれませんね。
物語は北方の戦いが終わった後も主人公は英雄的な活躍をしますが所属する皇国としては帝国に圧されつつある末期戦ものといえる面もあります。
小説は全9巻でており1~7巻の表紙・挿絵は塩山紀生さん、8巻が平野耕太さん、9巻が獅子猿さんとなっています。
文庫版も出ておりこちらは加筆修正や短編が載っている事もあります。
なおこの作品はタイトルにも書きましたが作者死去により未完となっています...ただ物語的には最新刊である程度区切りのいいところで終わっているのが幸いでしょうか。
影響を受けたという作家さん漫画家さんも多い皇国の守護者、佐藤大輔さんの作品如何でしょうか?
サーラ 阿部
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