はじめまして。まんだらけイチの食いしん坊、福田です。
毎日空から一万円が落ちてくるなら働かないのに、と言ったのは森茉莉ですが、そりゃあ一日一万円の不労所得があったら、仕事しないでマンガ・メシ・ネルの生活します。毎日マンガとおいしいゴハンのことだけ考えて生きていきます。
そんなわけで、食いしん坊スピリットを刺激されるマンガを紹介していきたいと思っています。
まず、今回はこちら。
現在、コミックビームで連載中の「目玉焼きの黄身いつつぶす?」(おおひなたごう)です。
主人公・二郎は食べること、というより食事のしかたにあれこれ細かいこだわりがあり、卵かけご飯にどうやって卵をかけるか、とか、焼き鳥は串から外して食べるか否か、とか、なぜラーメンではなくあえてつけ麺をたべるのか、とか、食べることにそこまでこだわりのない人にとっては果てしなくどうでもいいであろうことを真剣に考察する。
実にイイ。二郎の意見に大賛成の時も、今回は友人の考えの方が納得いくなという場合ももちろんあるのだが、いつも真摯に身近な食べ物について考えるその姿勢が大好きだ。
自分的になるほどと得心したのはつけ麺の回。なぜラーメンではなく、あえてつけ麺を食べるのか?二郎自身ははっきりした答えをだせないのだが、同僚の語りに賛同した。
麺をガッツリ食べたい。
シンプルで真っ当で、熱い麺はハナ水たれるからヌルイつけ麺がいいの~(これは別の同僚の意見)なんてまさにヌルイ考え方とはくらべるべくもない。
このように毎回、自分なりの論を出しつつ真面目に読んでるんだけども、ビームでの惹句によると、このマンガ、扱い的にはギャグなんだよね。だから、ヘンな男の生態を軽~く楽しみたい向きにもきっと楽しんでもらえるんじゃないかな。
また、二郎のリアクションにも注目。とにかく大げさで、彼の人生においては食は相当重要なポジションなのだなと思わせられる。
ちなみに、一押しのつけ麺の回は2巻に収録されています。
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名古屋店 福田