「この報告書は、まんだらけのオタク社員たちに富士登山を挑ませた熱血取締役の記録である
普段ろくに運動もせず好きなことだけやっているオタク社員たちが登山部活動の中から健全な精神を培い、
わずか数ヶ月で富士登山をなし遂げた奇跡を通じてその原動力となった、信頼と愛を余すところなく記録化したものになる予定である」

2025年1月31日 第七十一回 まるで異世界なスノーモンスターそびえたつ蔵王へ

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観光地としては言うまでもなく有名なものの、
登山部の山候補としては今までは正直考えてもみなかったです。
調べるにつけ行きたくなり、山も良いし、温泉も良いし、ごはんも良いし。
ただ登山だとガイドをつけないと登れないとのこと・・・

スキーをするか!

山を登らずスキーは初。
メンバーは西田さん、小山さん、そして自分の3名で蔵王のスノーモンスターを目指します。

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「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」
移動の車中ですでに東京の日常とは全くことなる風景が広がる。
今年のスノーモンスターは例年より巨大で見ごたえがあるとの事前の報もあり楽しみが広がります。

山形駅に到着。
ここ最近の新定番カーシェア。その場所を探す。
はじめて降りた駅にもかかわらず、こっちですと割と自信満々に先頭を歩いていたのですが、
真反対に進んでいました。カーシェアはどこだ?
正しい方向へと進んでいくもなかなかたどり着けずと思ったら・・・

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あった!
一本奥に入ったちょっと変則的な位置でした。
カーシェアすごく便利で良いのですが、毎回場所の発見にてこずります。
しかも雪で埋もれている

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車の中にあった雪かきアイテムで車に積もった雪をおとす
ちょっと西田さん楽しそう♪
車の発見に若干時間をロスしましたが、ここから車で蔵王スキー場&温泉までは40分くらい。
西田さんすいません、運転よろしくお願いします。

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蔵王はさすが人気の観光地
WEB上で駐車場の埋まり度などが調べれて・・・と思っていましたが、
WEB上でスペースあったもののオフィシャルで駐車場となっているところは全て満車。なんてこった。
リアルタイムで反映はそりゃ難しいよね。

ちょっとうろうろするも、
中央ロープウェイ近くの温泉施設が駐車代をだすと駐車できると書いてあるのを小山さんが車中から目ざとく見つけてくれました。
自分が車を降りていって話して交渉成立。
場所も素晴らしくありがたいです。

西田さんは今でも時折スキーに行ってることもあり問題ないのですが、
ぼくと小山さんはスキーは20年以上ぶりとドキドキです。
しかもぼくのスキー体験は大学1年生のときに大学の先輩に連れていってもらった屋内スキー場「ザウス」以来。
ほんと大丈夫なのか...?
ウェアだったりをレンタルするときの装着時点で必死でした。

スキー板をかついでヨタヨタしながらロープウェイへ。
蔵王はスノーモンスターを見たい海外観光客が殺到していて、
ロープウェイで山頂までいける山麓線は日々混んでいて、事前ウェブ予約ができるものの、
かなり前の段階から埋まっていて予約できず。
実際この日も横目でチラリと途中見たのですが長蛇の列ができていました。

我々は中央ロープウェイであがっていき、そこからリフトを乗りついで、
山頂までは行けないものの、そこからスノーモンスターを楽しみつつ滑っていこうと。

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リフトを乗りついでいっていざスキーの時。

こわい...

最初この坂を滑っていくのか
と恐怖した坂は滑っていくところではなく安心したのですが、それでも怖い。

西田コーチの指導のもと、上体を動かして重心を変えつつ、傾斜を蛇行して滑ります。
最初はむちゃくちゃ怖かったのですが、少ししたらちょっと慣れてきて案外といけました。
ザウスの勘が戻ったのかもしれません。

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西田さんがしきりにものすごく雪質が良いことを教えてくれます。
すいません、その素晴らしい雪質をわかってあげれなくて。
ただこのぼくが滑れたのは雪質が良く、滑りやすかったことはかなり影響したんだと思います。

何気に両サイドにそびえたっているけど、
スノーモンスターの迫力がすごく、異世界感はハンパありません。

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この日はガスっていたこともあるとは思うんですが、
スノーモンスターを楽しむにはロープウェイから見るよりも、
スキーで滑りながら身近に感じたほうが良いと思いました。
かなりの迫力でほんと楽しかったです。

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滑る気は全くないというよりも、
そんな技術はないのでぼくと小山さんは見るだけということで山頂駅まで行きました。
写真見てもらっても分かると思うんですが、
もうその場に立つだけで戦意喪失してます。

西田さんはじゃあ滑ってくる!
と颯爽と雪山の中に消えていきました。
ぼくと小山さんは震えながらロープウェイで下山です。
山麓駅のところにタコス屋があって、
そこでコーヒーを飲みながら西田コーチを待ちました。

そしてほどなくして合流。
西田さんはぼくたちよりも早く滑り終えるも違うところについてしまって、
またリフトで上がってからこの山麓駅のところに降りてきたとのことでした。

ちょっとゆっくりしてから温泉です、酸性の温泉で楽しみです。

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蔵王の温泉街へ
温泉街はスキー場からほんの少し歩いたところ。
道の横から湯煙が立ち上がり、硫黄の臭いが香ってき、
路上のそこかしこに硫黄で良い感じに変色したところがあって風情があって良いです。
まずはお目当てだった上湯共同浴場へ。

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きもちがいい~
入るなり体の芯から温まる

酸性度が高い温泉と楽しみにしていましたが、
ほんと気持ちがいい
温泉あがったあとの湯切れがやたら良いのも驚きでした。

日本屈指の古湯の蔵王
古いってどんだけ古いんだと事前に調べてときに歴史が1900年前ということにビックリ
その歴史が日本武尊の蝦夷征伐にあるって。もう歴史の教科書です。
西田さんは頭に1900ということだけは残ってたようで、

100年前だっけ?
と途中できいてきましたが、1900年前です。

ほんとに最古の古湯かどうかは浅調べなのでわかりませんが、
日本の温泉の中でも屈指の歴史を持つことは間違いないでしょう。

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温泉街を歩いてるときにあった長~いつらら。

あと、写真を撮り忘れてしまったのが残念ですが、焼き芋を売ってまして、
その焼き芋がねっとりととろけるような焼き芋で超絶美味しかったんです。
あんなに美味しい焼き芋ははじめて食べました。ありがとうございました。

他の共同浴場も入りつつ、
現地の人がオススメしてくれた少し坂を登ったところにある温泉に向かっているときに、、

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ツルスッテーーン
小山さんが豪快に転んだところをパシャリと激写。
その転んだ少し先に目指す温泉「源七の湯」がありました。

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こちらも気持ちのよい湯
共同浴場と泉質は同じで、酸性温泉の気持ちよい温泉でした。
この日入った温泉はどれも素晴らしい温泉でした。
蔵王さいこーです

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温泉をあがったころには、少し夕焼けを感じさせる空色に。
ちょうどおなかも好き、これも今回蔵王を調べるまで全く知らなかったことの一つ。
蔵王名物のジンギスカンを食べに、事前に電話していたジンギスカンシローへ行きました。

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ここの店オススメです。
ものすごく美味しかったです。
ジンギスカン一本で勝負してる硬派なところも含めてすごく良い店でした。
店員さんもいい人で雰囲気もすごく良かったです。

スキーも楽しかったし、温泉もごはんも素晴らしく蔵王ほんとたのしかったです。
今回天候はかなりガスっていたこともあったので、
次回はもう少し天候良いときに行けたらよいな。

コンプレックス 竹下

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