本店と大予言のスタッフの久保田は大のツチノコファンです。ツチノコが出てくるマンガやつちのこトーイに目がありません。「ええ、2メートルくらい飛んだりします」とか「チィーと鳴きます」「新潟はツチノコファンにとってメッカですね」などと見たことも触ったこともないのにやたらとスペックにだけは詳しいという、銀塩カメラのマニアとか軍オタみたいな感じになっていてビックリしました。結婚式前夜、普通だったら翌日の準備に早めに帰宅するのが筋、というときですらこんなトピックスを意気揚揚とあげているというていたらくです。
http://www.mandarake.co.jp/information/buy/nkn/daiyogen/tsuchinoko.html
ツチノコがブームになったのは70年代で、霊、超能力、ネッシーなどが話題になっていた当時です。古くからの目撃証言はあるものの幻の存在・・・として有名なのですが、いまだに捕獲情報はありません。
マンガ界でツチノコが有名になったのはいわずもがな矢口高雄先生の「バチヘビ」から。
秋田出身の矢口先生も子供の頃バチヘビ(東北でのツチノコの呼び名)を見たことがあるのです! アシスタントに「ホントにいるんだ!」と力説する矢口先生は、。
目撃情報を元に地元の有志とともにバチヘビ探索隊に参加。隊員はみな凝りに凝った罠でバチヘビ捕獲を試みる・・・がみな失敗。うなだれる矢口先生とアシスタント。さあ引き上げよう、と酒樽を持ち込んでいたトメさんのところにいくとそこには・・・。
ウジャウジャいるじゃないですか!! ガブガブ酒のんでるじゃないですか!! 5匹もいるのに捕まえられないのはちょっと考え物ってレベルですよ!? バチヘビが幻、というのは分かったが、幻が5匹で円陣を組み樽酒飲んでたらそれは違うんじゃないでしょうか。
人が横で寝てるのに真横で樽酒ガブガブ呑むくらいだからツチノコがとても用心深い、とも思えません。この警戒心のなさなら自衛隊を2個大隊くらい投入して山狩りしたら捕まえられる気がしますね。
ちなみにこれが全国から寄せられたバチヘビの特徴ですが、
「下り坂はゴロゴロころがる」
・・・眺めてないで捕まえて欲しいところです!
「寝るときイビキをかく」
・・・寝てるんだから感心してないで捕まえて欲しいところです!
とツッコミところだらけですね。
このバチヘビ探索隊の第1話が収録されている矢口高雄の自伝集「釣りキチ三平の釣れづれの記」が大量に入荷しました! 本店入ってすぐの平台に並べていますので「ビールビンみたいに太い蛇、可愛く思えてきたよ」という方は是非本店に!
ちなみに矢口高雄先生とツチノコの戦いを全て収録した「幻の怪蛇・バチヘビ」は、これでもかというほどバチヘビが登場、寸前で失敗、にげられるの繰り返し。毎度毎度逃げられるズサンさで、何で捕まえられないのこの人たち?と無性に腹がたってきます! ちなみに「ふるさと」でも酒を飲むバチヘビ図が登場しますが
やっぱりこれは捕まえられない方がダメだとおもいますねえ。めっちゃバチヘビ盛り上がって宴会する気マンマンじゃないですか!
中野店 岩井