はじめまして、まんだらけコンプレックス少年コミックスタッフ内村と申します。
この度はじまりましたコミック紹介ツアーのトップバッターを務めることになり緊張しておりますが、自称百合マエストロとして得意の百合や好きなSFから頑張って紹介してゆきますのでどうぞよろしくお願いいたます。
ではさっそく、今回紹介するのは
くずしろ(別名義:葛城一)【姫のためなら死ねる】
初単行本【姫のためなら死ねる】が発売されるとじわじわと人気と実力をつけてゆき、少年サンデー・ガンガンなどでも単行本をリリース、あれよあれよと実績を重ねていると単行本デビューからわずか2年で百合専門誌の金字塔である百合姫での連載。さらに勢いはとどまらず百合姫史上なもり先生の「ゆるゆり」に次いで2作品目となるアニメ化!
この間わずか4年というスピード出世! その人気の発端となったのが【姫のためなら死ねる】。
清少納言、紫式部・中宮定子などの登場人物を中心に平安の宮を舞台に描かれている。
と言うと、歴史物の硬いイメージが先行しそうですが、そんなことはありません。古典に嗜みがなくても楽しめます。その理由は下記
清少納言(27歳設定):枕草子 → ひきこもりロ〇コンのブログ
紫式部(20歳設定):源氏物語 → ハーレムエロラノベ作家
中表紙ではこんな大胆な! 主な登場人物たちです↓
と、超訳現代オタ解釈版とでも表現しましょうか、言葉遣いや、ノリがかなり現代風にアレンジされていて古典・平安という要素への壁はすぐに取り払われるはずです。
そして百合としての見所。それは常に清少納言が中宮定子(定子さま)のことばかり考え(妄想)、見ている(舐めるように)ところです、しかも強烈に、いや偏執的に。
枕草子からまさかこんな解釈が生まれるとは、百合好きとして完全に斜め上をいかれました。
しかし、たしかに言われてみれば
「小さきものは、みなうつくし。」
とは
「小さい子はみんな可愛い!」
と、よく宮で言いましたね。現代であれば職場での立場などいろいろと危険にさらしそうですが。教育現場では特に・・・。
逆にそんな発言が咎められないほど教育係である女房の清少納言と中宮定子はよほど仲が良かったのかと推察すればあるいは。 ・・・あ、これ百合ですね!
また、こんな間違いも・・・多々起こります!↓
こういったところは大人百合好きには嬉しいところ。
この作品に限らず百合姫コミックの犬神さんと猫山さん・龍崎さんと虎生さん・ラブデスなどでも くずしろ先生 の趣味を多分に盛り込んでキャラクター・ストーリーが作られていますが、意外にも読み切り等で描かれるバイオレンスな作品はコレまでの百合作品にない、他とは一線を画すビ〇チ・NTR・首絞プレイといった強烈なものが際立ちます。こういったバイオレンスな作品は百合ではまだまだ少ないので求める方には貴重です。
くずしろ先生 の他タイトルは
一迅社
スクウェア・エニックス
葛城一名義
このように作品ジャンルの幅も広がってきておりさまざまな百合作品を描きだす「くずしろ」先生の作品。
どの話しもくずしろ先生の魅力ばかりです、ぜひどれか1つでもお手にとって読んでみてください!!
それでは、ここまでご清聴ありがとうございました。またの機会にお目にかかりたいと思います。
コンプレックス 内村
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