幸せとは、ごはんがおいしいことである、というのが食いしん坊福田の持論である。こう述べると、メシさえあればいい単細胞のアホかと思われがちだが、そんな単純なハナシではない。
ものを食してうまいと思えるには、様々な条件が必要なのである。まず、その食物の味が好みに合っていること。次に、体調が良いこと、そして大きな悩みがないこと。具合が悪かったり、心配事で頭がいっぱいでは、味わう余裕はないだろう。
つまり、おいしいと感じられるには、精神と肉体の健康が不可欠であり、それが揃っていて自分の好物が目の前にあるなら、幸せに決まっているではないか。
さて、この前フリから今回紹介するのは、「実在ゲキウマ地酒日記」。
須賀原洋行が5年程前、イブニングに連載していた、うまい酒とそれに合うツマミのつくり方を紹介しちゃおうというマンガである。毎回作者が妻のよしえさんと息子たちにおいしそうな料理と酒をふるまう、実に食欲をかきたてられるマンガなのだけれども、
何とも驚きの最終回が待っている。実は連載の途中でよしえさんは癌を患い、天国へ行ってしまっていた、と告白されるのだ。マンガではずっと元気な食欲魔神として登場していたのだけれど、読者を欺いているようで続けるのが辛くなった、と。これを踏まえて1巻から読み返すと、切なくてたまらない。ごはんがおいしい、というのはなんて贅沢で素晴らしいことだろう。
なお、よしえさんの闘病記「天国ニョーボ」も愛とごはんにあふれるマンガなので、ぜひ、一読をオススメする。
名古屋店 福田
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