「この報告書は、まんだらけのオタク社員たちに富士登山を挑ませた熱血取締役の記録である
普段ろくに運動もせず好きなことだけやっているオタク社員たちが登山部活動の中から健全な精神を培い、
わずか数ヶ月で富士登山をなし遂げた奇跡を通じてその原動力となった、信頼と愛を余すところなく記録化したものになる予定である」

2017年6月16日 活動報告【空木岳(うつぎだけ)】

2017年6月16日 第三十回活動報告【空木岳(うつぎだけ)】

6月登る候補の山は過去敗退している空木岳と平標山〜仙ノ倉山の2候補。

平標山〜仙ノ倉山を最高の時期に登りたいというのはみんな同じ気持ちで、その高まりを後押しするようにずっと登山指数Aが並ぶ。
これは決まりだなと内心思っていたのですが、詳しく調べていくとサイトによっては天気が雨のところもあり前日夜に決めることに。
最終、風が強いものの天候では晴れの空木岳に登ることにしました。
腰を痛めているのと平標山に気持ちが傾いていたこともあり、西田さんからは「なんでやー」と悲痛な叫び。
そう、平標山〜仙ノ倉山は距離が約13kmに対し空木岳は約22km、日帰り登山では屈指のハードコース。
前回空木岳の際も西田さんは体調悪かったこともあり、万全の体調で挑戦したかったと思うのですが、「これも宿命か...」と最終的には受け入れていました。

【登山スケジュール】

9:20(9:00) 池山林道終点駐車場 1,365m

10:05(9:50) 池山小屋 1,750m

11:10(11:20) 大地獄 2,175m

12:50(12:40) 分岐点 2,530m

13:45(13:50) 駒峰ヒュッテ 2,800m

14:00(14:05) 空木岳山頂 2,864m

14:20(14:20) 駒峰ヒュッテ 2,800m

15:05(15:10) 分岐点 2,530m

16:10(16:10) 大地獄 2,175m

17:05(17:10) 池山小屋 1,750m

17:45(17:50) 池山林道終点駐車場 1,365m

朝5時に中野駅にてドライバー秋山さん、小山さん、そして自分竹下が集合。
そこから西田さんはIC前にて合流し、 あとは辻中さん、大庭さんと石川PAで合流・・・なのですが石川PAにいない。
電話かけてみるとどこにいるんだと逆に聞かれ、そうは言っても見渡してもどこにもいない。
どうやら下りでなくて間違って上りのPAにいたようで、 その移動はちょっとのタイムロスで合流できました。
乗り込んだタクシーの運転手が場所をよく分かってなかったのと、大庭さんのナビも間違って上り側に行ってしまったようでした。
それにしても小山さんのサンダル小さすぎないか。

空木岳と言えば、
菅の台バスセンターから登山口までの道がすごく険しい、というかガタガタ。
今までいろんな山に行きましたが断トツのナンバー1です。
今回思ったより揺られないなと話してて、道路がガタガタで激しく揺れるのも含めて空木岳だから残念だと言った矢先に、ドカッと突き上げられる。
多少の道路整備で穴が減っているようでしたが、やはり空木岳への道中は険しかった。

登山口である池山林道終点駐車場へは9時ちょっとすぎに到着。
西田さんは腰の痛みがあるため珍しくストックを持ってのスタートです。
天候は晴れで林道は涼しく気持ちいい。
自分が先頭で、大庭さん、西田さんといった並びでのスタートだったのですが、気づくとうしろにいたはずの辻中さん、小山さん、秋山さんが前に。
辻中さんがショートカットルートを見つけ、そこを通ってきたからだったのですが、5分くらいの差があったと思うのでなんとも不思議な感覚でした。
そういえば2年前の空木岳登ったときもこのショートカットルートを使って前に行かれ、狐につままれたようだったのを思い出しました。

水場に到着。
コップとコップがわりの竹筒が置かれている。
うまい!
順番に水を飲んでいる横では西田さんがヨガをして腰や背中を伸ばしている。
秋山さんが真似して行っていると前足はまっすぐ、後ろ足はこうしてと指導が。
けっこうきついようで、これはききますねとしばらくしたら秋山さんはやめていましたが、西田さんは入念に行っていました。

水場から少し進むと大地獄、小地獄。
名前がインパクトあり、とんでもない傾斜や危険な箇所をイメージしますが、はしご、階段が連続し、最後に鎖場がありますが、それほど危険なところではありません。
鎖場も鎖を使わなくても登れるので大半のメンバーは鎖使わず登っていました。

アイゼンいらないですと事前段階で自分が即答していたのが、ちょっと失敗だったかなと思わせるくらいここから稜線にでるまでの登山道は雪が残っていました。
木が横向きになって登山道をふさいでいたりとアスレチック的な箇所も。
足滑らせるとかなり下まで滑落してしまうような箇所もあったので慎重に歩を進めていきます。





スーーッと続ていく稜線が美しい。
ハイマツと白っぽい砂、灰色の岩と燕岳にも似た山容がきれいです。
名物の駒石の破壊力も凄まじい。
気持ちいいな~と一様に歩みを進めていきますが、気持ちとは裏腹に歩みは徐々に遅くなる・・・
ここまで蓄積した足への疲労、連続して続く登り、この登りが最後まで容赦なく続く。
西田さんはちょっと先行ってるねと軽いフットワークであっという間に山頂まで。
腰を痛めていて、最初はゆっくりだったのがだんだん早くなってきて、あとで西田さんと話していたら「腰が朝より楽になった、山はすごいね」と。
山のパワーと合間合間のヨガが効いたようです。
それにしてもすごい。

自分も含めて西田さん以外のメンバーはみんな牛歩。
必死の思いでギリギリ山頂へ。

辻中さんもいつもよりも足のつり方がひどく、足どころか上がってきて尻までつったのがきつかったそうで、小屋が見えてからはラストスパートで踏ん張れたけど、ギブアップもちらつくほどギリギリだったとのこと。
みんなそんなギリギリの中、しかも前回は雲に覆われみることすらできなかった山頂に到着したので感慨ひとしおでした。
平標山じゃなくて、今日空木岳を選んで正解だった、最高だねとアルプスの山々をしばし眺める。



帰りに避難小屋側のルートで下山予定でしたが、雪に覆われ危険なのでピストンルートにて下山。
長い、空木岳はやはり長い。
もうちょっとかなと思うところから絶望させるくらい延々登山道が続いていきます。
ショートカットルートもみんなで使ってやっとこさ登山口へ。
長かった~暗くなる前に降りてこれ安堵。
前回9時間かかりましたが今回は8時間25分。
各々の成長も感じることができました。

このあたりに来た時の温泉といえばいつもこまくさの湯。
今回は時間に余裕ができたこともあり、まだ行ったことのないこぶしの湯へ行きました。
珍しいのが水風呂が露天!
しかもキンキンに冷えている。
自分は水風呂には近寄りもしなかったですが、大庭さん、西田さんは果敢にトライして、辻中さんはいつものルーティンをこなすように5分を4セット入ったよとサラリと言っていました。

ごはんは駒ヶ根ソースかつ丼でも有名な明治亭へ。
ソースかつ丼は以前食べたのでそばや、さんまや、再びソースかつ丼を食べるものと各々注文。
特に馬刺しはものすごくおいしかった~、疲れた体にしみわたりました。

来月の登山部は初の1泊2日。
北岳を筆頭とする白峰三山縦走、もしくは白馬岳で1泊2日ルートいずれかの予定です。

コンプレックス 竹下

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