ギザギザで見るからに凶悪な山容。
この日本にラスボスがいるならこれ以上に相応しい場所はない。険しく、人の立ち入りを拒むかのような山道。だからこそなのか。登りたい...
多くの登山客が穂高を目指す。
そして僕たち登山部も、ついに。
穂高連峰の一つ、11の峰を持つ西穂高岳へアタックしてきました。
西穂高岳を登るにあたり、
今回選んだルートはクラシックルート。
登りはロープウェイを使わず上高地から登る。
1,400mの高度差。
登山部復活してから焼岳、唐松岳、立山と体を慣らすように距離短く、さほど高度差もないところを登ってきましたが、準備期間は終わりました。
22:25 バスタ新宿発
前日夜に高速バスに乗っての移動でなんかワクワクするんですよ。
上高地行きはさすがの人気で満席でした。
5:30 上高地バスターミナル
天気いいな〜
少し肌寒いですが、気持ちいいです。
河童橋を渡り、梓川沿いを歩き、しばらく行くと登山口。
時を超えてそこに存在しているような独特の雰囲気の門構え。くぐったらワープしそうです。
そんな門をくぐって登山開始。
いきなりの急登です。
今回で3回目の参加
WEBスタッフの斎藤成美は一番の若手。
若さでグイグイ登ります。
今回初参戦総務の山本部長。
最初はグイグイ登ってましたが、このペースは持たんとスピードを落として、歩幅狭めてゆっくりと。
しっかりついてきています。
最初の急登
かなりきつい...
途中辻中さんに先頭代わり、あっという間にすごい先に。
急登でもペース変えずに登れてて、
山をずっとやってるのが、脚力にでています。
水場
今回全体的に水の所持量が少なく、
この宝水が文字通りでした。
全員で水補給。
登山口から西穂山荘までの登りでいうと、ちょうど中間地点くらい。
登りは続くものの、ここからはそれほどのきつい登りはなく、
意外とあっさり西穂山荘に着きました。
ここで、
3人の男たちの美しい寝姿をご堪能ください。
合わせて集合写真もポチッと。
ハイマツ地帯となり、
そこを過ぎるとゴツゴツした岩だらけの道へ。
こういう道、足を消耗します。
丸山を過ぎ西穂高岳独標。
(『ONE PIECE』100巻記念のルフィーポーズ with めぐさん)
ここからが西穂高の本領発揮。
独標より先は、今までの道とは別次元の険しさ。
ギザギザしていて、危険な岩壁もいくつかあります。
高所恐怖症の僕は、辻中さんに先頭をお願いして、
ここからはへっぴり腰でついていきました。
西穂高岳は冒頭でも触れたとおり11の峰を持ちます。この独標が11。
それぞれの峰にその数字が書かれており、
10、9と減っていき、最後の1が西穂高岳山頂になります。
8峰がピラミッドピーク
4峰がチャンピオンズピーク
と呼ばれており、西穂高岳山頂以外で言うと、この2つの峰は一際その存在感があります。
緊張感を伴う道が続きます。
足元が見えなくて、割れ目に足を置いて、横に移動する岩場だったり、ナビないと無理。
僕のチキンっぷりを見て小山さんは、竹下さんもう撮れ高十分ですよ、と言っていましたが、もう必死。右足どこ置けばいい?何度でも確認します。
山本さん、自分のペースを守って、普通についてきてる、すごいな。成美くんはヤングパワーで物怖じせず辻中さんについていってる。
めぐさん、自分のペースに合わせてくれてる。
これはピラミッドピーク山頂(8峰)
チャンピオンズピーク(4峰)は撮り逃したか・・・
1峰山頂直下の岩場
ノー鎖でけっこう急。窪みが要所要所にあるから登れるけど、帰りの下る時怖そうだな。
それは今は考えないことにして登り集中。
3点固定、3点固定。
緊張の連続でいつも以上に疲弊しながら、、
山頂!!
やったーー!無事登れてよかった。
(今は帰り同じ道を行くことは考えない、考えたくない)
西穂高を超えてった先のさらに凶悪な山容も剥き出しになってる。
素晴らしい天気。
槍が見える。富士山も見える。
登ってきた道の険しさもあり、この絶景感無量です。
ほんとに天気良くて良かった。
...下山
帰りますか
「いのちだいじに」モードで下山しましょう。
独標までは気が抜けない。
登りでけっこうな体力使ったこともあり、
腕が時折プルプルきてる。
3点固定、慎重に。
相変わらずのへっぴり腰。
ゆっくり下山。
帰りは新穂高ロープウェイを使って下山しました。
お疲れ様でした〜
西穂山荘名物のラーメンがタイムオーバーで食べれなかったのは残念でしたが、
登山部史に残る天気の良さでほんと気持ちよかった。
逆に今日のルート雨の日だったら無理だわ。
コンプレックス 竹下