「この報告書は、まんだらけのオタク社員たちに富士登山を挑ませた熱血取締役の記録である
普段ろくに運動もせず好きなことだけやっているオタク社員たちが登山部活動の中から健全な精神を培い、
わずか数ヶ月で富士登山をなし遂げた奇跡を通じてその原動力となった、信頼と愛を余すところなく記録化したものになる予定である」

2017年8月24日 第三十二回活動報告 【観音平~権現岳~赤岳】

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登山部初の1泊2日登山が7月天候が崩れて急遽仙丈ヶ岳へ。
今度こそはとこの8月24、25日で計画たてましたがずっと雨...
どこの山も圧倒的に登山指数Cが並ぶ。
今回も山変更しようにもまともな天気のとこがない。
数少ない天気の良い山で塔ノ岳にしようかと、
今まで行ったことがないルートにしようと話していたら辻中さんから鶴の一声。
赤岳を観音平からいくルートにしようぜ。
この南の観音平から攻めるルートは去年から行きたいと言っていたルートで、
今年どっかで行こうと調べていたルートでした。
ただネックがマップタイムで11時間40分とロングコースであること。
天気が曇り/晴れで登山指数A or Bが並ぶ。
これはもう行くしかない。行くぞーーッ!
下山時間がなかなかに凶悪な時間になるけど巻けるはず。
そうこの時はそう思っていました...

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コースタイム
9:00 観音平
9:30 押手川
10:58(出発11:50) 青年小屋
12:50(出発13:10) 権現岳
14:20(出発14:30) キレット小屋
16:05 赤岳
16:35 赤岳展望荘
17:20 行者小屋
19:00 美濃戸山荘


当日になって絶句。
登山指数Cが並んでる。なんてこった。
ただ雨ではなく風が強いから。
毎度登山の時にこの登山指数には悩まされます。
Aでも頂上付近に行ったころにはガスってたり、Cでもなんだ全然いいじゃないかって時もあるし。
ある天気予報で曇りで降水量0でも、別の天気予報では雨ってときもあります。
赤岳の天気は曇り/晴れは変わってない。
風が強いだけなら大丈夫。
よし、行こう。
一路観音平へ向かいます。

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観音平。
予定どおり9時前に到着。
登山口にて集合写真をパシャリ。
なべしーのバンダナスタイルは2世代前のアイドルのよう。
秋山さんの短パンルックは足にでっかくブヨに刺されたあとが残ってる。
その秋山さんがめぐさんに短パンはかないの?
ときいてるが、そうなりたくないからだよー!とかぶり気味に返事。

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登り始め湿度が高く、汗がすぐに吹き出してくる。
辻中さんは滝のように汗をかいてるに違いないって西田さんが。
最初の休憩ポイント雲海で合流したら実際そうでした。
次の休憩ポイント押手川に着くも予定タイムよりかなり早く着いたのと、
疲れもほぼない。なのでこの時の先頭集団が竹下、西田さん、めぐさんだったのですが、
トランシーバーであんまり疲れてないので青年小屋に先向かいます、
と流して休憩せずに進む。
これが今回の登山の大きい分岐点の一つだった。

少し進んで行くと、
なべしーから小渕沢つきましたーとトランシーバーが入る、うしろからちげぇーよの声とともに。
押手川です、押手川です。と少しして言い直し。
気にせず歩を進めていくとしばらくして、
小山さんから、編笠山山頂とあるんですが同じですかとトランシーバーが入る。
本来計画していたルートは登りのきつい編笠山には登らず、巻き道を通って青年小屋へと行くルートだった。
ただ登ってしまったとしても青年小屋を通ることは変わらず合流できるので、
編笠山山頂からは青年小屋まで20分くらいなのでそのまま向かってくれと返答。
それにしてももう山頂?
それならこっちは青年小屋に着いてるはずなんだが...
違和感を感じたものの先へ進む。

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苔が一面に生してて気持ちがいい。
赤岳ゴツゴツしてて山頂付近は名前のとおり赤い岩山なんですが、
この時期の山道は苔がたくさんですごく良いです。

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キノコもたくさん

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竹下、西田さん、めぐさんは青年小屋へ到着。
山小屋ながらもボトルキープもできる居酒屋というかなり珍しい小屋。
入り口の赤提灯が異色に目をひく。

...やはり小山さんらはいない。
その小屋の横に圧迫感のある山が。
これが編笠山か

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山容は岩でゴツゴツとしてて三角形。
常念岳にすごく似てて、それを小さくしたようなかんじ。
やっぱあの時、トランシーバー入った時は山頂じゃなかったんだ。
いつもポイントになる山でなければ避けて通れる場合は巻き道に行くのに、
なんで今回はこれ行ったんだろう。
編笠山の圧迫感を見れば見るほどおもしろくなってきて、
これ相当足削られるだろうなと思いつつ青年小屋の中で待ちました。
ちなみにその頃の編笠山アタック隊がこちら

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なんか楽しそう。
まだほぼ始まってもいないというかここからが本番なんですが...
登る必要のない山の山頂でテンションMAXになってるのを知らず
僕たちはコーヒー飲みつつ待っていました。

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40分後...
秋山さん、小山さんらが見えた。
辻中さんも使い果たしたーとテンション高め。

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ゆみさんは青年小屋にいた犬と戯れている。
ゆみさんのスマイルとは真逆に犬が獣感剥き出し。
期せずしてなった編笠山アタック隊(小山さん、秋山さん、なべしー、ゆみさん、辻中さん)と合流し
少し休んでから次の権現岳を目指します。

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進み始めて少ししたところで辻中さんが、
ダメだ、調子悪いから下山するとトランシーバーが入る。
逆境になるとむしろ楽しむ方の辻中さんなのでよっぽど体調が悪かったようです。
権現岳へ向かう途中、
これは登山指数C間違いないという強風、グイグイ風が強くなっていく。
赤岳まで行くか、権現岳で引き返すか。
辻中さんには権現岳で判断するので青年小屋で待っててもらうことに。
ちょっとした鎖場もでて赤岳っぽい雰囲気がでてきたところで権現岳へ到着。

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時間を見る。
赤岳に攻めても上手くいけば19時には下山できる。
なんとか行けるし、ここのルートの一番の醍醐味はこの権現岳からのキレットや赤岳への急登なので行きたい。ここでアタック隊と下山する人で分けようとなり、
ドライバーの秋山さんが明らかに体調悪そうなので、
秋山さんにトランシーバーを渡し、青年小屋で辻中さんと合流して下山してもらうことにして、
残りメンバーは赤岳を目指します。

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これかー
少し進んだところで終着点の見えない長いハシゴが。

写真ではこの恐怖感を伝えれないのが残念。
高所恐怖症の自分はもちろん、
他のメンバーも怖い、怖いを連発。
ハシゴなので普通に降りれば落下してしまうことはないと分かっているものの怖い。
これ辻中さんや安永さんいたらはしゃいだろうなぁ~。
そんな中小山さんは階段を下りるかのように岩肌を背にして進んでくる。
この方が全然怖くないっすよ、
そうかもしれないんだけど、見てる方が怖い。

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ところどころにたくさんではないけど花が咲いている。
きれいです。

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カエルも。
大きい、赤岳仕様なのか黒と赤の赤岳カラーのカエルでした。

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ところどころで晴れてる箇所がある。
権現岳より先は天候が権現岳へ向かう途中より安定していて、
この一瞬とはいえ、時折見せる雲がない景色にしばし目をやる。
そんな景色の中、

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細い尾根道。
あれが阿弥陀岳から赤岳に向かう途中のヤセ尾根か。
第一印象としてはカイジの高層ビルの鉄骨渡り。
怖すぎる。

しばらく稜線歩きが続き、
キレット小屋は急に下って行った先に。
向かう途中急な斜面で鎖場が連続するところがあり、
3点確保をしながら進めば危険な場所ではなかったのですが、
西田さんがバランスを崩す場面がありました。
つい油断してしまったのか一瞬両手を離し、バランスを崩したよう。
3点確保。
慎重に行かねばとこれから赤岳山頂へのアタックの前に気が引き締まりました。

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キレット小屋へ。
10分休憩して、ラストの登り、ここから一気に400m上がります。

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赤岳らしいゴツゴツした岩の道になってきました。
短い距離で400m上がる、かなりきつく見えますが、
岩場で一気に高度が上がるので数字ほどはきつくない。
ただ岩場の一歩一歩の歩幅が大きいので女性には進みづらいコース。
西田さんは苦労しています。
なべしーが余裕ある涼しい顔で岩場をスラスラ登っている。

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今まで赤岳何回か登っているのが、
いずれも美濃戸口から行者小屋、文三郎尾根から登るルート。
そこもダイナミックで楽しいのですが、
今回の南からのルートの方が圧倒的に岩場が長い。
一気に高度が稼げるので足があまり削られることもなく、
ひたすらに楽しい。
西田さん、ゆみさんら女性陣、怖いと言いつつ苦労していますが楽しそうです。

ゆみさんが「このへんに水場ありますか」と赤岳のカラカラの岩場で突然きいてくる。
ないっすよ、行者小屋まで下りるとありますが。
どうして聞いてきたのかというと小山さんがラスト1本の水を落としたそうです。
たしかに小山さんの動きが鈍い。
めぐさんがMUSASHI入りの水を渡して小山さんも復活。
あとで聞いたらMUSASHIが効いて、むしろいつもより足が軽快になったそうです。
通常コースタイムを30分圧縮して山頂へ。

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山頂少し下、風のないところで軽く休憩して山頂ではサクッと写真を撮り速攻下山開始。
ここからは、ロングコースを歩いてきた疲れ、
足場がぬれて滑る箇所もあり危険だったので少しゆっくりめのペースで下りました。
ラスト付近は暗くなってきたので久々にヘッドランプも使って。
それもあり思ってたよりコースタイムを巻けない。
18:30に美濃戸山荘、19:00に八ヶ岳山荘に着けると思っていましたが、
しっかりコースタイムどおりの19:00に美濃戸山荘に着きました。
長かった~

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先に下山した辻中さん、秋山さんと車で合流して温泉へ向かう。
温泉は鹿の湯。
時間帯によっては翠色になるという源泉100%かけ流しの温泉。
湯船に浸かるとすぐにツルツルを感じれる良い温泉でした。

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来月登山部は、
今度こそ白馬三山に行けるか。
甲斐駒ケ岳の何度もリトライして最高の景色が見れたように、
白馬三山も最高の舞台演出のための7、8月はダメだったというのを期待して9月挑みます。

コンプレックス 竹下

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