「この報告書は、まんだらけのオタク社員たちに富士登山を挑ませた熱血取締役の記録である
普段ろくに運動もせず好きなことだけやっているオタク社員たちが登山部活動の中から健全な精神を培い、
わずか数ヶ月で富士登山をなし遂げた奇跡を通じてその原動力となった、信頼と愛を余すところなく記録化したものになる予定である」

2017年9月22日 第三十三回活動報告【乗鞍岳】

約2年前、2017年9月22日の登山ののレポートを今頃になって書かねばならないのだが、どうにもこうにも思い出せない・・・
覚えていることと言えば5つ。
まず、乗鞍岳に行く予定ではなかったのだが、雨天のため雨の降っていない乗鞍へ急遽移動したということ。
二つ目は、秋の登山、3000m級の山に登るのに小山くんが半パンで来たということ。
三つ目は、とにかく頂上付近の風がハンパなくすごかったこと。
四つ目は、終盤付近で2度も道を間違えて、無駄にたくさん歩いたこと。
五つ目は、下山途中でひつじの群れにあったこと。

以上。

でも、これだけではあまりもお粗末なので、もう少しだけ話を膨らませよう。
ただし、2年間も溜めてしまったので、記憶を呼び起こしながらの記述になるので、多少の事実と違うことがあったとしても勘弁して欲しい。
メンバーは、副社長、竹下、小山、鍋島、秋山、大庭、西田で、男性6名、女性1名の7名。これもさきほど写真で確認して、思い出した。

集合場所に軽装で現れた小山くん、この時期、山頂はその短パンはないでしょ!上は相当寒いはずよ!と言ったが着替えもなく、そのまま出発。

乗鞍岳は、車でもっとも高くまで行ける山で畳平にある駐車場が2702m。
日本自動車道最高地です。

乗鞍岳の剣が峰が3026mの地点にあるので、その高低差わずか324m!
それでは登山部としていかがなものかということで、平湯温泉側に下りて少し登山部らしく距離を稼ごうというプランです。

車から降りるといきなり高地。風が冷たく、耳がちぎれそうに痛い。
短パンの小山くんはとても寒そうだ。そんな軽装備の人は他に誰もいない。
最高峰の剣が峰に向かう道はとにかく風が強い!すれ違う人からは山頂は風速14メートルだの、16メートルだという声が聞こえてくる。

突風で立っていられないほどなので、写真撮影だけ済ますと、山頂5分で下山体制へ。
そこから、ゴールの平湯温泉近くまでは、正直あまり覚えていないので、割愛させていただく。

ゴールまであと2キロ。辻中、竹下、西田は小走りでスキー場のゲレンデを横目に見て、平湯温泉へ向かう。
あれ?もうとっくに2キロは移動したはずなのに、スマホが指す目的地から随分違う方向に進んでいる。どうやら道を間違えたらしい。
少し戻ると、木の枝に括りつけられた目印のピンクリボン発見。
「ちょっとうっそうとした林の中に入る感じだけど、ここだったのね~これじゃあ、見落とすね!」と話ながら、後ろ部隊のみんなとも合流して草をかき分けかき分け入っていく。
どう見てもしばらく人が入った気配が感じられないような道だ。

やっぱりここじゃないんじゃない?
もう一度入り口に戻り、来た道に戻っていくと、目指す平湯温泉は、スキー場をそのまま下っていけばよかったらしい。

みんなで一斉に、スキー場を下り、しばらくいくとなぜかそこには羊の群れが・・
誰に飼われているのかもよく分からないが、じっとこちらを見て様子を伺っている。
羊たちを驚かさないように、そっと通り過ぎた。

ゴール近くで何度も道を間違えて、やっと到着したのが平湯温泉「ひらゆの森」。
この温泉の特徴はなんと言っても露天風呂の多さ!
男湯7、女湯9の計16もの湯船があり、それぞれに濁り方、温度が異なるとか。
源泉かけ流しでかなり良い露天風呂ですが、とにかく数が多いので、出たり入ったりと忙しい。
最後の湯舟をパスしたら、一番良質のお湯だったらしく、かなり残念・・・
今度は奥の方から入ってみよう。

突然決まった乗鞍岳ですが、ひつじも温泉もなかなか良かったです。
違うコースできっとまたチャレンジすることになる山の一つだと思います!

中野店 西田

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