「この報告書は、まんだらけのオタク社員たちに富士登山を挑ませた熱血取締役の記録である
普段ろくに運動もせず好きなことだけやっているオタク社員たちが登山部活動の中から健全な精神を培い、
わずか数ヶ月で富士登山をなし遂げた奇跡を通じてその原動力となった、信頼と愛を余すところなく記録化したものになる予定である」

2018年7月12、13日 第四十一回活動報告 【白峰三山】後編

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4:20 起床
2日目は日の出出発、日の出の時間は4:46。
外を見たらもう明るく富士山が圧倒的存在感を放っている。

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富士山背景に集合写真を撮ったところで出発。
まずは間ノ岳へ向かいます。
はじめこそ天気よかったものの、
間ノ岳が近づくにつれガスってきて雲行が怪しくなってきた。

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間ノ岳山頂。
風が強く、周囲は雲で覆われている。
山頂から少しはずれたところに風が弱いところがあったのでここで朝食をとることにしました。
北岳山荘の弁当を食べます。
みっちり詰まった弁当。
お腹空いていたのもあり食べると元気でました。

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この間時間経過したの10分くらいですが・・・

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周囲を取り囲んでいた雲がなくなり、
一気に視界が開けました。
再び富士山が目の前に。素晴らしい景色。
一同大盛り上がり。

いつも天候には恵まれない登山部ですが、
今回2日目だけでもいいから良い天気で稜線歩きをさせてくれと願っていたのが届いたのか、
このあと天候はずっと良く、最高の稜線歩きができました。
ありがとう。
山の神様に感謝です。

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次目指すは農鳥岳。
天空の稜線を歩きます。

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ひたすらに気持ちいい。
ずっと歩いていたくなる稜線が続きます。

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こういう稜線歩きを一度してしまうと、
登山から抜け出せなくなります。
はじめは富士山登頂を目指していた登山部。
自分も含めほとんど登山経験がないスタッフが集まってできた登山部でしたが、
4回目の活動にして富士山登頂は果たしました。
登山部の第2期開始ともいうべき節目となったのが5回目活動の平標山~仙ノ倉山。
ここで稜線歩きをしたことがきっかけとなって、
もっとすごい稜線を歩きたい、楽しい山を登りたい、時には温泉をメインにしたりもしつつ。
気づくと白峰三山縦走、天空の稜線とも呼ばれているところまで行くようになってました。
はじめたばかりの頃からすると、
まさかこうなるとは思ってもみなかった。
ほんと感謝しています。
ありがとうございます。

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農鳥岳山頂。
この稜線歩きの一つのポイントでもある下り
農鳥岳3,025mからゴールの奈良田は830m。
今まで登山部では経験したことのない落差の下りに挑戦となります。

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農鳥岳から少し歩いたところにある大門沢下降点。
ここから一気に下りへ。
ここまでの道中、圧倒的は存在感でずっと見えていた富士山もここで見納めとなります。

長い下りのスタート。
登りが苦労した分と同じ分の下りが返ってくる。
等価交換です。
スケールが大きい山であればあるほど、
その楽しさがあればあるほど、
帰りの下りが長くなるのも必須。
分かってはいたものの、これまで蓄積していた疲れもあり、長く感じる。
足の置き場に気を付けつつ進む。

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昼食ポイントの大門沢小屋に到着。
長かった~
ごはんの前にまずはコーラ。
山で飲むコーラはほんとにうまい!
全身にビビッときます。
写真のそばは辻中さん、西田さん注文のもの。
しばし休憩の後、下り後半戦となります。

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直前に降っていた雨の影響もあってなのか、
道が崩壊しかかっているような箇所が多く、
アスレチック的な要素がしばしば。
中には石を投げて、足の置き場をつくり突破したところもありました。

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ザックリとロープ一本だけがあって、
足場がしっかりしてないなど、ドキドキするところもありましたが、
これはこれでみんな楽しんでいました。               ♪

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ひたすらに林道、そして時折アスレチックを延々繰り返して
この林道いつまで続くんだ~って疲労感もあわさってグッタリした先には・・・

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砂利道、車道が。
山道では痛くならない足も車道だともちません。
足裏が痛い、痛い。
最後の車道の長さも今までに味わったことのないほどの長さで1時間くらい歩きました。

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温泉は奈良田の里温泉。
久々のアルカリ温泉です。
温泉後は甲府駅近くのほうとう屋で他の店内の客が誰もほうとうを食べてないところを
1人1ほうとうを注文して食べました。
ごちそうさまでした。
相変わらず、巨大なかぼちゃに大根、じゃがいもがゴロッと入っていて、
途中からフードバトルの様相でした。
ただほうとうは時折食べたくなります。
また食べにきます。

今年登山部のラスボスともいうべき北岳を筆頭とする白峰三山縦走 。
前日の登りの絶望感、後半の圧倒的下り。
登山部が今まで登った中で最も厳しいものでした。
その厳しさの分、景色も素晴らしく楽しさも大きいものでした。
達成感も大きく、自信もつきました。

来月どこ登るかはまだ何個か模索中ですが、
また北アルプスを攻めたいと思っています。

コンプレックス 竹下

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