~WEB制作室田中部長と行く1泊2日燕岳表銀座縦走~
当初の予定では辻中副社長と田中部長の2人登山だったはずが、
気がつけば8人で燕岳1泊2日表銀座縦走旅へ。
参加メンバーは辻中副社長、田中部長、竹下さん、小山さん、ラムちゃん、
秋山さん、藤川姉妹の計8人。
前日の夜、田中部長に集合場所をLINEで伝えると「はい」と一言だけ返信あり。
事前に辻中さんから田中部長が全く乗る気ではなく、
1回だけならとしぶしぶ登山旅を了承した経緯を考えると、大丈夫かな?と思いつつ当日を迎える。
集合時間より早く到着した姉妹は、みんなを待ちながら憧れの燕山荘宿泊に胸躍らせる。
登山を始めた当初、登山雑誌や本を読み漁っている中に人気小屋の一つとして良く燕山荘が紹介されており、
アルプスを眺めながらケーキが食べれるらしい。ランチにはビーフシチューが食べれて、夕食にはチーズハンバーグ。
夕食後は運が良ければオーナーのホルンが聞けるなどワクワクする写真や情報を見ては2人でいつか泊まってみたいと話していた。
そうこうしている内に辻中さん以外全員集合しあずさへ乗車。(辻中さんは八王子から乗車)
新宿から松本までは約2時間半で到着。
■タクシーの中で登山計画とルートを確認する田中部長と藤川(祐)
早速、松本駅からタクシーで中房温泉(燕岳登山口)に直行!
では無く、いつもは行けない有名お蕎麦屋さんへ。(長野の蕎麦屋さんは営業時間が短い)
事前に何軒かピックアップしており、運転手さんに目的地を伝え向かうも、そこは長野の超有名蕎麦店。
平日にも関わらず、どこも満員で順番待ちで入れない。
登山の時間もあり、困っていると運転手さんが地元の人が良く行く
寿々喜さん家の蕎麦がおいしいと教えてくれ、寿々喜さん家へ直行。
到着したら運良く8名入る事ができ、各々注文。私は冷たいわさび蕎麦を注文した。
座った席からは厨房が覗け、お店を仕切るおかあさんが麺の湯で上がりをチェックしていく。
10分前後で出来上がり、席に運ばれてきた。
冷やしそばの上にちょこんと乗っている、なるとが何気に嬉しかったりする。美味しいお蕎麦を堪能し、いざ燕岳へ。
■珍しく普通盛りを注文する竹下さん。聞くと、僕だって普通の時もあります!とのこと。
松本駅で怪しかった雲行きは登山口に到着したころには、土砂降りの雨に変わっていた。
ここまでの雨は久しぶりだ。
各自、用意したレインジャケットを羽織、準備万端。
しばらく雨の様子を見てから出発する。
それにしても雨は止みそうにない。
■登山口でしばらく雨の様子を見るも止みそうにない。
中房温泉登山口から燕山荘まではコースタイムで4時間半ほどで到着予定。
登山道は整備されており、登山口→第一ベンチ→第二ベンチ→第三ベンチ→富士見ベンチ→合戦小屋→燕山荘で
大体70~80分間隔で休憩ポイントが設けてあり初心者でも登りやすい。
12時半頃に出発したが、雨とは言え8月中旬の登山道は平日でも、親子連れやツアー客などで賑わっている。
とは言え、すれ違うのは下山して来る人ばかりで、登りは私達が最後の様子。
狭い山道を譲り合いながらガンガン進んでいく。
■雨で写真はほぼ撮れず。びしょ濡れになりながらも、撮影に応じてくれる田中部長。
第一ベンチまではまとまって進んでいたが、次第に間隔が開け、第二ベンチに到着する頃には
先頭は私と田中部長だけになっていた。
田中部長は登る前、全然自信ないと弱気な発言をしていたが、
先頭の私と距離を保ちながらもピッタリと着いてくる田中部長。
何とも言えない無言のプレッシャーを感じながら、ひたすら山荘を目指して、登山道を登っていく。
ようやく合戦小屋に到着し小休憩を挟む。
夏場の合戦小屋のスイカは有名で、良く写真で見る風景でいつか私も食べたいと思っていた。
しかし雨の中スイカが食べたくなるわけも無く、持参したスニッカーズとミックスナッツで補給。
10分ほどして田中部長が合戦小屋に到着。
どうやら後方とは結構離れているらしい。ここで待ってようかとも思ったが豪雨で思いのほか
体温を奪われそうなので、そこそこ休憩して出発した。
合戦小屋からの登山道の道幅は細いが登りやすく、
そのままノンストップで山荘を目指す。
山荘に到着する頃には豪雨だった雨も小雨に変わっていた。
今日は山頂を目指さず、山荘へと直行した。
■平日の雨にも関わらず大勢の人で燕山荘は賑わっており、山荘の雰囲気も凄く良かった。
燕山荘に入るとあったかい空気とスタッフが迎えてくれる。
冷え固まっていたからだが次第にゆるんでいき、ほっと一息つく。
宿泊手続きを済ませ、今日泊まる部屋に案内された。それにしても燕山荘は広い。
収容人数は約600人で階段を登り長い客室廊下を渡った先に今日泊まる部屋があった。
古い建物だが廊下は、きちんとワックスがけされ、通された部屋はたたみ4畳ほどで
上と下に分かれたこじんまりとした部屋だった。
なんだかとても居心地が良い。
着替えを済ませ暫くすると田中部長がやってきた。
15分後には竹下さん、祐美が到着。
さらに15分後には辻中さん、小山さん、ラムちゃん、秋山さんが到着し、全員揃った。
18時30分から夕食。
みんな食堂に集まりお味噌汁とご飯を装いお膳の仕度を整えた。
夕食のメインメニューはチーズハンバーグ。付け合せも多彩だ。
ご飯とお味噌汁が体に沁みる。
食後はオーナーから燕山荘の歴史や登山についての話しを聞き、最後にオーナーのホルン演奏で締めた。
消灯までまったりとした時間を過ごし、20時には電気が消え布団に潜り込んだ。
夜中0時、辻中さんに起こされ、祐美とラムちゃんと外の星を見に行った。
満天ではなかつたけれど普段見ることが出来ない量の星々が見れて満足した。
■お分かりいただけるだろうか。かすかに写る星空が。実際肉眼では無数の星屑が見れました。
朝4時に起床。天気は昨日と打って変わり晴天。
昨日登頂出来なかった燕岳山頂を目指す。
燕山荘からは30分程度で到着。山頂から少し離れたところでご来光を待つ。
しばらく待っていたが雲が厚すぎて、気づいたら太陽が登っていた。
山頂で記念撮影し、帰りにイルカ岩とメガネ岩で記念撮影をした。
ゴリラ岩は発見できず。
■イルカタッチ!
帰ったら丁度朝食時間で、食堂に直行。
山荘で食べる朝食は初めてだったが、とても良いものだ。
■朝食は控えめ。しゃけの切り身や卵焼きなど少量ずつ。
■出発予定時刻を15分オーバーしながらも、槍をバックに記念撮影。
朝食後、出発準備を整え大天井岳へ向かう。
燕山荘から大天井岳までの稜線はアルプスが一望出来、とっても気持ちが良い。
ウキウキしながら大天井岳までの道のりを歩いていく。
途中の道すがらで竹下さんが雷鳥を発見!
なかなか雷鳥に出会えないので、見つけた瞬間テンションが上がる。
すかさず写真に納めしばらく雷鳥を眺めていた。
■シャッターチャンスをうかがうも、なかなかこちらを向いてくれず。
暫く稜線を楽しみむながら進み大天井山荘に到着。
荷物を置いて、大天井岳へ登る。
■槍をバックに!
山頂からは槍ヶ岳が良く見えた。いつかはあの山頂を目指したいものだ。
大天井岳から常念小屋へ。
思った以上に常念小屋までの道のりが長く、途中、休憩を挟みつつ進む。
常念小屋に近づくにつれ周囲の霧が濃くなって、天候も怪しくなってきた。
しばらく下りが続き、まだ到着しないのかと思っていたら、
霧の中から突如、常念小屋が見えた。
常念小屋で昼食。
各自ラーメンや牛串焼きを注文しエネルギーを補給する。
しばらくするとポツポツと雨が降ってきた。
そういえば、前回常念岳を登った時も雨だったな~なんて思いながら一の沢登山口へ下山する。
■常念出発前。小雨が降ってきて、周囲は霧で真っ白。
約3時間ほどだが、長い下りが続くので結構しんどい。
途中、水場に寄って天然水をいただく。
冷たい水が乾いた喉を潤してくれ、体力も少し回復する。
下りは苦手なので慎重にと思いながら進むも、結構滑ったりコケした。
最後は山ノ神手前で猿の集団と並走しながら下山。
ボス猿がしっかりこちらの動向を追いながら並走しており少し怖かった。
田中部長も下山時膝を痛めたが無事全員下山することが出来てよかった。
次は冬の燕山荘に訪れようと密かに計画中である。
中野店 藤川恵