「この報告書は、まんだらけのオタク社員たちに富士登山を挑ませた熱血取締役の記録である
普段ろくに運動もせず好きなことだけやっているオタク社員たちが登山部活動の中から健全な精神を培い、
わずか数ヶ月で富士登山をなし遂げた奇跡を通じてその原動力となった、信頼と愛を余すところなく記録化したものになる予定である」

2018年9月13日、14日 登山部 番外編 【白馬三山縦走】後編

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今回の白馬三山縦走。
前回の裏銀座縦走と比べるとスケジュールのゆとりが全然違う。
なので、朝7時出発と今までやったことのないゆったりプランでプチ旅行気分です。
気になる天気ですが...

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良かった~
晴れではないものの、稜線の先まで見えて素晴らしい風景。
上から大雪渓も見えるのか、楽しみです。

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今までの1泊2日登山では弁当を持って日の出出発で、
とにかく距離をかせぐというスタイルでした。
前回行った燕岳~大天井岳ではじめて小屋で朝ごはんをゆっくり食べスタート
というのを経験し、これもすごくいいなと思い、今回も朝ごはんを食べてのスタートです。
何よりみそ汁があるのがうれしい。
ほんとに山で味わうみそ汁は格別です。

朝ごはん食べたあと、
スタートまでまだしばらく時間があるので、
小山さん、辻中さんはギリギリまで寝るとのことで再びふとんへ。
自分とめぐさんはレストランにて北アルプスの山々を見ながらのカフェタイムです。

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僕はコーヒー、めぐさんはおしるこ。
海外のカップルが短パンでスタートしてる、元気だ。
今まさに白馬山荘に到着しようとする老夫婦もいる。

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今回食べれなかったのですが、
11:30~13:00ランチタイム限定のカレーがすごく気になります。

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7:00 集合写真をとってスタート。
まずは目指すは部屋の名前でもあった杓子岳。
前編の登山地図では緑の線が杓子岳山頂を登らず巻き道を通ったようになっていますが、
山頂登ってます。
ここまで来て白馬三山を制覇しない手はないですからね。
白馬山荘を少しでて、眼下に大雪渓も見える。

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登山部の中でも白馬岳が好きなメンバーは多く、
辻中さん、小山さん、そして自分もそう。
めぐさんは前回登山部のときは欠席していたので白馬岳は今回がはじめてでした。
来年は大雪渓から登って1泊2日また来たいねと、
白馬岳毎年の定番になりそうな気もしてきました。

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杓子岳の山頂までは距離は短いものの、
登りづらい細かいじゃりの蛇行道。
めずらしくめぐさんが腰に手をあてて少しきつそうでした。

朝の時点では今日は天気良いぞと思ってたのも束の間。
ところどころ霧がかってきました。
大雪渓から吹き上げる風にのってガスってくるの、
以外の雲がモヤモヤっと稜線先をさえぎりはじめました。
そんな中、
杓子岳から鑓ヶ岳行くまでの間、
今回の登山で一番の風景が垣間見えました。

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雄大で素晴らしい風景。
何度も写真撮ったり、
しばし眺めてました。
ここから鑓ヶ岳山頂はすぐそこだったので集合写真をとって白馬鑓温泉を目指します。

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今回の登山のメインといってもいい白馬鑓温泉。
解放感満点の野天温泉がその売りです。
温泉に入りたいと気持ちだけ先走るなか、
滑落注意!鎖場!の看板が何度も現れはじめます。
何度目かの看板のあとに鎖場登場。

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最初はこの程度かと思っていたものの続く続く。
足場が少し濡れてるのもあるし、滑落したら危険な場所でもありいつも以上に疲れが。
鎖場の得意な辻中さんに途中から先頭変わってもらって、
なんとか突破しました。

そこから程なくして、
白馬鑓温泉小屋へ到着しました。
待ってました~

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これがその温泉。
ルックスの破壊力もさることながら、
立ち込める硫黄の匂いからも最高でないはずがない。
ちなみに女性用のは、

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めぐさんそーりー
楽しませてもらいます。
女性の湯が白濁しているのに対して、野天温泉は無色透明なのが気になりました。

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気持ちいい~~
登山部でいろんな温泉に入ってきましたが、
間違いなくトップレベル。
天気も後押ししてくれ、
僕たちが温泉に入っているときはガスっておらず、
風景も最高でした。

この白馬鑓温泉小屋で昼食。
カップ麺を食べたらあとは下山です。

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ゴロゴロした岩が多い道が続きます。
それが長い、ひたすらに長い。
大きな山になればなるほど下山の道も当然長い。
岩が次第に少なくなってきて林道へ変わり、
登山口の猿倉荘へ着きました。
予定コースタイムを1時間以上圧縮して到着しました。
各々ジュース飲んだり、
辻中さんは最近の新定番オールフリーを飲んで疲れを癒します。

登山以外でも今回大きな楽しみの一つ。
白馬付近の温泉は世界的にもアルカリ度の高い温泉があり、
そのなかのおびなたの湯に行くこと。
ph11.5と世界的にも数値の高いアルカリ温泉です。

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おびなたの湯
露天のみのスタイル。
ツルツルの温泉で気持ちいい。
ここは西田さんもオススメの温泉で、評判どおり良い温泉でした。
壁に三度笠がかけてあって、
温泉入り終わって着替えてるときに、そのことに小山さんが気づきました。
雨が降ってきたときにかぶるやつ。数もちょうど3つ。
温泉あがろうかというタイミングでちょうど雨も降ってきていたので、
シャッターチャンスを逃しました。

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あとは長野駅近くの蕎麦屋ぼっちで食べて、
新幹線にて東京に戻りました。

これで今年の1泊登山も終わり、
...と思っていましたが、
ラストもう1回11月にアルプスに行くことになりそうです。
白馬岳もまた来年行きます。

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