以前「とろ鉄」の不必要な柱について触れた際に、
「単行本の金額の半分くらいは、雑誌掲載時に載ってる柱や広告や登場人物紹介を省くために支払ってる」
と記しました。ちょっと傾いた書き方だったので、異論がある方や読んでて違和感を感じた方もいるかもと思います。
では雑誌で読むことの楽しさは何かというと、封じ込められた時代をそのまま味わえるということです。68年発行の「漫画アクション」の柱にはこんなことが書いてあります。
ここだけ抽出すると「こんなこと書いてあったっけ」と思うのですが、数ページに一度ずつこんな調子で柱にコピーがついてるんですよ。「岸本先生のマンガが読めるのはジャンプだけ!」みたいなものですね。ガールハントとか、ケメ子とか、ノリが60年代のままですね。当時読んでた方はこんなの何の気もなく視界にすら入ってないと思うんですが、40年を経た今読むと一文一文読まずにはいられません。雑誌で集めるというのは茨の道ですが、あえてその道を進む方が多いのも分かります。
さてこの号には中沢啓治の「三匹の蟻」が掲載されてます。
内容はというと巨悪打倒モノ悲劇でありきたりですが、主人公の妹が巨悪の現場を抑えるために持ってるテープレコーダーがめちゃくちゃカッコいいんです。

手の平サイズでオープンリール!当時こんな小さいオープンリールあったんですか? すでにカセットテープはあった時代じゃないかと思うんですが、ウォークマン登場まではかなり先という時代の描写です。
最近は数センチしかないシリコンオーディオばかりになってきて機械としての存在感がある携帯オーディオは少なくなったなと感じざるを得ませんが、それに比べてこのメカ感! オープンリール個所は駆動しなくてもいいので、こんなipodを作って欲しいです。
ちなみに僕はカセット時代のウォークマンを数台乗り換えた後にDATウォークマンを4台乗り換えて、世間がとっくにMP3再生がメインになってたころもCDとMDのまま、最終的にはリニアPCMレコーダへと移行してったというかなり偏りがあるプレイヤー暦をもっていますが、そういうダメな人からするとこのゴツいいかにもオープンリールな無骨なスタイルは是非所持してみたいという欲にかられます。ぶっちゃけこの大きさなら中のメカ部を外してシリコンオーディオ組み込むこともスピーカーを内蔵することもできますし。便利な世の中になったものです。
最近聞いた話で驚いたのは、カセットウォークマンを知らない人は「メタルテープ」はヘビメタ専用のテープで、テープレコーダの「メタルポジション」という切り替えスイッチはヘビーメタルを聞くときに使うものだと思ってた・・・という話。ずいぶん限定された用途しか使えないテープですねえ。
「単行本の金額の半分くらいは、雑誌掲載時に載ってる柱や広告や登場人物紹介を省くために支払ってる」
と記しました。ちょっと傾いた書き方だったので、異論がある方や読んでて違和感を感じた方もいるかもと思います。
では雑誌で読むことの楽しさは何かというと、封じ込められた時代をそのまま味わえるということです。68年発行の「漫画アクション」の柱にはこんなことが書いてあります。





ここだけ抽出すると「こんなこと書いてあったっけ」と思うのですが、数ページに一度ずつこんな調子で柱にコピーがついてるんですよ。「岸本先生のマンガが読めるのはジャンプだけ!」みたいなものですね。ガールハントとか、ケメ子とか、ノリが60年代のままですね。当時読んでた方はこんなの何の気もなく視界にすら入ってないと思うんですが、40年を経た今読むと一文一文読まずにはいられません。雑誌で集めるというのは茨の道ですが、あえてその道を進む方が多いのも分かります。
さてこの号には中沢啓治の「三匹の蟻」が掲載されてます。

内容はというと巨悪打倒モノ悲劇でありきたりですが、主人公の妹が巨悪の現場を抑えるために持ってるテープレコーダーがめちゃくちゃカッコいいんです。

手の平サイズでオープンリール!当時こんな小さいオープンリールあったんですか? すでにカセットテープはあった時代じゃないかと思うんですが、ウォークマン登場まではかなり先という時代の描写です。
最近は数センチしかないシリコンオーディオばかりになってきて機械としての存在感がある携帯オーディオは少なくなったなと感じざるを得ませんが、それに比べてこのメカ感! オープンリール個所は駆動しなくてもいいので、こんなipodを作って欲しいです。
ちなみに僕はカセット時代のウォークマンを数台乗り換えた後にDATウォークマンを4台乗り換えて、世間がとっくにMP3再生がメインになってたころもCDとMDのまま、最終的にはリニアPCMレコーダへと移行してったというかなり偏りがあるプレイヤー暦をもっていますが、そういうダメな人からするとこのゴツいいかにもオープンリールな無骨なスタイルは是非所持してみたいという欲にかられます。ぶっちゃけこの大きさなら中のメカ部を外してシリコンオーディオ組み込むこともスピーカーを内蔵することもできますし。便利な世の中になったものです。
最近聞いた話で驚いたのは、カセットウォークマンを知らない人は「メタルテープ」はヘビメタ専用のテープで、テープレコーダの「メタルポジション」という切り替えスイッチはヘビーメタルを聞くときに使うものだと思ってた・・・という話。ずいぶん限定された用途しか使えないテープですねえ。
中野店 岩井