こんにちは、コンプレックスの菅原です。
今回ご紹介するのは去年主要キャラクターに声優がつき、しかもその声優さん達が楽曲を歌い、ミニドラマまで収録されたアルバムCDが出た150Pの『終焉ノ栞』です。
裏切者(キツネ)を探す終焉ゲームに巻き込まれた主人公達4人。
後ろ左からB子・D音・A弥・C太。アルファベットの記号なのは物語の主人公であると共に裏切り者でもあるかもしれないから…だと私は解釈しています。
ひとりひとりが別の時間軸(と私は推測する)で異なる都市伝説を遂行する物語で、こっくりさんからドッペルゲンガーまで。
誰もが聞いたことのあるような怪談系都市伝説が出てきます。
私の一番好きな曲『在来ヒーローズ』は4つの物語の紹介及び犯人に打ち勝って平和に暮らしていくというifの世界を表している曲でノベルでもコミックでも明確に書かれていません。
なので、各曲の好きなシーンをご紹介します。
『孤独ノ隠レンボ・完全犯罪ラブレター』
孤独ノ隠レンボで一番好きなシーンはこちら。
噂話を広める時、ここだけの話や絶対内緒だよと言って話し出すシーン。
内緒だと言われ、自分だけが知ってしまうと喋りたくなってしまう人の心情をよくわかっており自分の流した噂が広まることに楽しみを感じているからかとても悪巧みをしているような笑みを浮かべています。
完全犯罪ラブレターは現代版メリーさんの電話といったストーリーで電話が直接掛かってくるのではなく、Twitterにフォローした覚えのない鍵アカウントからリプライでメッセージが届
きます。
段々と増えていくメッセージ、どこか見られているような感覚。そして既視感。気が狂いそうになるC太。
一番好きなシーンはこちら。
このA弥はキツネであると思い込み早くキツネを始末して本物のA弥を助けなくちゃという思い込みからの行動。
その結果が独リ隠レンボのA弥のこちらに繋がります。
小説・漫画を読み進めていって初めて繋がっているのがわかった時は驚きで一杯でした。
また、C太のA弥への執着の仕方がなんとなく実は友愛ではないんじゃないか…なんて思ったりもしてます。
『ニセモノ注意報・猿真似椅子とりゲーム』
上記が薔薇ならこちらは百合です。
と、いっても完全なる一方通行で憧れが恋愛になった形の愛です。
よくある学園の人気者と地味で大人しくて目立たない子のお話。
みんなが、そして自分の憧れのB子を守るために自らニセモノになったD音と、世間を生き抜くために本音を隠してニセモノであり続けたB子。
どこか似ている二人が出逢ったのは必然だったのでしょう。
終焉の本によって起こった事件と届いた手紙、そして自分のニセモノ。日常ではありえない現象にB子の心は疲弊し平静を保てなくなる。
そんな彼女を安心させようと『何があっても私がB子ちゃんを守るから』と口にした後のD音の行動がこちら。
漫画版と小説版挿絵両方載せてみました。
漫画版では2巻にてその後のB子の心情が描かれており、小説だけでは追えなかった(想像するしかなかった)彼女が見えます。
このシーンはB子の物語終盤に恐怖心から救いを求めて咄嗟に発した名前がD音ではなかったことからD音が求めた完璧で誰もが羨むB子から逸脱したが故にキツネと判断されてしまいます。
ここまで紹介して、この作品何度か読み返したりしているのに未だにキツネが誰なのか私自身わかっていないことを再確認しました!
謎解き系苦手過ぎるのが悪いのです……。
この記事を読んで興味を持たれた方、この機会に読んでみて尚且つコンプレックスに足を運ぶ機会がございましたら私にキツネが誰かを教えてくださいませ…。
それまでには自分の中でこいつじゃないかと云々と推理をします。
ここまでご覧頂きましてありがとうございました。
(コンプレックス・菅原)
結城あみの先生の他作品はこちらから。
コンプレックス 菅原
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