こんにちは、松下です。だいぶ暑くなってきましたね。今回は自分の大好きな作家さんの
一人、石黒正数さんの作品を紹介したいと思います。
著者の石黒正数さんといえば、「それでも町は廻っている」「木曜日のフルット」など連
載中の作品で有名ですが、今回ご紹介するのは気軽にサクッと読める短編集です。
著者の石黒正数先生は藤子先生の影響を受けているので、作風に近い部分も感じます。藤
子先生といえば、ブラックユーモアの第一人者。
石黒先生もブラックな部分も含め、馬鹿げた話と心に残る作品、両方描けるのが魅力です
よね。
で、短編集の中からタイトルにもなっている短編漫画「Present for me」をご紹
介。
この漫画、女の子が偶然出会った動けなくなったロボットを直そうとする所から始まりま
す。
しかしどうにも直りません。すると、ある部品があったらと直るとロボットは言います。
どうやら部品はロボットの家にある模様。そうして二人は旅に出ます。
何とかたどり着き、女の子はロボットを直します。
女の子は友達が欲しいと告げます。
ロボットは友達ではなく、女の子にプレゼントを渡します。
・・・が、プレゼントを渡すとまた動けなくなります。
どうやら電池が切れた模様。
お気づきかと思いますが、この漫画、女の子は一切しゃべりません。ロボットが一人でし
ゃべり続ける事で動かなくなった時の喪失感が際立っています。
孤独感に苛まれていた女の子でですが、プレゼントを開けてみます。
中から出てきたのは・・・。
これを見つける所でこの話はおしまい。で、上の画像で紹介した「友達は自分で作るものだ
」のオチに繋がるわけです。石黒先生らしいユーモラスなオチです。流石です。
で、もう一つだけ大好きな作品を紹介したいです。
この「外天桜」、基本はサスペンスですが、今回紹介した短編に出てくるようなヒーロー
、ロボットなど散りばめられたブラックミステリーです。最後はあっ、と思わせるオチも
ありうまくまとめられている、石黒先生の集大成的な作品だと思っています。
こちらもよろしかったら手に取ってください。
以上です。是非読んでみてください~。
今回紹介した石黒正数先生の作品はこちら
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(コンプレックス/松下)
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