こんにちは、またもや野球題材の漫画紹介です。
シーズン始まってしばらく経ちましたが、今シーズンも面白いですね、プロ野球。
全体的に投高打低で、チームによって明暗くっきりですが、この時期ではまだ分からないですからね。
頑張れタイガース!
で今回ご紹介する漫画は、
中沢啓治 「広島カープ誕生物語」です。
中沢さんといえば、広島出身で被爆を経験し、戦争漫画の金字塔であるはだしのゲンの作者でもあります。
今回紹介するこの漫画も、この戦後すぐから始まります。
いきなりのハードな描写ですが、主人公の大地進は原爆で両親を亡くした孤児。かつて避難していた防空壕で飼い犬の
ゴンと共に生活しています。
この時代、基本、仕事はそんなに多いわけではなく、主人公はアメリカ兵と野球をして勝った褒美品を換金したり、豆
腐屋でバイトしたりして生計を立てています。
勿論主人公以外にも生活の為、必死に生きています。
その、生きる為のパワー、市民の生命力はすさまじく、この漫画を通してもヒシヒシと伝わってきます。
そんな時、朗報!広島にプロの野球球団が出来るという話が持ち上がります。
野球に自信のある主人公。夢である野球で生活していく為、
広島球団に入る為、テストを受けに行きます。
しかしながら
プロにはなれなかった主人公ですが、広島球団の為に力になる事を誓います。
市民球団であるカープには様々な問題があります。資金難もその中の一つ。
史実でも有名な「樽募金」です。
そうです、この物語では、主人公の進が史実のカープファンの総体、象徴とでも言うべきキャラクターであり、カープ
の歴史で起こった事件・騒動は、劇中では彼が主導して引き起こす形になっているのです。
そんな市民の熱狂的な支持を受け、物語は進み・・・ついに!
歓喜の時!
登場キャラクターを通して喜びが伝わってきます。
おめでとう、広島東洋カープ!!!
という所で、ご紹介はここまでです。
こんなに市民に愛された球団はやはりないのではないでしょうか。
市民の一人一人の生活、人生が一体となって盛り上げる広島という球団。素晴らしいです。
そしてやはり、昨年の優勝が思い起こされます。他の球団のファンの方も広島が嫌いな人が少ないのはこういった背景
もあるのかも知れません。
さて、今年もペナントレース中盤に差し掛かろうとしています。広島も中々好調ですし、交流戦もありますし、
楽しみです。
さあ、観戦しに行くぞ~!!
(コンプレックス松下)
今回ご紹介した漫画はこちら
他の中沢啓治さん作品はこちら
コンプレックス松下
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