いやいやいや、美味しんぼについては当コーナーでも何かと紹介してきましたが、すごいガイドブックが発売されましたね。
左のチンピラ然と黒スーツの山岡が立ってる方が「THE美味しん本 山岡士郎 究極の反骨LIFE編」で、右の政財界の大物と闘牛を足して2で割ったような怖いころの雄山がヌッとそびえてるのが「海原雄山 至高の極意編」です。何がイイって、両者ともいまの山岡と雄山ではなく、初期山岡と初期雄山でビシっと決めてるのが最高にイイですね!
この画像だと見えづらいですが、山岡の方は「日本の食通とたてまつられてる人間は滑稽だねえ!」などのアオるコマが。雄山のほうは「これを作ったのはだれだあっ!」「見ろ!手が汚れてしまった!!」といったドS画像がふんだんにバックに使われております。この「オレたち初期で攻めるから」というセンスがビンビン伝わってます。ちなみに山岡の方は「MAVERICK」(一匹狼)、雄山には「TYCOON」(大君)と、スゴい称号がついてる。狼と大君が親子って、この家系は曽祖父まで追っかける必要がありますよ。
この本は美味しんぼが休載していた時期から「のぼうの城」が連載していたころにスピリッツで連載してた特集記事が原本ですが、いやあ僕らファンにはたまらない出来栄えですね。いままでも「レシピ集」や「美味しんぼ塾」も買っちゃいましたが、今回も間違いなく買っちゃいますよこれは。
山岡編は怒りの山岡と雄山のエピソード、さらになんと富井副部長の人柄分析、京極万太郎特集、そして京極さんといえば、単行本未収録の
が初収録、とやりたい放題です。単行本未収録だった(とくにマズいことがあったわけではないのですが)この話は、京極さんの愛娘がカレシをつれてきて京極さん激怒、というぼくのような京極×岡星の同人、出たら絶対買うよ!というだめなヒトにはたまらないエピソードです。こんな大人気ない京極さんが。
怒る京極さんは滅多に出てきません。確か自動車会社の社長から「土地を売ってくれ」と言われて怒ったとき以来のはずです。
ほかにも雄山と山岡のキャラ紹介で、家系なのかこの口の悪さは・・・として
こんなシーンや、初期と後期の差で出てきたこんな
シーンで笑いどころが分かってる感ありますね。これがオフィシャルブックなんだからすばらしい!。
雄山編は美味しんぼの基本理念である「食でヒトに感動を」「食の安全を」にやや傾いた内容で、作中に登場する「京味」やすっぽんの「大市」など名店の紹介と、作中で出てきた名品・・・「ばいこう堂」の和三盆やヤマヒサの醤油などが取り上げられてます。「美味しんぼ塾」やレシピ本が好みだった人は雄山編、原典主義者は山岡編がそれぞれオススメですね。
今回うれしかったのは山岡編に収録されている「全話エピソード紹介」。どんな話が何巻に収録、というのが丸分かり。ぼくのように「六三郎でてきたスッポンのからあげって何巻に出てくるっけ」「アイスクリーム屋をスパイした中松警部が騒がれてコソコソ逃げるシーンって何巻だっけ」というダメ検索をよくする者には非常に役立つデータベースです!
ひとつだけ個人的に惜しいなと思ったのは、ゆう子に関しての記述があんまり多くなかったり、キャラクター・・・とくに岡星さんや大原社主、部長や中川などの脇役についてのキャラクターデータベースがなかったこと。いまの長編マンガのファンブックにはキャラ表は必須なんですが・・・ってリボーンや銀魂の集英社キャラブックと同列に語ること自体がちょっとおかしいような気もしますが、でもやっぱり続編が出てもいい気もするんですよ! ゆう子編が出ると三者揃い踏み、ってカンジで見栄えもいいと思うんですが、どうでしょうか小学館さん!
左のチンピラ然と黒スーツの山岡が立ってる方が「THE美味しん本 山岡士郎 究極の反骨LIFE編」で、右の政財界の大物と闘牛を足して2で割ったような怖いころの雄山がヌッとそびえてるのが「海原雄山 至高の極意編」です。何がイイって、両者ともいまの山岡と雄山ではなく、初期山岡と初期雄山でビシっと決めてるのが最高にイイですね!
この画像だと見えづらいですが、山岡の方は「日本の食通とたてまつられてる人間は滑稽だねえ!」などのアオるコマが。雄山のほうは「これを作ったのはだれだあっ!」「見ろ!手が汚れてしまった!!」といったドS画像がふんだんにバックに使われております。この「オレたち初期で攻めるから」というセンスがビンビン伝わってます。ちなみに山岡の方は「MAVERICK」(一匹狼)、雄山には「TYCOON」(大君)と、スゴい称号がついてる。狼と大君が親子って、この家系は曽祖父まで追っかける必要がありますよ。
この本は美味しんぼが休載していた時期から「のぼうの城」が連載していたころにスピリッツで連載してた特集記事が原本ですが、いやあ僕らファンにはたまらない出来栄えですね。いままでも「レシピ集」や「美味しんぼ塾」も買っちゃいましたが、今回も間違いなく買っちゃいますよこれは。
山岡編は怒りの山岡と雄山のエピソード、さらになんと富井副部長の人柄分析、京極万太郎特集、そして京極さんといえば、単行本未収録の
が初収録、とやりたい放題です。単行本未収録だった(とくにマズいことがあったわけではないのですが)この話は、京極さんの愛娘がカレシをつれてきて京極さん激怒、というぼくのような京極×岡星の同人、出たら絶対買うよ!というだめなヒトにはたまらないエピソードです。こんな大人気ない京極さんが。
怒る京極さんは滅多に出てきません。確か自動車会社の社長から「土地を売ってくれ」と言われて怒ったとき以来のはずです。
ほかにも雄山と山岡のキャラ紹介で、家系なのかこの口の悪さは・・・として
こんなシーンや、初期と後期の差で出てきたこんな
シーンで笑いどころが分かってる感ありますね。これがオフィシャルブックなんだからすばらしい!。
雄山編は美味しんぼの基本理念である「食でヒトに感動を」「食の安全を」にやや傾いた内容で、作中に登場する「京味」やすっぽんの「大市」など名店の紹介と、作中で出てきた名品・・・「ばいこう堂」の和三盆やヤマヒサの醤油などが取り上げられてます。「美味しんぼ塾」やレシピ本が好みだった人は雄山編、原典主義者は山岡編がそれぞれオススメですね。
今回うれしかったのは山岡編に収録されている「全話エピソード紹介」。どんな話が何巻に収録、というのが丸分かり。ぼくのように「六三郎でてきたスッポンのからあげって何巻に出てくるっけ」「アイスクリーム屋をスパイした中松警部が騒がれてコソコソ逃げるシーンって何巻だっけ」というダメ検索をよくする者には非常に役立つデータベースです!
ひとつだけ個人的に惜しいなと思ったのは、ゆう子に関しての記述があんまり多くなかったり、キャラクター・・・とくに岡星さんや大原社主、部長や中川などの脇役についてのキャラクターデータベースがなかったこと。いまの長編マンガのファンブックにはキャラ表は必須なんですが・・・ってリボーンや銀魂の集英社キャラブックと同列に語ること自体がちょっとおかしいような気もしますが、でもやっぱり続編が出てもいい気もするんですよ! ゆう子編が出ると三者揃い踏み、ってカンジで見栄えもいいと思うんですが、どうでしょうか小学館さん!
中野店 岩井