ひょっとしたら知らない方もいるかもなので一応ですが、ここのブログを描いてる中の人は男です。しかしいまキャバ嬢に憧れております。女だったらキャバ嬢になりたかったな。
連載時から読んでましたが、キャバ嬢成り上がりストーリー「舞姫~ディーヴァ~」のどうぶつ奇想天外っぷりはやはり素晴らしく、読んでるとこりゃキャバ嬢になりたくなるのも当然。目指すべきと、性別を超越して思うようになるのです。小中学生の憧れの職業にキャバ嬢が入るようになった・・・なんて情報を半ばアキレ顔で知った方も多いと思いますが、舞姫読んだらそんなアキレ顔の諸氏も納得間違いなしです。
なんでかというとやはりショーの素晴らしさです。キャバクラにはショータイムがある(と倉科遼先生はいっています)そうなんですが、そのショータイムこそがキャバ嬢の華でありもっとも輝ける場、指名ナンバーワンの女性の見せ場なのだそうです。
ここで目立とう、ここで華を出そうとキャバ嬢は必死。もちろん誰よりも目立ちたいし誰よりもきれいに見られたい。そのためにはヒトを蹴落とすのは当然です。
主人公は父親のキャバクラをIT成金に乗っ取られ、その復讐のためにキャバクラ界でなりあがろうとする娘・舞。バレエとヒップホップのおかげでダンスは上手いがお嬢様なんでオクテで処女。もうこの時点でツッコミどころだらけな設定です。そんな舞が指名客をバンバンとってやっとステージに立つ権利を与えられる。しかし舞の味方であるオーナーは不安げ。敵対する派閥のキャバ嬢たちが何するかわからん、というわけです。
さあショーが始まった!
ぼくキャバクラのショーって見たことがないんですが、こんなカンジなんですか!? ゴージャスなのか、これは? 島国ニッポンの想像限界のショービズ、そして和風ハリウッド&ラスベガス。みんなどこの店で買うのか分からない奇抜な衣装を着てヒラヒラと、時にはジャズダンスみたいにと踊りまくる。なんか悪夢のようです。
そうここは女の戦場。踊りつつも足を引っ掛けたり腕を掴んだりと妨害しまくり。ファウルしまくり。サッカー選手のようですね。舞も足を引っ掛けられるが、
それに対し客は同情するどころか罵声を浴びせ掛ける。「踊れないなら帰れ帰れ!!」・・・ここは本当に歌舞伎町イチの高級店なのか!? そしてライバル派閥のキャバ嬢をこうやって称えるのです。
「それに比べて観月は最高!! ビューティフル~~~!!」。僕は知らないのですが、ショーやってる時ってこんなに盛んに声かけないといけないのでしょうか?
そうこうしているとまたライバル派閥の取り巻きが攻撃を。

4人同時攻撃を3人の連携でガード。すごい空中戦です、ショーやりつつ攻撃したりかわしたり揚げ足取ったり、客はキャッキャいいながらも「最高!!」だの「真っ央ちゃ~ん!!」などと叫ぶ。日本のキャバクラはすごいことになってますね。これが高級店だというのだから、リーズナブルなキャバクラではどんな凄まじい白兵戦が行われてるのか。ここが日本のソマリアですよ。
で、攻撃に失敗した人気キャバ嬢でも客たちは罵声を平気で浴びせる。

「どうした真央!?」「新顔の4人に負けてるぞ!!」。倒れた女をかばうでも助けるでもなく負けてるぞと暗に攻撃を示唆。とにかく客たちは思ったことをすぐ口に出し思いやりが全くありません。主人公もなんでこんなすさんだ店で一旗あげよう、などと思ったのか。
こんな描写が山盛りで、特に主人公が処女を失ってからストリートダンス時代の仲間が「もうおまえ処女じゃねえのかよ!!」「ふざけるなよ!」と怒る珍シーンも登場。自分が読んでるのがキャバ嬢という夜の世界をテーマにしてるとは思えない発言です。ほかのキャバ嬢は「こうなったら枕営業で特攻だよ!」とかいってるのに・・・。
「夜王」ほど狂ってませんが、すさみと楽天さとグダグダと珍発想が混ざった夜の世界のカンジはやっぱり倉科ワールド全開です。
しかし絵の人も前作は80年代トーキョーの青年たちの青春を描いた作品描いてたのに、次はもう倉科原作でキャバマンガ、ってどういう心境だったんだろう。このマンガの主人公舞も処女失った後はヤクザの女になって出所を待つ、って処女からヤクザの情婦へと黒くてスピーディな展開になってましたが、それを人生で行ってる気がします。
連載時から読んでましたが、キャバ嬢成り上がりストーリー「舞姫~ディーヴァ~」のどうぶつ奇想天外っぷりはやはり素晴らしく、読んでるとこりゃキャバ嬢になりたくなるのも当然。目指すべきと、性別を超越して思うようになるのです。小中学生の憧れの職業にキャバ嬢が入るようになった・・・なんて情報を半ばアキレ顔で知った方も多いと思いますが、舞姫読んだらそんなアキレ顔の諸氏も納得間違いなしです。
なんでかというとやはりショーの素晴らしさです。キャバクラにはショータイムがある(と倉科遼先生はいっています)そうなんですが、そのショータイムこそがキャバ嬢の華でありもっとも輝ける場、指名ナンバーワンの女性の見せ場なのだそうです。

ここで目立とう、ここで華を出そうとキャバ嬢は必死。もちろん誰よりも目立ちたいし誰よりもきれいに見られたい。そのためにはヒトを蹴落とすのは当然です。
主人公は父親のキャバクラをIT成金に乗っ取られ、その復讐のためにキャバクラ界でなりあがろうとする娘・舞。バレエとヒップホップのおかげでダンスは上手いがお嬢様なんでオクテで処女。もうこの時点でツッコミどころだらけな設定です。そんな舞が指名客をバンバンとってやっとステージに立つ権利を与えられる。しかし舞の味方であるオーナーは不安げ。敵対する派閥のキャバ嬢たちが何するかわからん、というわけです。

さあショーが始まった!

ぼくキャバクラのショーって見たことがないんですが、こんなカンジなんですか!? ゴージャスなのか、これは? 島国ニッポンの想像限界のショービズ、そして和風ハリウッド&ラスベガス。みんなどこの店で買うのか分からない奇抜な衣装を着てヒラヒラと、時にはジャズダンスみたいにと踊りまくる。なんか悪夢のようです。
そうここは女の戦場。踊りつつも足を引っ掛けたり腕を掴んだりと妨害しまくり。ファウルしまくり。サッカー選手のようですね。舞も足を引っ掛けられるが、

それに対し客は同情するどころか罵声を浴びせ掛ける。「踊れないなら帰れ帰れ!!」・・・ここは本当に歌舞伎町イチの高級店なのか!? そしてライバル派閥のキャバ嬢をこうやって称えるのです。

「それに比べて観月は最高!! ビューティフル~~~!!」。僕は知らないのですが、ショーやってる時ってこんなに盛んに声かけないといけないのでしょうか?
そうこうしているとまたライバル派閥の取り巻きが攻撃を。

4人同時攻撃を3人の連携でガード。すごい空中戦です、ショーやりつつ攻撃したりかわしたり揚げ足取ったり、客はキャッキャいいながらも「最高!!」だの「真っ央ちゃ~ん!!」などと叫ぶ。日本のキャバクラはすごいことになってますね。これが高級店だというのだから、リーズナブルなキャバクラではどんな凄まじい白兵戦が行われてるのか。ここが日本のソマリアですよ。
で、攻撃に失敗した人気キャバ嬢でも客たちは罵声を平気で浴びせる。

「どうした真央!?」「新顔の4人に負けてるぞ!!」。倒れた女をかばうでも助けるでもなく負けてるぞと暗に攻撃を示唆。とにかく客たちは思ったことをすぐ口に出し思いやりが全くありません。主人公もなんでこんなすさんだ店で一旗あげよう、などと思ったのか。
こんな描写が山盛りで、特に主人公が処女を失ってからストリートダンス時代の仲間が「もうおまえ処女じゃねえのかよ!!」「ふざけるなよ!」と怒る珍シーンも登場。自分が読んでるのがキャバ嬢という夜の世界をテーマにしてるとは思えない発言です。ほかのキャバ嬢は「こうなったら枕営業で特攻だよ!」とかいってるのに・・・。
「夜王」ほど狂ってませんが、すさみと楽天さとグダグダと珍発想が混ざった夜の世界のカンジはやっぱり倉科ワールド全開です。
しかし絵の人も前作は80年代トーキョーの青年たちの青春を描いた作品描いてたのに、次はもう倉科原作でキャバマンガ、ってどういう心境だったんだろう。このマンガの主人公舞も処女失った後はヤクザの女になって出所を待つ、って処女からヤクザの情婦へと黒くてスピーディな展開になってましたが、それを人生で行ってる気がします。
中野店 岩井