こんにちは。
私には少々性格のはっちゃけた妹がいるのですが
その妹が数年前いきなり英語(と言いますか…以下自粛)に目覚め
メールはびっくりするほどのルー(大柴)語に変化、
米軍基地を「ベース」と呼びだし
LINEのアイコンにはボブサップ似の人とのツーショット…
彼女は一体どうなるのかと思っていたらついに会社を辞め英語留学、
そして今、フィリピンのセブ島というところに移住してしまいました。
私など死ぬまで日本国内から一歩も出たくないと考えているヤツです。
夜中の4時に1人で外を歩いていてもほぼ大丈夫な日本は最高です。
そして私は考えました…
もし妹が犯罪者になって
海外の刑務所に収監されたらどうしよう!(私のイメージ=ジョジョのストーンオーシャン)
海外生活で何か犯罪に巻き込まれるとしたら
薬物が1番怪しく近付いてくるのでは?
海外では薬物は重罪…
アース・スター エンターテイメント 田代まさし/北村ヂン「マーシーの薬物リハビリ日記」
それで考え付いたのがこちらの作品。
妹が読書しているところなど1度も見たことないけれど
これなら読んでもらえそうだと。
若い方は知らないかも知れないですが
作者の田代さんは昔あの志村けんさんとバラエティー番組で競演していて
すごく人気のあった方なんです。
我が家は全員集合・ドリフ大爆笑→バカ殿様・加トちゃんケンちゃん→だいじょうぶだぁとくまなく見ていたため志村けん・田代さん(マーシー)と言えば
ある意味養分になっているくらいの存在…
漫画は北村ヂンさんという方が描かれており「コミックエッセイ」の形式となっています。
まずは薬物に手をだしたきっかけ。元々不良でシンナー等を吸っていたマーシーはシャネルズ時代に1度シャブ(覚醒剤)に手を出していた、という告白をわりとサラっとしてしまっています。(個人的にはこれに1番ビックリしました)
覚醒剤を使い続けてしまう理由を詳細解説。「トリップするためじゃなくちゃんとするために覚醒剤を使っちゃう 真面目な人ほど覚醒剤にハマリやすいなんていわれるのはこういうことなんですよね」の言葉が重いです。ものすごく分かり易いです。
そして失うものの大きさ…
こうなってしまうから、1度でも手を出してはいけない。
この本を読むと、快楽の副作用は怖くない=自己責任だからやりたい人、やっても良くね?
のような考え方(それは私の事ですが…)が改心させられ、渇を入れられます。
人を心配してこの本を読め!薬物やるな!と言っているのに矛盾していますが
私は目の前に薬物だされたらやらないでいる自信は無い
と思っているような人間でした。
何故なら学生時代は幻冬舎文庫、宝島社文庫がお友達で薬物、風俗、ヤクザの話が大好き、
覚醒剤が登場する漫画で印象的なのは
野望の王国の柿崎がすごい顔で覚醒剤打ちながら逃げるシーン←これに勝る逃亡シーンはなかなかないかと
自分が今まで薬物と縁無く居られたのは単に幸運だったからなのではないかと思っています。
ただ…想像するんだ!
会社もクビになりお金もなくなり親のお金で病院に通い
世間的にも犯罪者となる自分を…
娘が犯罪者になったらあの世の父がどんなに嘆くか…
警察官の親戚(良い人)にも影響が???
止めておこう!!!
それまで薬物に対してモヤッとした考えを持っていた私にこの本は
「だから止めておこう」という結論をもたらしてくれました。
これは凄いことだと思います。
マーシーの説明は簡潔で分かり易いので頭にすっと入ってきますし、
それが何より説得力につながっています。
薬物とは人と一緒に生きていくために手を出してはいけないもの…そう思います。
マーシーの薬物体験の他に刑務所での出来事、出所後、重ねていく逮捕歴、
そしてダルク(薬物依存症の回復施設)で働く現在の状況まで。2015年の発行です。
※妹は読んでくれましたが「高校時代の友達がやっていたのを見てきたし、私は全く興味がないよ!あと、フィリピンの大統領が変わって大麻でも死刑になったから、やらないよ」と言われました…
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