有名犯罪者との塀の中での話がさらっと出てくる「ほんゆ」の漫画

こんにちは。アウトロー大好きっ子です。

基本的に犯罪とかクスリとか風俗とかヤクザ（の話）が大好きなのでこれ系のはさんざん読んでるしもう良いかな～とも思ったのですが漫画であると言う事と「女子刑務所」というのが珍しいので買ってみることに...

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竹書房　東條さち子/今は普通の主婦　女子刑務所へ入っていました　2018年3月発行

最初うっかりして東條さち子さんが刑務所に入っていたのかと思ってしまい「いつ？？？」と時期を気にしてしまったのですがそうではなく有印私文書偽造と詐欺罪で二度の懲役のべ5年をくらっていたペンネーム「今は普通の主婦」さんの体験をコミックエッセイ化したものなのでした。

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もくじです。

第1章　女子刑務所の暮らし 第2章　強烈な女囚たち 第3章　女子刑務所の心霊話

実は私は帯の「子殺しの母親には壮絶いじめの制裁」に1番惹かれて本を購入したのですが（ゲスくてすみません）あろうことかどこを探してもこの内容は載っていないんです。（子どもを殺した母親が子どもの霊に取り憑かれる話は載っていますがそれではないと思います...）これはかなり文句を言いたいです。しかしそれを補ってあまりあるというかなんと有名犯罪者（殺人後に整形して顔を変えながら逃亡し時効寸前で捕まった人とお祭りで食べるカレーに毒を入れて何人も殺害した人）と房が一緒だったりお世話係（こんな制度あるの？？？）になったりした事でのエピソードが唐突に出てくるんです。（「今は普通の主婦」さんは和歌山刑務所に居たようです）　これをこそ帯に書けよ!!!　と思ったんですが色々事情があるのでしょうか...

整形逃亡者の福田某さんとのエピソード

逮捕時と同じ髪型ですね...

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女子刑務所の暮らしの一面が紹介される中で絶対に捕まらない生活をしなくては！と思ったのがこちら...下着は使い古しのを共有で使うというもので（ギャー！！！）お金で購入もできるのですが、新しいものが届くまで1か月かかるとのこと。私はこれを着なくてはならないくらいなら全裸で居る方がマシです～　相部屋ではトイレも共同のものが１つのためトイレに行くにも今から出す予定のモノが大なのか小なのかをいちいちみんなの前で申告して大の場合はまず小を済ませたい人がいないのかどうかを確認してからとかお風呂は週2で1回15分とか読んでるだけでも気が狂いそうになってきます。

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「今は普通の主婦」さんは霊感が強いようで後半は霊の話に特化しているといいますか、本当にあった愉快な話（ほんゆ）というより「ほん怖」のようになっています。拘置所で同時期に入ってきた人がクスリ以外にも殺人をしていてその殺された霊が見えた事を本人に伝え（警察には話していなかった）余罪を吐かせたりとそういった活躍話や（この辺りは正直胡散く...もごもご）いろんな人に憑いている「黒いもの」の話や「生き霊」の話まで。負のものが集まる刑務所にはダークな霊がウヨウヨらしいです。ちょっとした心霊スポットなのではないでしょうか？？？

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「衣食住」の自由が無くしかも黒いものがぐるぐるうごめいている塀の中。「刑務所だから」と言われればそうかも知れません。ザ「ほんゆ」の絵柄でポテチ食べながら読める漫画でもあります。しかし読後のぐったり感は何なのでしょう。梅雨時のじめじめした夕暮れあたりに読めば鬱度100％に陥ってしまう事は言うまでもありません。

東條さち子さんの作品はこちら

中野店 わき

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