今年も残り少なくなってまいりました。
このブログも長く続いたものです。
年末に「浮浪雲」を紹介してからずいぶん月日が流れましたネ。
今回の年末年始は「浮浪雲」なしと思うと寂しいものです...。
そんなオリジナルですが、まだ「黄昏流星群」がある!!
オムニバス形式の大人(シニア)の恋愛劇。
特徴ある熟女が次々登場し、全員プレゼントで「熟女オール下着トランプ」なんてものも出ていました...。
以前にもおはぎのセルフパロディをご紹介させて頂きましたが、今年発行の単行本内のベストストーリーはこちら!
星田一夫さんの幸福/黄昏流星群 第54巻収録
冒頭は美人の奥さんがいる冴えない男が妻に冷遇され不倫に走る、「黄昏流星群」あるあるな話かと思いました。
しかし途中から、どうにも様子がおかしい。
女性の表情に変化がなく生気が全くなく、口も常に半開き。
そう、彼女はダッチワイフだったのです。
60歳近い星田さんはダッチワイフのリカと出会い、人生で最も幸福な時間を過ごしていました。
毎日家で帰りを待ち、話もおとなしく聞いてくれ、更には夜の営みも面倒をみてくれる。
そんな生活に「生きていてよかった」と心から思う星田さん。
非情の癌宣告。
しかし、人生の終わりは幸せに過ごせた、と未練なく治療を断ります。
その後、リカを初めて外へ連れ出し思い出づくりに一緒に海を見に行くのですが、ここで最悪の事態が彼を襲います。
3人の不良グループに目をつけられ...
最愛のリカは燃やされ、本人は全治6ヶ月の重傷。
リカは見るも無残な姿になってしまいました。
生きる気力を失ってしまった星田さんを見て、何とか元気づけてやりたいと思う同僚たち。
同じ型のダッチワイフはもう廃盤になっており、入手することはできませんでしたが...。
同僚たちの熱い気持ち、そして星田さんの純愛が奇跡を起こします。
...と、ここから先は実際に読んでみてからのお楽しみとしましょう。
星田さんの身にこの後何が起こるのか、それはご自身の目でお確かめください。
黄昏流星群では性別や時には種族を超えた愛の物語が展開されています。
どこからでも読めるので、気になる表題から選んでみても良いでしょう。
あなたも黄昏に煌めく流星になりませんか?
黄昏流星群はこちらからお求め頂けます。
中野店 臼井
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