アクションコミックス(双葉社)
「新生活読本 魔術師」西岸良平
西岸良平と言えば映画化もされた「三丁目の夕日」や「鎌倉ものがたり」を代表する哀愁溢れる作品の多くを書かれる漫画家として多く認知されていて、
それこそ店舗にご来店されるお客さまで言えば、目の肥えた方からも特に熱い支持があるとスタッフ共々重々承知しております。
分かってます。分かっております。ですがですね…
読み切りやその他の作品群もSFやバイオレンス等、少々血なまぐさい事が描かれていて、
それが「西岸良平」という画で展開されるのですから、「こりゃーたまらん!」ってーのが沢山あるんですよ!
という事で、特にオススメ表紙コレクションを貼っていきます。
こういうジャケットには目が無いんですよ私。
表紙はホラーから「日野日出志」&「ひばり書房」(白川まり奈?)テイストも入りつつ、不条理よりもハッピーエンドが多く、
学生運動やホームレスや印刷所等、昭和的な物も取り入れつつSFと半々といった感じで郷愁だけじゃなく、科学や哲学を元にした話が多く収録されています。
画像最後の「春夜怪」は「主人公もしくは人間だけが知らなかった」系作品の中でもかなり密度の濃い16P。
地球人に変装し、地球を侵略しようとしに来た宇宙人が人間や猫を殺すが実は…という話。
「犬は人間の最良の友である」という言葉はあるにせよ、西岸先生にとって猫はまた特別な存在なのだと再確認出来る作品でもあります。
単行本が最初に発売されたのが1991年。今から25年前です。
映画VSシリーズというのをご存知でしょうか?有名な作品だと「エイリアンVSプレデター」とか「フレディVSジェイソン」等、
主役級同士でガチンコバトル!みたいのが売りで何年か前に流行っていたシリーズなんですが、
つい先日公開された「バットマンVSスーパーマン」のダークサイドについて題材とした作品も先生は書かれています。
(余談ですが、VSシリーズの最高傑作は「プレスリーVSミイラ男」なんですよね結局)
それが「ジキル博士とホンダ氏」
元ネタタイトルは完全に映画のアレなんでしょうが、それが主人公はまさかのスーパーマンだったとは。
西岸先生の二面性に対する解釈が怖すぎます。
「ジキル博士とホンダ氏」もそうですが、
映画が娯楽だった時代で権利にあまり五月蠅くない時代とは言え、これは…
ポスター欲しいです!
今後もちょこちょこと「西岸良平」作品は紹介していくはずです多分。
(ウルトラマンな仮面ライダーとか)
「新生活読本 魔術師」→
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西岸良平作品→
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(担当:小泉)
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