ゾンビ成分注入の為に「OF THE DEAD」関連の書物、動画を食い漁る皆様、お久しぶりです。
(Netflixの「サンタ・クラリータ・ダイエット」シーズン2を待ち焦がれている)小泉です。
「こころ オブ・ザ・デッド-スーパー漱石大戦-」
発行:アース・スターエンターテイメント
原作:夏目漱石 アメイジング翻案:架神恭介 漫画:目黒三吉
WEBコミックとしてもここから読めます→http://comic-earthstar.jp/detail/kokoro/
(3/23現在 1話と6話以降のみ)
夏目漱石の小説「こころ」を下敷きとして夏目漱石作品のありとあらゆる登場人物を回収し、
リサイクルした後にゾンビ世界へ突き落すという、原作者(夏目漱石)からのゲンコツもんの所業をさらりと再現。
(オールスター文豪大戦の「文豪ストレイドックス」の原作者が帯で語る通り、
「これが、これこそがありえたかもしれないもうひとつのストレイドッグスであるー!!」と帯。)
「こころ」を読んだ事を無い人などは勿論いないとは思いますが、簡単に超簡単に糞簡単に説明します。
2人の男が1人の女性を愛してしまった時、女性を選ぶか、それとももう一方へ譲る道を選ぶか、
その時の自分は何を考え、相手は何を考えているでしょうか…と読む者へ投げかける作品です。
BL視点や、物語の終わり(ネタバレ防止の為、ご自身でご確認ください)その後について今現在でも論争が巻き起こっている傑作であります。
「こころ」は私(わたくし、という登場人物)が鎌倉由比ヶ浜に来ていた「先生」と出会う1章(とする)。
私の父が危篤に駆け付けるも「先生」から遺書である手紙が届き汽車に飛び乗る2章(とする)。
3章目(とする)。
「先生」の手紙には過去に起こった事が書かれており、漫画はこちらを下敷きに展開されます。
先生→左
K→右
お嬢さん→右下
奥さん→その隣
この後、お嬢さんはゾンビに嚙まれてしまい「私」と「K」が研究所へ薬を求め向かうのですが、
お約束の様に確実な情報も無いまま「あるだろう」という希望を持って進んでいく道中での
絶望へ変わる登場人物の表情が堪らないですね(ゲス)
私自身、特に思い入れというか根深いのは
「坊ちゃん」
(こちらは角川文庫クラシックスより。カバーは、わたせせいぞう先生)
坊ちゃんが登場してからが(俺の中で)本番です。
(坊ちゃんVS赤シャツ 裏表紙より)
ナックル使いの近距離パワータイプ。
戦闘力が高く真っ直ぐで愚直さももちろん継承されています。
告白します。ここからが懺悔大戦です。
事実、幼い時に読んだ「坊ちゃん」って結局何が言いたかったのか分からず、坊ちゃんが良い人間だと思えず、
生徒も他の先生もヒロインもほったらかしにして、愛媛の悪口を言い(この漫画を描いている目黒三吉の出身も愛媛)、
「みかん」と「うどん」しかない不浄の地と決めつけ去るという人物に、何も得るものなど無いと思っていたのです。
幼少より、たくさんの娯楽の中に埋もれていた「坊ちゃん」への思いが呼び起されました。
小泉少年は教科書や図書館で夏目漱石の作者紹介で「代表作坊ちゃん」を見るたびに
「こんな物はバンドマンが忘れられないために出したCDシングルの様な物だ」という
最低極まりない暴言を平気で口にしていたのです…。
あああ。
タイムスリップして「20年後位には大変な事(ブログとして向き合う事)になるからちゃんとしっ!」
と説教しなければなるまい。
すいませんでした!
他、一巻には「門」「吾輩は猫である」まで練りこまれていて、
明治精神崩壊の序曲を!と紫溟吟社の総師(!?)として夏目漱石らしき人物も…
まぁ、何にせよ夏目漱石ワールド入門編としておススメです。
その後に改めて原作も読んで頂ければ私の供養の御供に。
・・・
・・・
・・・ゾンビ描写が少ないだと?主人公達の事、あんまり説明していないだと?
人間様の汚い「こころ」の在り方こそ、ゾンビアポカリプスそのものだろうが!!
こころ オブ・ザ・デッド-スーパー漱石大戦-→http://u0u0.net/CtUX 文豪ストレイドッグス→http://u0u0.net/CtUL OF THE DEAD関連→http://u0u0.net/CtX7 (担当:小泉)
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