今回このブログを書くにあたってとある日の閉店後、ふと「次のブログのネタ何にしようかなぁ」と
呟いたところ、後輩のECDこと(←呼ばれてない)石田が「これなんかどうですか?」とおもむろに棚から取り出したのがこの一冊。
音井れこ丸『おじさんとマシュマロ』(一迅社)
石田曰く「おじさんが若い女の子に狙われる話なんですよ〜」
そんな漫画を勧めてくるということで彼が僕をおじさん扱いしている事がよく分かったのと同時にこれは彼なりの、
心身名実共にリアルおじさんである僕に対するエールだと受け止めた次第。
そう思ってみて見てみると“おじさん”のこの絵も自分に似ているな・・・。
こんな人物を中野店で見かけたらそれは私です、たぶん。いや、違うか。
何よりもおじさんが「狙う」側でなく「狙われる」側??
これを読めば僕も若い女子から狙われるようになるのか!と完全なる勘違いと共にページを開くのであった。
中年サラリーマン・日下(ヒゲ)さんはマシュマロ(銘柄は「食べっこマシュマロ」のみ)が大好きで、彼に思いを寄せる
後輩OL・若林はことあるごとにマシュマロをネタに接触を図る。
なるほど、タイトルの意味が1ページ目で理解出来た。しかしそれだけでずーっとはさすがにもたないだろう・・・。
と思っていたらちゃんとコンセプトを維持し続けるのである。これがスゴイ。
「マシュマロ」と「若林の猛アタック」、1ページのショートでありながらこの根幹が揺るがない。
若林さん、普段はOLでありながら化粧っ気もなく、日下さんにも「〜っす」という口調で話し、昔から告ってきた男を
なぜか暴力で退けるなど女子力のカケラもない“男おんな”だったのが、学生時代に偶然日下さんに遭遇したことをきっかけに
彼に心を奪われ、遂には同じ会社に就職までしてしまう一途さ。もはやストーカーです。
それだけに日下さんに対してはものすごく積極的で、なんとかして肉体関係に持ち込もうとする。
そのために日頃基礎体温を記録しているほど。
恰幅のいい日下さんと絡む(性的含む)ために体格で負けないよう格闘技を習ったり、謎の自主練に励む若林。
ただの性欲ではなく「子づくり」というワードを何度も出しているので、きっと女としての本能が日下さんを欲しているのでしょう。
高田延彦と結婚した時に向井亜紀が残した「彼の遺伝子を残さなくてはいけないと思いました」というコメントが想起されます。
それに対して、こんな夢のような状況に置かれた日下さんは“鈍感力”を思う存分発揮しまくりで、そんな若林の気持ちなど全く分かってない。
マシュマロを通じた仲の良い後輩程度にしか思っておらず、仕方なく化粧をした若林を別人だと思う始末。
よしんば恋愛感情などなくてもこんなシチュエーション、おっさんにとってはこれといってないキラーパスでしょうが!
どう考えてもこれAVの“イントロ”部分です。そう思ったらとたんに日下さんが吉村卓ちゃんに見えてきたよ!
淫語もたくさん。
それでもマシュマロがあれば人生オッケーな日下さん、なんとさらに別の女子からも好かれます。
こちらも偶然の出会いがきっかけ。
しかも今度は巨乳ちゃん!フツーは「こっちのマシュマロ」に即決してしまいそうですが日下さんはそっちには目もくれず
リアルマシュマロに夢中な様子。
ライバル出現に若林は?他にも日下さんとの関係をよく思っていない若林弟も絡んできたりとラブコメとして展開しつつ、
マシュマロも忘れない。
元々画像投稿サイトpixivで連載されていたということで、数多あるネット系コミックに対してある種の警戒心を持つ自分でも
楽しく読み進められましたよ、奥さん!
単行本が現在3巻まで出ていて、アニメ化もされているので面白さと人気のほどが伺えます。
どーですか、お客さんッ!!
結論。なぜ日下さんがあそこまでモテるのか、自分に反映出来うる要素は見つけられませんでした。
(担当:清水)
『おじさんとマシュマロ』はこちら
中野店 清水
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