突然ですが最近ゲーム版の「13日の金曜日」をプレイしていて、自分の中でのジェイソン情報に間違いがあり過ぎた事に驚きました。
(映画のネタバレをしたくない方はここからご遠慮下さい)
そもそも自分の思っていたジェイソンは
「斧を使ってホッケーマスクの大男がキャンプ場に来る」だったのですが
そもそも1作目の犯人はお母さんで、ジェイソンは子供としてしか出てこない。
2作目では麻布を被った大男が出てきてホッケーマスクは被っていない
作品によって武器も様々
電ノコは使ってない(「悪魔のいけにえ」のレザーマスクと勘違いしているというのも最近知りました)
ジェイソンの勘違いトップ3に入るであろう電ノコ。しかし、何故か自分は斧とずっと思っていました。
理由が分からずにいたのですが、最近になってこれのせいだと理解しました。
文庫版「金田一少年の事件簿」6巻悲恋湖伝説殺人事件
文庫版は1巻ごとで事件が解決するので、あえてこちらをご紹介しました。
この事件の殺人犯こそジェイソンなのです。
正確には映画のキャラ・ジェイソンの格好をした殺人犯による事件が昔あり、その事件に似た殺人事件が再び起こる話です。
こちらのオリジナルは顔がズタズタにされている事。
これだけで色々な可能性を考えてしまうのが推理物の醍醐味ですよね。
そして、久々に読み直したら当時では思わなかった、徹底して矛盾を潰した細密な構成に感嘆していました。
全員の行動理由に矛盾が無く、目撃情報や損傷箇所、警察側の判断や犯行動機...
緻密なんですよ。
子供の頃は「犯人この人っぽいな」ぐらいで読んでいましたが、大人になって読み直すとちゃんと理由が組み込まれている。
頭からしっかりと伏線がまっていつつ、1話ごとに引き込む展開も忘れない。
えらそうないい方かもしれないけれど、推理物の基礎がしっかり詰まっているんですよ。
事件の結末についてはあえて伏せさせて頂きます。
脳内ではアニメ版の自供した時のBGMが流れて「あぁ、この流れだ懐かしい」と熱中しておりました。
大人にこそ読み直して欲しい作品。
ドラマ版でしか知らなかった方へも是非、1度はこの世界を楽しんでいただきたいです。
ただし、時代の流れに妙に切なくなる事もあります。
ポケベルの数字を使ったトリックや洋服や髪型もビデオカメラも今と違います。思えば今は電話線を切られても音信不通にならないんですよね。
一番私がダメージをくらった金田一君の発言は「消費税が導入されたのは2年前だ!」です。
(ちなみに、現行シリーズでは現代設定も現行なのでSNSを使ったトリックも出てきます)
時の流れを感じつつ、読み直したい1作。
文庫版で気になる事件を引き抜いてみるのも楽しいですよ。
以上、ご紹介は宇都宮店のタキタでした。
宇都宮店 滝田
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